作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

中高一貫校入試の作文 ~採点者は、ココを見ます!~

2009-07-08 | 作文
(1)読解力

 文章や資料を元に意見を書くような試験の場合、まず、その文章や資料を的確に読み取っているかどうかが重視されます。普段から、さまざまなテーマの文章に親しんでおくことはもちろんですが、グラフ等の資料から何が読み取れるかを考える練習をしておくことも必要です。

(2)構成力

 構成を意識して書かれた作文は、わかりやすく、採点者に好印象を与えることができます。また、論理的思考ができると判断されます。普段から筋道を立てて考えるくせをつけ、構成を意識して書く技術を習得しておきましょう。

(3)常識

 採点者の目にとまるようにと、突飛な意見や感想を書く必要はありません。学校側が求めているのは、あくまでも常識的な人間です。また、名文を書く必要はありません。わかりやすい文章を書くことに主眼を置きましょう。

(4)表現力

 しっかりした意見を持っていても、それを適切な言葉で伝えられなければ意味がありません。説得力のある作文を書くためには表現力が必要です。表現力は、読書や大人の人たちとの会話によって培われます。時事問題などについて家族で話し合う機会を作りましょう。もちろん、読書の習慣をつけておくことも大事です。

(5)成長度と環境

 意見を裏付ける実例は、一般的なものではなく、自分自身の体験を書きましょう。人一倍努力した話、失敗から学んだ話など、人とは一味違う体験談を書いてみましょう。特別な体験をしていなければならないということではなく、その体験からいかに学び、いかに成長したかという点が大切なのです。自分の話だけではなく、家族から聞いた話を入れると、親子の話し合いがきちんとなされている家庭であることが採点者に伝わります。

(6)誠意

 誠意の込められた答案は、採点者の目にとまります。改めて言うまでもないことですが、ていねいな読みやすい字で書きましょう。また、○○○字以内という場合は、その字数ぎりぎりまで書きましょう。○○○字ぴったりで終わるのがベストです。


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