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1月24日は、叡山電鉄鞍馬線の二ノ瀬から栂尾までトレイルした。栂尾~嵐山は前回歩いたので、北山西部コースの歩いてない部分を歩いた。

ルートは、二ノ瀬駅(右上の黄色ポイント)~夜泣峠~向山~盗人谷~氷室~京見峠~上ノ水峠~沢ノ池~栂尾のJRバス停まで(一番左の黄色ポイント)。おおよそ15.6kmの短め。

auの携帯アプリ“Run&Walk”は確かに便利。マッピングも計測もすべてお任せでやってくれる上、PCサイトにアクセスすれば、グーグルアースと連動で移動したコースが見られる。過去のデータも蓄積される。が、いかんせんGPS稼働中は電池の消耗がはげしい。今回は左から二つ目のポイント、沢ノ池西方で携帯電話の電池切れ。風海庵のLiイオン電池が劣化しているのかもしれないが、3時間~4時間で電池切れとなる。前回の比叡山~鞍馬でも、途中の靜原で計測不可能となった
下の図はコースの起伏。右が二ノ瀬で左が栂尾方面。最高点444m。最低点121m。

アップダウンはそこそこあります。

二ノ瀬のとりつきから、1km.強で高度差200mを登ると夜泣き峠。「昔、幼少の惟喬親王が乳母に抱かれて二ノ瀬に出るとき、ここで一夜を明かされたが、親王が夜泣きをされたため、この峠にあった地蔵さんに願をかけたとたんに泣きやまれた。このことから夜泣峠といわれるようになったという」って案内板あり。その背後に小さな祠が...夕暮れに見たらちょっと...

向山山頂。428m。

しばらく明るい尾根道がつづく。実に楽しい。また、本当に京都の山はゴミが少ない。

向山から山幸橋方向に下りると、突然ミニ北海道のような風景。
この向こうに“盗人谷”という無用心な地名の渓があるとは思えない。

その盗人谷一の橋。

その先の盗人谷二の橋。

地名の由来は調べてません。
小峠付近の杉林。手入れが行き届いて実に美しい

その杉木立の中に置いてあった“しぼ”の出ている杉丸太。絞りともいうらしいが、皮をはいだ丸太の木肌に出る凸凹のことらしい。北山杉の中でも「桂離宮」に使用されている、「天然しぼ」を持つものは、一万本に一本くらいしか出ないという。

氷室の集落で、おばあちゃんが杉の皮を剥いでいた。何をしているのか、声をかけました。ほとんど売り物にならず、薪にするだけの杉だが、“しぼ”が出ていてもったいないので、鉢植え置きにでもならないかと手を動かしているという。

“天然しぼ”はほとんど出なくて、この丸太もそうだが、杉の立木に細いプラスチックなどの型を当て針金で巻き成長させ、人工的に作ったしぼがほとんどだと教えてくれた。

失礼に当たるので、お顔の写真は取りませんでしたが、上品で気さくな、大変可愛らしいおばあちゃんでした
長生きしてくださいね

氷室神社。思っていたより寂れて見えた。さる業界には有名なのに、ちょっとびっくり。

そのいわれ。

「古来、疱瘡の神として信仰され...」って、知らんかったなぁ~

えらい眺めのいい峠に出た。上の水峠。写真ではわからないが、正面遠くが大文字山

木製の腰掛が置いてあるので、暖かくなればしばし眺めを楽しみたいところ。昼飯はこの手前の森の中。倒木を見つけて握り飯をほおばった。

高雄の手前にある沢ノ池。気温が急に高くなってびっくり。

池はなかなかの雰囲気だが、魚影確認できず。

ランチ場所として最高。9時ごろに二ノ瀬をスタートすれば、昼過ぎにここに着くので丁度いい。墨を燃やした跡もあり、シーズンがいいときはさぞや混雑すると思われます。

沢ノ池から仏栗峠を越えるとあとは下り。手入れされた杉を眺めながら、

福ヶ谷林道を行くと、白雲橋に出て右折。世界遺産・高山寺傍の栂尾バス停から、14:11発のJRバスに乗って京都市内に戻った。

三条方面から新京極を下り、ミスタードーナッツの角を左に曲がると銭湯があります。
“櫻の湯”さん。ひとっ風呂浴びました。気持ちいいから京極スタンドでビールでも煽って帰ろうかと思ったけれど、湯冷めしねーうちに河原町から阪急に乗りました。

残る京都一周トレイルは、伏見稲荷駅からからケーブル比叡までの24.6km.。稲荷山~東山~大文字山~比叡山と、上り下りで最後はずっと登り。
まっ、サラッと行きますか。サラッと

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