風海庵TopPage                                               
        
 



1月22日は京都のKTホテルで某経済団体新春の集いがあった。
出席者は一部上場来企業から地場メーカーまで百数十人。はずれの方が少ない豪華福引は大いに盛り上がったのだが、当社出席者2名にはかすりもぜず、福男を決める大ジャンケン大会にも敗れた。福男を勝ち取った兄さんには現金5万円が会長から贈られた。結構なお年玉だ。正月ボンビーの風海庵にはうらやましい。

お開きの後、上役につきあって祇園・花見小路にいった。

まず、舞妓さん芸妓さんを呼べるスナック「YK」。外から見ると完全な町屋。玄関の上がりかまちから畳敷きの小部屋。その奥の扉を開けると、ほっくりした絨毯が敷いてあり、左にテーブル、右にカウンター。しっとり落ち着いたベージュが基調。実に凛とした小奇麗。
お客は我らだけ。店のおかあさんと上役の祇園ばなしは、脇で聞き役に徹するしかない。遊びも、作法も、舞妓芸妓の名前も、独特の言い回し・符牒の意味も、分んね⊷ンだもの。でも勉強になった。

続いて演舞場そば、芸妓のMT姐さんがやってる「MT」。MT姐さんは風海庵より1年年上。ここでも風海庵はもっぱら聞き役。お茶屋や舞妓芸妓の名前がバンバン出てきて、上役と姐さんは話が盛り上がってます。
MT姐さんから、来月に、大阪は日本橋の国立文楽劇場で開かれる上方花舞台の、特に「手打」を見ておくれやす。それは素晴しいもんどす...とリーフレットをいただいた。揃いの衣装を着た芸妓衆が、三味線・唄・笛・太鼓の演奏の中、息がぴったりの拍子木を打ちながらの練り歩くものらしい。うちの上役も、
「手打ちと、茂山の狂言を見たら、長唄・上方舞なんて聴いてもわからへんから、帰ってまえばええ!!手打ちは圧巻や、ええもんやで!!」
と、手打のお題「廓の賑七福神花づくし」に出る祇園甲部芸妓衆の名前を見ると、「あっ、ほとんど知っとる」だと。



あまりに奥深きこの世界。
当分は、京の山野を跋渉するのが健康によしかろう...と決意した風海庵でありました

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 上桂から嵐山... 天地明察 ~... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。