明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

秋晴れの一日、宇治へ

2022-11-10 | 旅行
いいお天気が続くので、いつものメンバーで京都の宇治に出かけた。

京都とはいえちょっと中心部より離れた感のある宇治市。
アクセスは京阪orJRということもあり、
私にとってはちょっと行きにくい場所という印象だったが、
モノレールで門真まで行き、京阪に乗り継いだら案外スムーズに行けた。
北摂を東西に走るモノレール、こういう時に助かるわ。


京阪宇治駅で奈良組と集合、
宇治川に架かる宇治橋を渡って平等院へと向かう。
川幅があり、空が広くて気持ちがいい。
あっという間に平等院到着、そこそこの人出である。






極楽浄土を願う思いを表現したといわれる鳳凰堂はあまりにも有名。
平成の大修理を経てきれいになったということで、
私は柱など濃い朱色でピカピカかと想像していたが、落ち着いた茶に近い赤だった。
どこからみても圧倒的なビジュアルなので、落ち着いた色の方が好ましい。

お堂と真正面に対峙する絶好の撮影スポットは修学旅行やツアー客に占領され、
少し斜めから写真を撮る。
鏡のように艶姿を映し出す阿字池、周りの木々や借景も含めて美しい。

鳳凰堂内部拝観は別料金。
「外は修理していますが、内部は平安時代のままですので
 手はもちろん服の端などが壁に擦れたりしないようにご注意ください」
と言われ、気が引き締まる。
阿弥陀如来像はいいお顔をしている。
雲に乗った小さな仏様たちは若干ユーモラスなお顔もあり、精巧な造りだ。
一対の鳳凰はミュージアムに展示されているものがオリジナルで
今、屋根の上にあるのは2代目らしい。

ところで鳳凰堂拝観券にはPhoenix Hall の表記あり。
鳳凰=Phoenix=火の鳥、不死鳥
これは=でいいのか、それとも≒か ≠ か?
洋の東西で似たような空想上の鳥がいるのが面白い。起源は同じ?


堂内&ミュージアム(鳳翔館)は撮影禁止なので
詳しくはこちらでどうぞ →世界遺産 平等院





お昼は「つばめ屋」さんで茶そばのセット。
天婦羅サクサク、うなぎの白焼きの載ったごはんもおいしく、
あっという間に完食。
欲を言えば少しそばつゆが私には辛かったかな。





午後からは急に日が陰る。
腹ごなしにぶらぶら散策して宇治上神社を目指す。
神社建築としては日本で最古だそうだ。
商売っ気のないひっそりとした神社。紅葉はまだ始まったばかりか。

宇治川の中の島などもぶらぶらして、
ふたつ目の目的地、「中村藤吉本店」を目指す。
宇治といえばお茶。
お茶の老舗のカフェでおいしいものを食べようと意見一致。



大店の名残を感じさせる客間。
昔はここでお得意様と商談をしたのだろうか。
ここでお茶とお菓子をいただけるなら最高だけどね。
カフェは別棟、奥の方。30分ほど待ってようやく通される。


ここのウリの「まるとパフェ」
せっかく来たからには店のウリをいただきましょう。

竹筒の中に抹茶ソフトやらカステラやらあんこやら玄米パフやらが入っている。
食べ進んでいくとレモンジャムやらベリーという酸っぱいものも。
でもどれも抹茶色で何が何だか、添付の説明書を見ながら食べ進む。
とどめは底の方にドテっとゼリーと白玉で、もうお腹パンパン!
頑張って食べたけど、年寄りにはいささか量が多すぎた。
「半分サイズのを作ってほしいね」「値段も半分でね」

ここの注文方法が、
自分のスマホで伝票のQRコードを読み取って注文しなさいというもので、
「店のタブレットならまだしも、なんで客が自分のスマホを使わなアカンの」
とYちゃん。
そう言われればそうかも。
「あんまりこういうことにスマホ、使いたくないねん」
結局、店員さんを呼んで口頭で注文を伝えたら、
店員さんが自分のスマホで入力していた。


帰りに駅近くの駿河屋さんで茶だんごを買って帰る。
甘さ控えめで素朴なおだんごだ。







コロナ流行8波に突入とか。
みんな4回目ワクチン接種は済んでいるけど、
5回目を積極的に打とうと思っている人はいない。みんな様子見の構え。
あと一週間ほどで私も仲間入りするから、4人で合計280歳!(自爆)
古希婆4人、トシだけはしっかり高リスク組だけど




図書館の自由

2022-11-04 | ひとりごと

文科省、図書館に異例の要請 拉致関連本の充実依頼(共同通信) - Yahoo!ニュース

 文部科学省が8月、北朝鮮拉致問題に関する図書館の蔵書を充実させるよう協力を依頼する事務連絡を、各都道府県の教育委員会などに宛てて出したことが20日、分かった。文科...

Yahoo!ニュース

 


怖い怖い。

北朝鮮拉致問題に関する本をたくさん置きなさい、
と文科省が公立図書館や学校図書館宛てに依頼文を出したと。

世論の一層の喚起のため、若者の啓発のため、
「内閣官房拉致問題対策本部から頼まれたから」
「図書館の自由を侵害する趣旨ではない。撤回の予定はない」と
文科省地域学習推進課。
拉致問題対策本部も「お願いにすぎず問題があるとは考えていない」
(朝日新聞記事より抜粋)


図書館には図書館としての立ち位置がある。
権力とは無縁の自由。
図書館は誰のもの?


何が問題なの?撤回するつもりないよ。という文科省職員の感覚がこれまた怖い。



強制ではなくお願い、義務ではなく任意、と言いながら
事実上強制、事実上義務なこと、ありますね。
今、話題のマイナンバーカード然り。
気がついたらあれもこれも、国の思うがままにコントロールされ、
いつか来た道を歩いているかも。

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