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明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

「浪漫ドクター キム・サブ2」

2025-02-10 | 韓国ドラマ・K-POP
韓ドラカテで書くのはなんと3年4か月ぶり
テレビ大阪の韓ドラ枠を録画してあり、常に何かしら観てはいるのだが、
どれもイマイチで…
面白くて高視聴率だったという噂は聞いていたが、見始めたら止まらない。
毎日続きが待ち遠しかったのがコレ。
season1~3まであるのだが、今回は2を放映。2からでも楽しめる。




【韓国ドラマ】浪漫ドクター キム・サブ2 日本公式サイト

大病院で“神の手”を持つ天才外科医と称されながらも突然一線を退き、
最新機器も満足にないトルダム病院で外科科長を務める主人公プ・ヨンジュ。
自らを「浪漫ドクター」と呼び、周囲からは「キム・サブ(キム師匠)」と慕われる彼は、
お金や権力、地位にとらわれることなく、劣悪な環境下でも患者を最優先に考えて最善を尽くす。
また、実力がありながらも問題を抱える若手医師たちを呼び寄せ、自らの力で成長するように
さりげなくサポートをする指導力も兼ね合わせる。
まさに現代のロマン、理想の医師であり上司でもあるキム・サブの生きざまに感動することうけあいだ。
(公式HPより抜粋 )


片田舎の病院ではあるが、近くに幹線道路が何本も通り、カジノもある。
週末ともなれば交通事故の怪我人、カジノの外国人従業員など多種多様な救急患者が押し寄せる。
中にはお金がないからと手術を拒否する人もいる。
ソウルの大病院とは違い、息つく暇もないほど忙しい病院が舞台だ。

そんな中でキムサブの背中を見ながら、
若い医師たちは技術だけでなく人間として大切なことを学んでいく。

まぁよくある医療モノ成長モノだけど、ストーリーがよく練られているし、
役者さんがね、いいんですよ。
キム・サブ役のハン・ソッキュ。この人は味があるというか、
この人がやればどんな役でも厚みが出るというか。声がまたいい。
これまでに「根の深い木」「秘密の扉」と時代劇の王様役を見たけど、
今回が一番合ってるんじゃないかな。当たり役!

キム・サブのセリフには時々ハッとするような名言があり、
「え、今の言葉!」と巻き戻すことがたびたび。

例えば、
事故で瀕死の政府VIPを前にしてビビる医師に「責任取れますか」と言われ、
「医者なら『救えますか』と訊くべきだろう」
キム・サブにとってはVIPも貧乏人もたとえ犯罪者もみな同じ、救うべき患者だ。

「(患者を助けるのを)諦めた者は言い訳を探し、できると思った者は方法を探す」
「(この難しい手術には)運と勘が必要だが、それと同じだけ努力と経験が必要だ」
「逃げてばかりではどこからも抜け出せない」
「人は信頼され大事にされた分だけ成功し、認められた分だけ成長するものだ」

ある事故現場に居合わせ、怪我人を前にして逃げた医師と逃げずに応急処置をしたキムサブ。
いつまでも逃げたことをトラウマに持つ医師にキムサブが言う。
「逃げたことを私は責めない。誰もあなたを責められない。逃げていいんですよ。
 さぁもう(事故現場から)出てきなさい」

観ていて泣きそうになる。いいなぁこんなこと言える人。
名言の数々に説教臭さは微塵もない。スーッと入ってくる。
最初は反発したり頼りなかった若い医師たちも、徐々に成長していき自信がついて
終わるころにはしっかり独り立ち出来ている。
何より恋愛模様が可愛いし、みんなイケメンで目の保養になる(^-^)v

4,5年前の作品だし配信もやっているので観た人は多いとは思うけど、
評判通りの良い作品だった。
早く1と3もやってくれないかな~。


「浪漫ドクター キム・サブ2」2021年11月3日TSUTAYA先行レンタル開始!





韓国ドラマ「キルミー・ヒールミー」

2021-10-20 | 韓国ドラマ・K-POP
ずいぶん前に観たけど、テレビ大阪でやっていたのでまた観てしまった。


「キルミー・ヒールミー」(2015年 20話)

スンジン財閥の御曹司チャ・ドヒョン(チソン)。
彼には家族にも明かせない秘密があった。それは解離性同一性障害(多重人格障害)であること。
ある時、ひょんなことから知り合った精神科研修医のリジン(ファン・ジョンウム)に愛の告白をする。
でもそれは別人格のシン・セギのしわざだった。
再会しても別人のように振舞うドヒョンの様子を見るうちに、リジンは彼が多重人格であることを知る。
ドヒョンはリジンに「自分の主治医になってほしい」と頼む。
ふたりで病気の原因を探るうちに、共通の怖いものがあることがわかる。
7歳からの1年間の記憶を失くしているドヒョン、幼い頃の記憶を封印していたリジン、
ふたりとも少しずつ幼い頃のことを思い出すが、そこには共通の記憶があって・・・。





チャ・ドヒョン役はチソン。
別人格が6人、合わせて7役を演じ分ける芸達者ぶりはお見事!




精神科研修医リジンにファン・ジョンウム。
この人はコミカルな役がほんとに上手。




リジンの双子の兄であり、
覆面作家でもあるリオンにパク・ソジュン。

作品のために資料を集めるうちにスンジン財閥の秘密に気づいていく。
秘めた思いを胸に、妹を支える良き兄役に徹する。
ヨナとの絡みが抱腹絶倒モノ(^0^)







主人格と入れ替わって出てくる別人格。主にこの4人だが、


最後のほうに出てくる幼女ナナとMr.X
ナナの穢れを知らない純真な眼差しにはびっくり!


チソンは合わせて7つの人格を演じ分けているが、
目つき、声色、仕草、もう顔をあげた瞬間から誰だかわかる。

特に女子高生ヨナ、( キタ━(゚∀゚)━!  待ってたよ~!)
手を振りながら内股で走るところなんざ、もうサイコー(^0^)
こんなにいろんなチソンを見られて、ファンはたまらんだろうな~


ドヒョンはなぜ多重人格になったのか? 7歳の頃の失くした記憶とは?
そこには自分を守るためにそうせざるを得なかった理由がある。
自分の心の中のダークな感情、あるいは他者への同情、あるいは後ろめたさ、
そういうものを自分と切り離して別人格に負わせることで、
やっと自分を平静に保つことができる、幼いながらそんな環境に身を置いていたのだ。
大人の身勝手な欲まみれのせいで

韓ドラあるあるの財閥のお家騒動、
その犠牲になった子どもたちの話なのだが(あら、ネタバレ!?)
コミカル描写を随所に紛れ込ませてあるので
あまり深刻にならずに観られる。
と言っても真相が見えてくるにつれ、気分は重くなったけれどね。
ヨナがそんな気分を紛らわせてくれた。

お薦めです。





韓国ドラマ「キルミー・ヒールミー」DVD予告編







「神様がくれた14日間」

2021-09-15 | 韓国ドラマ・K-POP
最近、GYAO!でイッキ見したドラマ。
一挙配信だったので、続きを待つイライラがなく(待つワクワクもないが^^;)
面白くて、あっという間に最後まで観てしまった。


「神様がくれた14日間」(2014年 16話)

TV局で働く放送作家のスヒョンは、ヤメ検の夫と娘の3人暮らし。
巷を騒がせている女性連続殺人事件を担当し、その生放送中に娘が何者かに誘拐されてしまう。
そして娘は貯水池で死体で見つかる。

かたや元刑事のドンチャン。
ドンチャンには知的障害の兄がいて、10年前にドンチャンの恋人他女性数人を殺した罪で
死刑判決を受けていた。兄が貯水池に女性を捨てる場面を見てしまったドンチャン、
裁判でもそう証言したが、どうしても兄が殺したとは思えず悶々としている。

スヒョンの娘が殺された同じ日、ドンチャン兄の死刑が執行された。

娘を失くしたスヒョンは失意で貯水池に身を投げるが、ドンチャンに助けられる。
ところが二人が意識を取り戻したのは、娘が殺された日の2週間前だった。
2週間前にタイムスリップしたスヒョン、
これは「娘を助けなさい」と神様がくれた猶予だと思い、ドンチャンの助けを借りて
誘拐犯を捕まえ、娘の死を阻止しようとする。








勇敢な強い母スヒョンはイ・ボヨン。
ボヨンさん、久しぶり。あいかわらずきれいな人だ。
チソンと結婚して実生活でもママだよね。






元刑事ドンチャンはチョ・スンウ。
「馬医」しか見たことなかったが、これですっかりファンになりました、私(#´ο`#)
映画やミュージカルがメインの人らしい。

殴り合いのシーンが多くて、いつもどこかしらにバンソーコーを貼っている。







この子役ちゃんが芸達者でカワイイ。




さて、事件の起きる2週間前の世界にタイムスリップした二人。

当然娘は生きていて、それだけで涙ぐみ、
決していい母親ではなかったと反省して我が子を抱きしめるスヒョン。
連続殺人事件の詳細を口走るので、夫や周りから不審の目で見られる。
信用してもらえないので、自分の手で殺人犯を捕まえようと行動を起こす。

どうやら夫が10年前の検事時代に担当した事件と関係があるのではないかとわかる。
その事件とは、ドンチャン兄の事件だった。




無関係と思われたスヒョンとドンチャンが実はこの事件で繋がっていた。

アヤシゲな人物が次々登場し、犯人かと思えば違い、
どんでん返しに次ぐどんでん返しで、観ている側は頭がこんがらがる^^;
途中で一時停止しては「これは誰だっけ?」とおさらいしないとワケがわからない。

ぐいぐい迷宮に引きずり込まれる感じ。いいね~。

神様がくれた2週間という時間のうちに
娘の事件を未然に防ぐことは出来るのか、兄の無実を証明できるのか。








ところが最後の最後でコケた。
これはいったい何? どう解釈したらいいのか。

ドッボ~ン!(音)だけでは・・・。

ネタバレになるので書かないが、
いくらなんでも無理がある。ちょっとそれはないやろ~
モヤモヤの残る結末。尾を引くわ。
それが狙いか? もう一回見ないとっ







スヒョンの元恋人で、ドンチャンとも訳アリの刑事役、
チョン・ギョウンがカッコよかった。
この人も久しぶり。「太陽の女」以来かな。







韓国でもラストに関してはずいぶんいろいろ言われたらしい。
なんというか、
ひねりにひねってこねくり回して、ぐちゃぐちゃにして放り出した感あり。
作家さんも収拾つかなくなったか。まさかね

でも全体としては楽しめる作品。ちょっと暗い怖い痛い けどね。
なんせしょっちゅうバンソーコー^^;



韓国ドラマ「神様がくれた14日間」DVD予告編





韓国ドラマ『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』

2021-01-07 | 韓国ドラマ・K-POP
久しぶりに韓ドラの話でも。

「ステイホーム」の年末年始にイッキ見したのが、
『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
直訳だろうけど、なんだかな~のタイトル。





『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
2018年。





綺麗なお姉さんジナは「不時着」のソン・イェジン。
いくつになっても綺麗ね~。




年下男子ジュニはチョン・ヘイン(私は初見。綺麗、かわいい~
好評で、年下男ブームを巻き起こした?らしい。



あらすじは↓の動画を見てもらえればわかるけど、
簡単に言ってしまえば、
35歳の独身で働く女性が年下男子との恋愛を通して
自立に目覚めていく・・・という感じかな。

タイトルから受けるイメージよりももっと重いもの、
例えば日本同様、韓国社会に潜む男中心社会の女性蔑視、
格差意識、学歴偏重の古い価値観etc.
そんな中で自分を抑えて事なかれ主義で過ごしてきた女性が、
もう我慢しない、思いのまま生きる!と目覚めていくお話。

一見、恋愛ドラマのように見えて実は社会派ドラマであった

ラブラブなふたりが甘ったるければ甘ったるいほど、
周りの現実の世界は冷たく厳しく描かれ、
ぬくぬくした部屋と零下10度の戸外を行ったり来たりするような感覚。


途中から韓ドラあるあるの強烈な母親が出てくる。
夫ですら手に負えない一切妥協の余地ないラスボスキャラ。
怒り狂い、手をあげ、毒を撒き散らし、挙げ句に卒倒して寝込む。
ふたりの仲を頑として認めないジナの母親は、
古い概念の親のステレオタイプだ。
反対の理由は、
弟同然に育った仲だから交際相手とは認められないというものだが、
ホンネは、一流企業に勤めていない、家柄が良くない、
母親の死後に女を作って家を出て行ったような父親の息子はダメ、問題外。


かたや、35歳にもなってそんな母親の顔色を見る娘。
一応反抗はするものの、イマイチ強く出られない。
よく言えば相手の気持ちを考えすぎ、悪く言えば自己主張できない。
親を説得するでなく、懐柔するでなく、
すぐに部屋に閉じこもって泣く。

「家を出て彼のところへ行けばいいのに。いつまで実家で甘えてるねん」
と私は心の中でブツクサ怒っていたが、
家を出るなど全く考えてもいなかったという感じで、
ほんとに35歳?と思うほど未熟。
今までは何でも母親に言われるまま、自分を押し殺して
唯々諾々と従ってきたのだろう。
(結局、母親に預金通帳投げつけられて家を出るんだけどね)

年下男子の方が精神的には成熟している。
こっちは親がいないも同然の身、嫌でも自立せざるを得ない。
どれだけ相手の母親に蔑まれてもグッとガマンし、
まっすぐ一途に突き進む純情男子。
それはいいんだけどさ、
そんな男には未熟でふらついてる女が可愛く見えるのかねぇ(-.-)
「可愛い可愛い」って連発するのよ(-.-)

散々ぐちゃぐちゃした割には最後があっさりで、
ちょっと拍子抜けというかすっきりしない後味が残るが、

映画のようなカメラワーク、雰囲気ある挿入歌がすごくいい。
主役の二人も綺麗だし、
母親他、若干うんざりなシーンに耐えられれば
面白く見られるドラマだと思う。



【公式】「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」予告編





「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」

2020-06-28 | 韓国ドラマ・K-POP
「韓ドラ」カテで書くのはなんと1月以来!
何かしら観てはいたのだけど、なかなか書く気になれなくて。



「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」



  公式サイト→韓国ドラマ「まぶしくて ―私たちの輝く時間―」


 アナウンサーになるのを夢見る25歳のヘジャ(ハン・ジミン)。
 でも才能がないうえに努力もしないで夢ばかり見ている自分に
 嫌気も差している。
 それを鋭く指摘してきた記者志望の青年ジュナ(ナム・ジュヒョク)。
 どこか暗い影のあるジュナ。自分を捨てた親を憎み、
 代わりに育ててくれた祖母に申し訳なさを感じている。
 ふたりはお互い気になる存在となり、恋の予感が・・・。

 ある日、ヘジャの父(タクシー運転手)が交通事故に遭い、死んでしまう。
 大好きな父を死なせまいとするヘジャ。

 実は、ヘジャは時を巻き戻せる不思議な時計を持っていた。
 でも時を巻き戻すと自分がそのぶん年を取ってしまうのだ。
 だから普段は封印しているが、父を救うため、時を戻そうと決心する。
 でも何度も巻き戻そうとしたが、うまく行かない。
 何度も何度も、何度も何度も巻き戻し・・・
 なんとか時を事故前に戻すことが出来た。父の命も救えた。
 ホッとしたのもつかの間、みんなの驚く顔。
 鏡を見てみたら・・・なんと、ヘジャは70代のおばあさんになっていた!






この設定で、
さてあなたならどんなストーリー展開を想像しますか?

悲劇にも喜劇にも出来そうな話。
よくあるタイムスリップもので、ドタバタしながらも
最後には魔法が解けて、二人の恋も実り、めでたしめでたし。

というわけにはいかないね。
この顔ぶれだもの。


最後の2話あたりで、思いもしない展開に・・・
観ている途中で「?」だった箇所も、
ああ、あれはそういうことだったのねと気づく仕掛けになっている。
よく出来てるなぁ。
こっちは、元の25歳に戻れるのか?と思って観ているけど、
実は・・・
最後はもう、涙、涙、涙 
久しぶりに大泣きしたわ。
ネタバレになるので、このへんで 

あは、なんのこっちゃな書き方で申し訳ない^^;







ハン・ジミンさんは「イ・サン」「屋根部屋のプリンス」でおなじみの
もうベテランの域に入る?女優さん。
82年生まれというから、このころ36,7歳か。
25歳の役だけどじゅうぶんできてる。

ナム・ジュヒョクくんはただいま大人気のイケメン若手俳優。
94年生まれ。ジミンさんより一回り年下(!)

なんでこんな一回りもの年の差カップルなのか?
それには理由があるのよね・・・。





そしておばあさんになったヘジャを演じるのは、キム・ヘジャさん。
41年生まれ。
「宮」「ディア・マイ・フレンズ」「母なる証明」などで有名な大女優さん。
心は25歳だから、着るものも若者ファッション。
でも違和感なく可愛い。

他の配役も韓ドラファンならおなじみの達者な役者さんが揃っている。


いやさ、私もこの年になると時々、
来し方行く末を思って暗澹たる気持ちになることがあるけど、

いいことも悪いこともあったけど、あなたはあなたでいいんだよ、
輝いていた時のことを思い出してごらん、ちゃんと生きてきたじゃないか、
これからも一日一日を大切に・・・
と背中を押してくれるようなお話だったわ






ちょっとネタバレになるけど、
このどことなくオールドファッションな装いは、70年代。
このころの韓国は政府による言論統制が酷く、
夜間通行禁止令もまだ続いていた。
夜間通行禁止令、韓ドラでよく出てくるね。

Wikiで調べたら、
独立前の連合軍軍政期の1945年9月7日、
アメリカ軍がソウル市と仁川地域に夜間通行禁止令を出した。
その後、朝鮮戦争が勃発した直後の7月8日に全国に拡大された。
0時から4時までは医師以外の民間人の外出が出来なくなった。
全面解除されたのは全斗煥政権最末期の1988年1月1日。(引用、抜粋)



まぶしくて ―私たちの輝く時間― (2019) - キム・ヘジャ,ハン・ジミン,ナム・ジュヒョク