明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

あやふやな記憶

2022-11-15 | ひとりごと
昨日LINEでいつものメンバーと話していた時のこと。
以前みんなで行った有馬温泉の話になった。

Yちゃんは私が持ってきたお菓子がおいしかったと言った。
私は全く覚えていない。おそらく横浜のお菓子だろうが、持って行ったのか。
Kちゃんは翌日のお昼に中華料理を食べた、と店名まで覚えていた。
私は帰り道に母校へ寄ってキャンパスを懐かしく歩いたことは覚えていた。

ところであれはいつのことだったか?となるとみんなさっぱり。
「確かホテルのロビーで写真撮ったよね」
まだデジカメで写真を撮っていた頃で、20年ぐらい前のことだろう
ということで話は終わった。
今日になってUSBメモリを探してみたら、2007年の夏のことだった。

15年前か。
もっと前のことだったような気もする。
それぞれ覚えていることが違うところが面白い。


15年前の1枚。みんな今よりふくよか。さすがに若い。
前記事の写真と併せて before-after


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母の妄想が逞しい。
「お供えのお菓子、お饅頭のことは誰に聞いたらいいの?」
いきなり何の話???
「こないだ机の上に置いてあった」
机など出してないし、いつの何の話をしているのだろう。
夏の十三回忌法要のことを言っているのだろうか。
違う、という。
そこから「座敷机がない」と言い出した。
「男の人が二人鍵を開けて入ってきて、机を担いで持って行った。
 私ははっきり見た。顔も覚えてる」
「いつのこと?」
いつと訊かれるとわからない。

その机は6,7年前に私が粗大ごみに出すべくゴミ置き場まで担いで持って行った。
古くて重い机。
納得して捨てたはずだが、いまだ根に持っているのだろうか。

古い記憶に妄想が加わって更新されているようだ。