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明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

母指CM関節症 ②

2021-07-20 | 母との確執
昨日、母宅訪問。

もう腫れは引き、痛みもないと言う。
「でもそれは治ったんやなくて、薬が効いてるせいやからね」
「うんうん、わかってる」
と言いながらもつい、右手が出てしまう。
無理もない、利き手だもんね。

夕方に整形外科受診なので、
その前に洗濯機にそこいらへんにあるもの全部、放り込んで回した。
「そんなんまで洗わんでもいいのに。それはこないだ洗った」と母。
こないだっていつのことやねん?
「それも脱いで」
今着ているシャツもズボンもパンツも、身ぐるみ剝いで洗うわよ~。

「医者に行く前にシャワー浴びよう。頭も洗ったげるわ」

おそらく母は拒否するだろう、どうやってその気にさせたらいいだろうかと
前夜から私は頭を悩ませていたのだが、
意外や意外、素直に「悪いなぁ頼むわ」と。
これには拍子抜け。
この暑い中、入浴できなくてよっぽど気持ち悪かったのだろう。

細い身体を洗う。頭も洗う。
シャンプーがちっとも泡立たない。いつから洗ってないのやら。
二度洗いしてようやく泡が立つ。
ここンチのシャワーヘッドは大きくて重い。
それを右手で持とうとする母。
シャワーヘッド、軽くて小さいのに代えようか。

「いやぁ娘に洗ってもらうなんて生まれて初めてやわ」
「ウソ~、〇〇山荘(家族が揃うとよく泊りに行く旅館)でも洗ったやん」
「そうやったかいな。いつのこと?」
「いつやったかな~、頭洗わへんて言うのを無理矢理私がシャワーぶっかけて」
「そんなことあったん。忘れてしもてるわ」

ホントによく忘れる。忘れたほうがいいことは覚えている。

「デイサービスに行ったら、こうやって洗ってもらえるんよ」
なにげに言っておく。いつかその日が来るかも。



シャワーが済んだら急いで洗濯物を干し、
冷蔵庫の中の野菜の下処理。
ニンジンや小松菜をシリコンスチーマーで蒸して、
粗熱が取れたらジップロックに入れて冷凍庫へ。
「自然解凍で食べられるからね。
 解凍したニンジンは嘘みたいに甘くておいしいから」

それから、歩いて10分ほどの整形外科に診察券を出しに行って
一旦戻って・・・ああ、時間がない。

「アンタ見てたら目が回りそうや。いっこもじっとしてへん」

そうやろな~。
私が子どもファミリーのリズムについていけないように
母も私のリズム(といってものんびりしていると思うが)についていけないだろうな。
だから、世代の違う者の同居生活は難しいのだ。




医者に血液検査の結果を聞く。
「リウマチ反応は出てないですが、炎症反応は出ています。
 少し血糖値が高いですね。薬のせいかな。
 痛み止めをロキソニンからカロナールに変えて様子見ましょう。
 一日2回でもいいですよ。次は土曜日に来てください」



そんな感じで一日が終わったが、さて今後どうするか。
素直にヘルプ!と言える人ではないので、どうサポートするか。
これから考えていかないと。

「医者通いも、一人では行かせずに誰か付き添わないとダメだな」
と弟。
そうだね・・・医者の説明もどこまで理解できているか。

ひとり暮らしもそろそろ限界かなと思ったり。


しかし、
ビルトインの食洗器、温水洗浄便座、あるのに使えない。使わない。
使いこなせていればこんな時にずいぶん役に立つのに。
宝の持ち腐れ。

そういえば、
床暖房、ホームセキュリティ、毎月利用料払っているのに使ってない。
ああもったいない。