ブログ150823 六角精児の呑み鉄本線日本旅 鈴木酒造店 長井蔵

呑み鉄の旅も2日目。

すると、昨晩、長井駅前の飲み屋で呑んだ酒蔵に。

この酒蔵は元々は福島の浪江町にあり、2011年の津波によって全てを流されてしまいました。
今も浪江町は立ち入りが制限されていて、戻ることはできません。

4年前(震災のあった年)、長井で廃業する酒蔵を譲り受け家族と従業員とともに移り住んできました。


浪江町とは気候も全く異なります。
今は長井の米、長井の水で酒造りをしています。

番組中のご主人の言葉が重く響いたので、そのまま載せます。
「うちの酒蔵は堤防をはさんで海という立地だったので、跡形もなく全て流れてしまって。一番痛手だったのは資料類が一切残らなかったので、自分たちの製造の勘でしかない残っていない状況だった。
しかし、最初、来たときは、ただ、すごくとっても不思議な経験をして、自分たちは色々な方の支援を受けて、ここでやらせてもらったんですけれども、最初ここで出来た1本目の酒が向こうで造った酒とかわらなかったんですよ。それはもう、自分で寒気がしたくらいだった。本当に見えない力が働いたというか、いろんな人の思いが造らせてくれたんだというのが、やっぱり一番じゃないのかなぁと思ってはおるんですけれども。」


まだまだ、震災の爪痕は残っているのだなあと感慨深い気持ちになった。

こちらも、いつか訪れてみたい。
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鈴木酒造店 長井蔵

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http://www.city.nagai.yamagata.jp/fuyukairou/504.html