森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

ビジネスアイデア、頂きます!?

2005年08月30日 00時12分23秒 | Weblog
百式という有名なサイト(blog)があります。 毎日、海外のビジネスアイデア(サービスやプロダクト)を紹介しています。まだまだ海外のアイデアを東洋的視点?で解釈すると新しいビジネスが見えてきます。

以前、携帯電話や携帯音楽プレイヤーの電池の問題で、ストラップを充電池にするというアイデアで、その開発を考えたことがあります。途中で断念しましたが、どなたか開発しませんか? 特に首かけ式でしたら、振動を利用して充電する仕組みも考えられるのですが…

もう一つ、アイデア。携帯電話は最近、情報端末として多用されようとしているのですが、やはり欠点は液晶画面の小ささです。2インチの画面だと表示も限られます。これを補うアイデアとして、現在、非常に高精細に液晶画面がなっていることから、縮小して表示し、それを拡大して見えるように画面にレンズのようなものをつけるのです。レンズを携帯につけるのは難しいでしょうし、扱いにくいでしょうから、携帯電話を見るポーズは決まっていることから(普通、目から30cm離して見る)、遠近両用レンズのように、レンズの下部に、携帯をかざす位置を考えて、拡大するようにレンズを設定するのです。これはイケるのでは^^;

宣伝会議にネットビジネスについて小論を書いています。

岡八郎とモーグ博士

2005年08月29日 00時26分02秒 | Weblog
先週、新幹線の車内で、いつものように仕事(メールの応対と原稿書き)をしながら、何気なく、顔を上げて、車両前部のティッカー(電光掲示板)を見ると、「モーグ博士死去」もニュースが… かなりショックでした。21世紀になって、死去した人のニュースで、個人的には、シャノン博士死去のニュースに次ぐ衝撃的なニュースでした。ちなみに3番目は誰かというと、岡八郎さんです。

やはり、10代、20代に(どのようなものであれ)影響を受けた人が亡くなるということは衝撃的です。特に事故や病気で急逝するというよりも、それなりの年で亡くなられるというのは、自分の年を映しているようで、ある意味、感慨深いところがあります。

ところで、モーグ博士、すなわちロバート・A・モーグ博士ですが、楽器のシンセサイザーの発明者と言われています。特に彼の名を冠した「Moogシンセサイザー」は、有名であり、現在のシンセと異なって、アナログタイプで、非常に人間的なシンセサイザーであり^^; 何とも言えない、優しい音をかもし出します。Moogシンセサイザーは箪笥を一回り大きくしたような形と大きさですが、それをコンパクトにした「miniMoog(ミニムーグ)」は70年代に、キース・エマーソンリック・ウェイクマンが巧みに操って、重圧感のある音を出していました。高校生のとき、心斎橋の三木楽器にわざわざ見に行ったことが甦ります… って、三木楽器に見に行ったのはメロトロンの間違いだったかもしれません。ちなみに、ちゃぶ台が似合う唯一の宇宙人であるメトロン星人とはまったく無関係です。

セキュリティ=安全保障?

2005年08月27日 15時59分20秒 | Weblog
今日は、中央大学で講演です。午前と午後の部があって、午前の部の私の担当は「総論:情報セキュリティ技術の体系」、午後の部では「ネットワークセキュリティ」です。2つ併せて、「現在のネットワークセキュリティの問題とその対策技術」というような内容になってしまいました。技術体系を期待していた人は、申しわけございません。
http://www2.tamacc.chuo-u.ac.jp/kikoh/sec_ikusei/sec2005pdc/sched2005.pdf

ところで、昨夜に品川駅で、次のような場面に出くわしました。金曜日の夜ということで、ホームは非常に混雑していましたが、ホームの乗車口の一角が誰も人がいません。よく見ると、赤い大きな旅行カバンがホームの手前に、置かれています。
その半径5Mぐらいに誰も人はいません。やはり、テロを意識しているのでしょうね。私もできるだけ早くその場を離れました。爆発音も聞いていませんし、ニュースにもなっていませんから、多分、テロではなかったのでしょう^^;

ニューススクランブル(関西ローカル)出演

2005年08月23日 00時28分28秒 | Weblog
先週末に、取材を受けた読売テレビ(関西では10チャンネル)の放送を先ほど見ました。「ネットカフェの盲点」という題で、例の自殺サイト殺人事件に絡んでの問題点です。2カットで、併せて20秒程度ですが… 取材は30分ぐらいです。

まあ、匿名性の問題点や、インターネット自体の成長期における非予測性(どんんことが起こるか予想できない)についてコメントしています。

「ちょっと髪が長いなぁ… もうちょっとテンション上げればよかったなぁ」というのが、自分で見た感想です。「インターネットはまだまだ幼稚園児みたいなものですから、形にはなってますけど、どんなふうになるか予想もつきません」というところが放送されてました^^;

読売テレビでの取材・出演

2005年08月20日 10時20分54秒 | Weblog
先ほど読売テレビ(関西では10チャンネル)に伺って、VTR取材を受けてきました。ちょっと、のどの調子が悪いのと、まとまった話ができなかったので反省してます。放送は22日(月)夕刻の18:17からのニュース(ニューススクランブル)です。

帰りのタクシーの中で書いています^^; 阪神高速、渋滞してます…なかなか神戸大学に着きそうにありません。

ちょっと前代議士さん、その認識では??

2005年08月20日 00時31分44秒 | Weblog
ホリエさんも、衆議院選挙に立候補するそうですが、日本のインターネット事情として、選挙に対して大きく遅れていることは周知の通りです。遅れているというよりも、対応できていなくて、選挙の告示があれば、原則ネットを使えないという「臭いものには蓋」方式が取られています。ただ、まったく使えないわけではなく、選挙事務所が対応できないだけであり、間接的には、メールでの応援や、支援サイトなどが立ち上げられています。

ただ、政治家本人のネットへの認識度が高いか??というとかなり疑問です。さすがに、ホームページを広告塔^^;に使うという考えは横並びであるようですが、それ以上の認識は大きく疑問です。

最近、前代議士(女性)のサイトが、無修正アダルトサイトの摩り替わっていたという事件がありました。もう少し正確に言うと、以前に使っていたURLをアダルトサイトが買い取って使用し、そのURLがアダルトサイトに変更されていて、前代議士のURLが変更されたにもかかわらず、それを知らずに、その代議士の所属する政党のサイトや支援組織のサイトが、前代議士のサイトとして、アダルトサイトのURLを掲載し続けたせいです。

まあ、その前代議士がポルノ関係の法案に積極的であったことや、選挙前であったことから、きな臭い感じがしなくもありません。

ただ、一番悪いのは、その代議士、さらにその取り巻きでしょう。どのようなURLを採用するのは自由ですが、mizu.nu というドメインは、普通の感覚でしたら、採用しないでしょう。しかも、この騒動後(変更した後という意味)にとったドメインが、また、懲りもせず mizu.cx なのですが、誰か進言してあげてはどうでしょうか。 mizu.cxが悪いと言うわけではありませんが、国会議員なのですから、mizu.cx はちょっとね:-( と思います、ハイ。

アンシャンレジューム

2005年08月17日 13時26分00秒 | Weblog
懐かしい言葉を聴きました… 「アンシャンレジューム(Ancien Régime)」という言葉です。フランス語の響きということもあり、またはるか昔、第二外国語でフランス語を取ったこともあって、懐かしく響きました。フランス語を選択した理由は、社会学に興味が会ったことと、数学関係の論文を原著で読んでみたいという気持ちが、ほんの少し会ったからですが、今では、「数」さえ数えられません^^;

そういえば、石原都知事がフランス語の数の数え方に対して、厳しいコメントをしていたことが記憶に新しいです。

「アンシャンレジューム(Ancien Régime)」… TVの討論会で、現在の政局に絡んで、使われていたのですが、もともとの意味は、フランス革命前の旧体制を指した言葉だったと思います。

政治だけでなく、すべての動きに対して、何を持って旧体制というのか、というのは難しい問題です。たぶん、字のごとく、新しい動き(改革しようとすること、その動き自体)に水を注すことがAncien Régimeなのでしょう。もちろん、水を指すとは、流れを止めることであり、現状を維持することです。「現状を維持するのが何が悪いか」と問われそうですが、すべての動きを止めるならともかく、局所的に止めることなど、今では不可能なのですから。

<ネットゲーム>無敵キャラ使い荒稼ぎ:毎日新聞

2005年08月16日 10時01分25秒 | Weblog
今日の毎日新聞の記事で、ネットゲーム:リネージュ2への不正アクセスが取り上げられています。不正アクセスを行って、ゲームを妨害するだけでなく、不正なプログラムを稼動させて、ゲームを不正に進行させていたようです。

ゲームに昔から「いかさま」がつきものですが、「お金」が直接的に関わると申告です。賭博などでは大問題なのですが、ネットゲームでも、希少なアイテムが高額で取引されていて、間接的に、賭博と同じように大問題になるわけです。十分予想されていたわけですが、ここでも性善説か性悪説かという議論もできなくはありません^^; 通常、ゲームを楽しむときは、仲間同士で行うわけであり、「いかさま」などしないという前提があるわけです(いかさまなどしても楽しくないわけですから)。ネットゲームも楽しむためのものですから、この前提が暗黙的にあったのでしょう。他方、楽しみのではなく、稼ぐ人が出現して^^; この前提が壊れたわけです。

ところで、この毎日新聞の記事にコメントしています。 法律では取り締まれないと書いてますが、正確には、このようなプログラムを作成することは取り締まれませんが、当然、威力業務妨害になりますので、取り締まることは可能です。もちろん、不正アクセス防止法でも可能でしょう。

阿波踊り2005(その2)

2005年08月13日 11時03分20秒 | Weblog
阿波踊りは、昨日12日から15日までの四日間続くわけですが、徳島では、いきなり阿波踊りが12日をもって始まるわけではなく、春先4月頃夕刻になると、あちこちで「ぞめき」のリズムが聞こえ出します。大学でもGW明けぐらいから、夕刻なると練習が始まりだします。秋冬、そして春と蓄えたエネルギーをこの四日間に瞬時的に発散すべく、準備を行うわけです。

おそらく徳島出身以外の人は、阿波踊りといっても、イベント的な催しを連想するでしょうが、高円寺の阿波踊りのように、会場があって踊っているわけではなく、街中が踊っているのです。私も徳島県外の出身なので、最初に阿波踊りを見たとき(経験した時)は非常に驚いたものです。

「桟敷」という見物席に座って、非常に洗練された「阿波踊り」(いわゆる、プロの踊り)を見るのも素晴らしいですが、街中で「いい加減」に踊ったり、「うかれたり」、あるいは「倒れたり^^;」している風景を覗くのは楽しいものです。

阿波踊り2005

2005年08月12日 21時25分15秒 | Weblog
阿波踊りが始まりました。徳島はそれほどにぎやかな町ではないのですが、この日ばかりは町全体がどよめいています。徳島市内であれば、どこにいても「ぞめき」と呼ばれるリズムが聞こえてきます。徳島の人は、この「四日間」のためだけに働くといわれているぐらいです^^;