森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

長谷川きよし

2006年07月30日 17時05分50秒 | Weblog
昨日は、午後から『情報理論とその応用学会』の理事会が開催され、その会議に出席させていただきました。最近は評議員にも関わらず、2年前の淡路島でのシンポジウムのお世話以来、積極的に関われず申し訳ございません。これから積極的にお手伝いさせていただきます。 ... と言いつつ、会議が終わって、懇親会に参加しなければならなかったのですが、「別な会議がありますので、ここで失礼します??」と言って、会場を後にしました。満足なご挨拶ができず、申し訳ございません。

本当は、会議ではなく、長谷川きよし氏のライブに行っていました。上野の『池之端ライブスペースQui』で行われた、長谷川きよし氏のライブで、なかなか感動的でした。やはりライブは違います。一般的には、1971年の「黒の船歌」というイメージが強いのですが、RockやJazzを超えたものがあります。フランス語やポルトガル語での歌も披露してもらいましたが、やはり日本語での歌詞がさえていました。あれだけ美しく語れるのは、特に日本語で語れる(詠える)人は数少ないでしょう。

で、夜は神戸に戻れなくなりましたので、渋谷で宿泊したのですが、夜も24時を過ぎても騒々しく、夜食にと、マクドナルド(渋谷東口)に向かったのですが、大賑わいでした。そうそう、大岡山から上野に向かうときも、地下鉄が非常に混雑していたのですが、隅田川の花火大会だったようです。

朝日放送「ムーブ」に出演予定???

2006年07月26日 01時25分56秒 | Weblog
7月26日(水)の関西ローカルのABC「ムーブ」(15:49-17:54)にVTR出演予定です。先日に、ロケに行ってきました。大概は、スタジオか研究室でのVTR撮りなので、屋外ロケ(大学内を除く)は初めてです。

で、内容ですが... 秘密 です。なお、インターネットや通信技術関係とはほとんど無関係な話題です。もちろん、カード偽造やハイテク詐欺ともほとんど関係ありません。

犯罪は繰り返される

2006年07月19日 21時21分17秒 | Weblog
銀座にニセ夜間金庫、一時400万入金…54歳男逮捕(読売新聞)

「模倣犯」という言葉も一時流行りましたが、この犯人は「同じ手口をテレビで見て『これなら自分もできる』と思った」ということです。しかし、これは教科書???にも載っている古典的な手口なのですよね。どこかの国(欧州?)で最初に起こって、国内では確か、大阪がこの手口の発祥の地だったと記憶してます。もう10年以上前だったと思います。ベニヤ板で夜間金庫を作っていて、入れられた現金の重みで潰れた未然に防げたのですが... 2年前にも同じような事件が起こっています。3年前には、少しアレンジして、正規の夜間金庫に「故障」の張り紙とインターフォンをつけて、「利用する人は係りの人を呼び出してください」と書かれてあって、犯人が遠くの物陰から見ていて、インターフォンに触れた人の前に出てきて、「銀行の係員」を装って現金を騙し取ると言う手口でした。

今は 情報共有 の時代ですから、善人、いわんや 悪人のほうが情報を共有の恩恵に与っているのかもしれません。

もっと「うまい」手口も知っていますが、それは言えません^^;

ロングテール

2006年07月16日 14時59分01秒 | Weblog
前回の連載講座では、2006年度情報通信白書を取り上げています。特に、言いたかったのは、ロングテール現象です。これはマーケティングだけの話ではなく、これからの時代の潮流です。理数系の人は、関数解析などで、このロングテールの魅力(悩ましい???)は認識しているはずですが、現実にも扱えるようになったわけです。このロングテールをどう制するか、料理するかで、マスを相手にする事業は決まってくるでしょう。ビジネスだけでなく、政治も同様、小さくは大学もです。

そうそう、27日のテスト(神戸大学教養原論「情報の世界1」)でも、それに関する問題を出します。

神戸大学オープンキャンパス

2006年07月12日 23時22分31秒 | Weblog
7月末から8月にかけて神戸大学でもオープンキャンパスが開かれます。 

工学部でも8月1日にオープンキャンパスが開かれるのですが、電気電子工学科では、模擬講義として、私が担当し、

  「暗号の世界: ダビンチコードは暗号か!?」

という題で講義を行います。内容の一部はこちらに記載しています。

ところで、このオープンキャンパスですが、素直な感想として、かなり温度差があるようです。何が??というと大学や、あるいは学部によっての取り組む意気込みです。

大学と言うところは学生に指導するだけが仕事ではないのですが(教育は大事ではありますが、これだけが大学の仕事ではないことを強く主張したいです)、やはり学生あっての大学と言う意味合いは否めません。特に「意欲」があって、しかも「優秀」な学生さんを集めることは重要です。「昔の名前で出ています」方式では、もう学生は集まりません。地方の私学は文字通り生き残りをかけていますし、大都市の有名私学も大きく広告を打っています。早稲田などはその典型でしょう。国立大学法人も例外ではなく、いわゆる旧帝大(の一部)でもいろいろと策を練っています。たしか東大も、去年か今年になって初めて、入学案内を学外で行うようになり、それだけでなくパンフレットやビデオを広く配布しています。昨日は読売新聞にこのようなニュースも流れていました。

で、何が言いたいかというと、神戸大学のスタンスです。ある意味、 「マーケティング」 に類するところもあるのですが、それが看板でもある、神戸大学としてはどうなのでしょうか?

ローカルですが、神戸大学の中でも 温度差があるようです。申込み要項を読むと「ハガキ」で応募することを原則としているのですが、文学部、理学部、農学部は往復ハガキを要求しており、かなり強気です。対して、発達科学部、医学部医学科、及び海事科学部は、メールでも可能ということで、柔軟です。その他の国際文化学部、法学部、経済学部、経営学部、医学部保健学科、そして我らが工学部はその中間、ハガキでの応募を要求しています。

「お客様」という見方をするならば、できるだけ便宜をはかるほうが良いのではと思うのですが... ちなみに、工学部のオープンキャンパスでは、「飲み物」のサービスぐらいはしています。理科系離れという言葉も定常化し、電気系では特に顕著になっていますので「早期発見、早期治療、早期治癒」が必要なのではないでしょうか?ほんとうに


ちちんぷいぷい

2006年07月08日 15時14分42秒 | Weblog
昨日、金曜日の毎日放送(MBS)「ちちんぷいぷい」(14:00~17:50、関西ローカル)で、私の名前(?)が出演していたそうなの、誰か見られましたでしょうか?テロップでのコメントとして流れたようなのですが... 出張中(東京)で見れませんでした。取材内容から、警察の情報漏えい関係だと思います。どのようなコメントになってましたか? ちなみに取材(電話)はその日の昼前で、20分ぐらいはしゃべったような気がします。

ちちんぷいぷい(MBS)

2006年神戸大学公開講座

2006年07月07日 02時18分05秒 | Weblog
2006年神戸大学公開講座 「安全な生活のための工学の役割」が開催されています。私も担当していまして、情報セキュリティの世界:コンピュータウイルス、キャッシュカード偽造、スパムペール、フィッシング詐欺、そして個人情報保護」なる題目で、6月24日に講演を致しました。NHKの「サイエンスZERO」に出演した際の話題やら、いろいろなデジタル情報の偽造について(もちろん、具体的方法はしゃべっていませんが...)話をしました。ウイルスの話がほとんど出来なかったのですが... 残念です。ごめんなさい。

ここにその講演の際に配布した資料を公開します。ただし、講演内容とはかなり異なります。