森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

イノシシ大暴れ&証拠写真か?

2005年10月30日 00時22分57秒 | Weblog
イノシシが飼い犬(セントバーナード)を突き殺すという事件がおきました。場所は神戸市灘区篠原北町で、山の手(六甲台町)にある神戸大のキャンパスを少し降りたところです。

22日といえば、そのあたりの日の早朝にイノシシと遭遇しました。早起きして、午前7時30分過ぎに、六甲台のキャンパスに向かうと、いつも猫が迎えてくれる^^;のに、今日は一匹の居ません。ゴソゴソと音がするので、横を向くと、ほんの目と鼻の先に、イノシシが… 一瞬、目が合いましたが、お互いに目をそらして逆の方向へと進んでいきました。今までも、何回となく、キャンパス内でのイノシシとの遭遇は経験してますが、夜ばかりだったので、新鮮でした。早速、少し離れた隙に、撮った写真が、これです。

このイノシシが犯人(犯猪)である確率も低くありません。

電子新聞(朝日新聞徳島版10月22日付)

2005年10月26日 10時27分45秒 | Weblog
本来、このブログは、朝日新聞徳島地方版に連載している「森井教授のインターネット講座」を補足するために作ったのですが、まったく雑記帳になっていました。新聞紙上ですから、あまり過激なことや細かい内容はかけませんので、それを補足するためにここを使おうとしたのですが、ほとんどあまりコメントがかけていないのが現状です。10月15日付の「闇サイト」などは、ほとんど表面的なことしか書いておらず、闇サイトの闇の部分の内容に踏み込んでいませんから、コメントしてしかるべきなのかもしれません。「闇サイト」といっても、「闇のシンジケート」みたいなものじゃなくて、簡単にしかも、強く意識しないうちにアクセスしてしまったりしてしまいますから。大通りの裏にある「いかがわしい店」みたいなものです。

で、今回は10月22日付の「電子新聞」なのですが、記事中では、ヒューマンインターフェース、マンマシンインターフェースに問題があって、今ひとつ利用が広がらないとまとめました。それだけ、軽く薄い大きな紙にあれだけの内容を詰め込んで、しかも一目で内容が把握できる「新聞」は素晴らしい媒体なのです。ヴューアー(機械)のほうは様々な形が開発されていて、いわゆる「下敷き(今はほんとうに見かけませんが…)」、いわゆる伸縮できるビニールの板みたいなものに、投影するものも出来ていて、実用化一歩(半歩?)手前です。まもなく、朝の通勤ラッシュの車内の様子が本当に変わるのではと思っています。

鍵はブレイクスーになるような、「新聞」の記事の映し方、閲覧の仕方でしょうね。

現在でもいくつかの電子新聞と呼ばれるものがサービスされています。上に書いた、そして紙面にも書いた「新聞」の携帯性、検索性、内容把握の即時性は満たしていませんが…

産経新聞NetView

世界日報 電子新聞 IT e-News "イット・イーニュース"



ATM盗撮について

2005年10月24日 22時38分50秒 | Weblog
ATM盗撮についていろいろと憶測が持たれているようですが、それほど深い意味はないのでは、と私は考えます。もちろん、「いたずら」で行っている可能性は小さいですが、大掛かりな組織が行っているとも思えません。組織と知っても数人がつるんでいる程度でしょう。私はほとんど単独犯だと思います。

その目的については、いろいろと憶測が飛んでいるわけですが、得られた情報、口座番号や暗証番号、さらに振込先の口座番号や、場合によってはクレジットカードの番号(キャッシュカードと一体化しているカードもありますので)や有効期限をまとめた資料として、売ろうと考えていたのではと思います。別に、作業(詐欺等)を最初から最後まで行う必要は無く、そのパーツ、パーツで十分売れます。

「情報」を何にどう使うかということは、たぶん考えていないでしょう。また、別な人が思いもつかぬ方法を考えているものです。

IT投資減税打ち切り

2005年10月23日 23時46分24秒 | Weblog
IT投資現在が当初の予定通り、三ヵ年で打ち切るとの観測が出ていて、谷垣財務相もその方針を打ち出しているが、単に景気が回復しだしていると事だけで、打ち切るべきだろうか、非常に疑問です。当初は景気回復の意味で実施されたわけでしょうが、現在では、それ以上に広い意味での構造改革、機構改革が望まれているわけであり、その先鋒を担うIT技術、インフラの導入をさらに積極的に推し進める意味から、投資現在は必要でしょう。研究開発減税も、単なる生産から知財への移行に向けて(生産の海外拠点から国内の拠点へのシフトも始まり、その内容が高度技術の囲い込みであることからも)、必要不可欠ではないでしょうか。消費税も含めて、他に税源はいくらでもあるでしょう。

消費税を含めて、一般の、いわゆる家計に響く増税が現実味を帯び、そのなかで企業にだけ減税は理不尽との意見が大勢を占めてるようですが、結局、企業の体質が悪化し、競争力が落ちれば、日本国民、つまり家計に直接響いてくるのではないでしょうか? IT投資減税、研究開発減税という言葉自体が悪く、減税ではなく、それぞれの推進政策の一環と捉えるべきでしょう。

…といつになく固めのコメントでした。

梅三小路

2005年10月23日 18時28分52秒 | Weblog
先日、中ノ島センタービルでのJPNIC/JPCERTセミナーでの講演の帰りに、大阪駅桜橋口のソフマップに寄ったのですが、少し見ない間に、ソフマップが少し移転し、その周辺がきれいに整備されていました。梅三小路と呼ばれるレストラン街になっていました。どちらかというとカジュアルレストランで、セルフの「讃岐うどん」屋さんがあったりと、オフィスでの昼食にも便利です。あの辺りは、この数年で大きく変わって、かなり「おしゃれ」になっています。

ATM(現金自動支払機)盗撮について

2005年10月22日 16時31分12秒 | Weblog
ATM(通信屋さんの世界の略語ではなく、現金自動支払機のほうです)盗撮についてですが、関係者というわけではないのですが、またシビアなことを書くと物議をかもすので、静観していました。少し落ち着いてきたようなのでちょっとコメントするのですが…

当初、「暗証番号を入力する手元の画面だけ映して、どうするの? 暗証番号だけだと何も出来ないのでは?」みたいな報道が多かったのですが、ディスプレイ画面だけ映しても十分情報量があります。振込口座だけでもわかれば大きな情報ですし、使い道はいろいろとあります(何、言ってるの?? 一人で突っ込んでいましたが…)。まあ、この問題は予想通り、複数のカメラでカードの映像も撮っていたということで、カード偽造のための情報という線も濃くなったわけですが…

さらにニュースでは、「相当の技術を持った、しかも組織的な犯行…云々」みたいなことを言っているのですが、あの夏休みの工作みたいなセットを見る限りは、それほど技術を持っているとは思えません。また、「何百メートルも離れたところで、見ているとか、録画している」とか言ってますが、あの機材で何百メートルも電波が届かないでしょう。せいぜい20mぐらいだと思いますけど。

いろいろな人が好き勝手にいろいろなことを言って、むやみに不安を掻き立てるのもどうかなぁと思います。以前のスキミングでも、服やカバン越しに、スキミングの装置を近づけただけで、カード情報がすべて取られるみたいなことを言っていましたが、それはあり得ません。もちろん、SUICAのような非接触型ICカードは、その危険性はなくはありませんが、磁気カード(ICカードも)ではありえません。

たぶん、TV局って…

2005年10月22日 15時57分20秒 | Weblog
たぶん、テレビ局って、誰でもが無くなるんだろうなぁ…と正直思っているところでしょう。キー局とか一部の有力地方局が持っているコンテンツクリエータ&ディレクタとしては残るでしょうけど、コンテンツプロバイダとしてはラジオ局以下になると思います。ラジオ局を決して卑下しているわけではなく、ラジオというのは十分残るでしょけど(紙にメモを手書きして送ることが重要なように)、今のテレビは中途半端なプロバイダになる可能性が十分あり、10年後も安泰とは決していえないでしょう。テレビ局にとっては大きなお世話でしょうけど、三木谷さんや堀江さんが危惧するのも十分うなづけます。

以前、堀江さんの騒動の渦中、そのテレビ局とトップが「テレビ局だって、インターネットを無視しているわけではなく、十分活用したり、研究もしている!」と言っていましたが、発想は7年ぐらい前の「インターネットテレビ」と同じで、テレビでインターネットを見る?ことに固執した同じで、その轍を踏むような気がしてなりません。

…とこんなことを書くのは、今、羽田空港内のラウンジで、いつものように無線LANに接続して、仕事をしていたのですが、ふと久しぶりに「GYAO」のサイトを覗くと、そのコンテンツの充実ぶりに驚かされました。特に、CMを提供している企業が早々足るところです。TVよりもこちらに移行しつつあるというところでしょうか。

http://www.gyao.jp/

人探しビジネス…儲かるかも?

2005年10月10日 20時37分54秒 | Weblog
ネット関係でいろいろと口を出しているのと、WEBに記事を掲載していることもあて、結構、テレビ局さんや新聞、雑誌社さんから取材が多いのですが(ちなみに、出演や掲載される割合はそれほど高くありません。30%程度でしょうか???。社会活動も重要な仕事の一部ですから、喜んでさせていただいてます)、その中で、「こういう活動をしている人は知りませんか?」とか、「こんな被害にあった人をご存じないですか?」という質問も多々あります。「こういう犯罪を犯している人はいませんか?」というような質問はさすがにありませんが^^;(知っていたら基本的に警察へ通報しますし、通報しなかったとしても軽々しくは教えられません… 不思議なのはいくつかのTV局で、犯罪者にインタビューしてますが、どうも腑に落ちません)、特定の人でなく、「こんな人」を探し出すという仕事はあるようです。

そこそこネット関係については情報もあるので、直接紹介することは滅多にないのですが(トラブルを避けるため)、「ここに連絡をとったら…」とか「このサイトの管理者にメールしたら…」とかコメントしたりしています。これって、コンサルタント業務として成り立つのでは???