森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

堺市のイメージ低下??

2005年08月08日 02時05分46秒 | Weblog
昨日も書きましたが、「自殺サイト連続殺人事件」の犯人は堺市在住です。以前にも堺市では凶悪犯罪が起こったりしていて、自分の出身値であるがゆえに、イメージ低下で寂しい思います。

GoogleFightというゲーム(?)があって、HIT数やPageRankで競うのですが、「堺市 犯罪」でHIT数を調べると、20,400です。「徳島市 犯罪」では、7,920、「松山市 犯罪」で、16,010、「横浜市 犯罪」で、72,700です。ちなみに「大阪市 犯罪」では、95,800です。堺市と松山市は、人口の割には高いような…

自殺サイト連続殺人事件

2005年08月07日 11時12分13秒 | Weblog
昨日朝に東京へ向かう新幹線の中で、携帯電話が鳴って通話すると(非通知になっていると絶対に出ないのですが…)、「xx新聞社の○△というものですが、自殺サイトで呼び出して殺人を犯した事件で、コメントを伺いたいのですが…」という電話。矢継ぎ早に数社から受けました。いろいろと一方的にコメントさせてもらったのですが、これは野次馬的な^^;掲示板でも、昔から言われていて予想されてました。(不謹慎ですが)「どうせ死ぬんだったら、その現場を見せてくれ!」とか、もっと極端に「どうせ死ぬんだったら俺に殺させてくれ!」というような記事が載って、それなりに問題になってました。昔から小説でもドラマでも自殺志願の人を利用して、犯罪を行う筋書きはよく見かけました。十分有り得る事だったのです。「起きてから、注意喚起しても遅いだろ!」とお叱りを受けそうですが、なかなか「自殺」に関する込み入った内容を公に書くのは難しいものです。かなり以前に、比較的無用心ながらも結束力がそれなりに(局所的、局時的に)高い、インターネットコミュニティを利用して犯罪が起こりえることを新聞紙上で書きました。例えば、高齢者のコミュニティで高齢者のふりをして、高額な商品を騙して購入させるとかいったことです。

新聞社さんが私にコメントを求めた理由は、以前から、ネットの利用規制や公的監視に関しては、部分的には容認せざる得ない状況(時期)であることは認めながらも、原則として反対している立場で、コメントを幾度となくしており、最近も、自殺に関わる掲示板の書き込みに関して、プロバイダが警察側に情報を提供することに、プロバイダが自主的に提供するならともかく、警察側の判断で提供を強制することには反対であるとコメントしました。もちろん、自殺志願者がそのサインを出して、無意識下で助けを請う事は十分ありえ、その人を助けるために必要かつ十分な情報を警察に提出することは問題なく、強制しても良いぐらいですが、何が自殺に関する情報かということが明確に定義できなければ、過去の歴史から乱用されてしまう可能性が捨てきれないからです。極端に言うと、一件の自殺に関係する記事を理由にして、そのプロバイダのすべての交信記録を提出させることになり得るからです。このようなコメントを出していたので、今回の事件を受けて、どのように考えるのか、対策はあるのかということを聞きたかったのでしょう。

日本経済新聞に掲載されたコメントがここにあります。どうしてもコメントというのは、数百字も載せてもらえず、せいぜい50字前後ですから、要約の要約になります。

【追伸】「着信非通知ならば携帯電話に出ない」という件ですが、私の研究室の両K先生、ごめんなさい。お電話いただくときは、申し訳ないのですが大学の電話ですと、非通知になっていて、着信音がなりませんので、着信が通知となる電話からかけていただくと安心です。

大阪37.2度 今夏最高

2005年08月05日 18時07分13秒 | Weblog
「最高ですかぁ!!」と叫んでいた人は、起訴されて、確か先月、懲役12年の判決が出ていました。頭が「最高」になるほど、今日は暑い日でした。神戸では、夕刻に夕立があって、涼しくなってますが。

頭が最高!?になって、温度上昇してしまうと仕事にならないわけですが、発熱して40度近くなると、妙に気持ちが高ぶってしまった記憶があります。空回りしていたのでしょう。

この前、TVで、クライオサーミアというのが取り上げられていました。頭頚部生理冷却装置だそうです。効果はともかく、その瞬間は気持ちよさそうです。でも、あまり冷やしすぎると機能低下を招かないのでしょうかね?? そのあたりの調整が技術なのでしょう。

【追伸】 Far East Famly Band、久しぶりに耳にしました、ネットラジオで。日本語での紹介はこちらで

阪急東通商店街

2005年08月04日 21時12分32秒 | Weblog
少し前になるのですが、梅田(大阪)で会議があり、そのメンバと夕食(夜飲?)を取ってから、ふと思いついて、久しぶりに、阪急東通商店街を歩いて見ました。雰囲気は昔から変わっていないのですが、やはり一つ一つの店はずいぶん変わり、入れ替わってしまっていました。まあ、昔から風俗関係は多かったのは記憶に残ってます。輸入版専門店(レコード)だとか、雰囲気のある茶店も少なくなかったのですが、すっかり、なくなっていました。

<< LPコーナー >>、高校生のとき、ほとんどすべての財産(というほどの額ではないが)をつぎ込みました。懐かしいです。

参考記事:
大阪LPコーナーの青春

どこがおかしい?

2005年08月03日 14時36分25秒 | Weblog
新幹線で東京から神戸に向かっているのですが、その車中、ティッカー(車両前部の電光掲示板)のニュースで、「居眠り生徒の腕にライター、軽い怪我。工業高校教諭、悪かったと2千円渡す」と流れていました。

高校のとき、眠っていたら、チョークが飛んできましたし(剛速球ではなく、山なりの飛跡で…)、髪の毛を数本、引っ張られたりしました。今なら、問題になるのでしょうね? でも、それぐらいはしたほうが教師にも生徒にも良い関係が築けると思うのですが… 今は、お互いに「これぐらい」という程度、規範が無くなっているから無理なのでしょう。

知恵とか知識の根本(科学の基本)は、「先を予測すること」にあるわけですが、この先生は、この基本がそっくり抜けているのですね。何をすればどうなるのか、ということがまったく予測できないのでしょう。

しかし、この小さな事件、今の世の中を象徴しています。100歩譲って、過失を犯す可能性が無くはありません。その過失を犯したとき、あるいは不慮の事故にあったとき、どうするのかという対応、いわゆる「危機管理能力」がまったくないのでしょう。自戒しなければなりません。

のっぴきならない

2005年08月01日 00時47分04秒 | Weblog
最近、国語、つまり日本語の使われ方の問題が良く取り上げられます。「的を射る」のか、「的を得る」のか、という類です。言葉というものは生き物ですから、変わっていくのは仕方ないかもしれません。

先ほど、TVで、「のっぴきならない」という言葉を聴きました。なかなか懐かしい言葉です。語源はこちらに任せるとして、「のっぴき」って「退き引き(のきひき)」のことだったのですね。勉強になりました。

写真は、先日に行ったビアホールで飲んだビール:ギロチンです。評価とは違って、結構、すっきりした味で、切れもよかったです。