森井教授のインターネット講座(神戸大学大学院工学研究科教授 森井昌克)

1996年から2009年3月まで朝日新聞に連載してました森井教授のインターネット講座のネット版(もどき)です。

アンシャンレジューム

2005年08月17日 13時26分00秒 | Weblog
懐かしい言葉を聴きました… 「アンシャンレジューム(Ancien Régime)」という言葉です。フランス語の響きということもあり、またはるか昔、第二外国語でフランス語を取ったこともあって、懐かしく響きました。フランス語を選択した理由は、社会学に興味が会ったことと、数学関係の論文を原著で読んでみたいという気持ちが、ほんの少し会ったからですが、今では、「数」さえ数えられません^^;

そういえば、石原都知事がフランス語の数の数え方に対して、厳しいコメントをしていたことが記憶に新しいです。

「アンシャンレジューム(Ancien Régime)」… TVの討論会で、現在の政局に絡んで、使われていたのですが、もともとの意味は、フランス革命前の旧体制を指した言葉だったと思います。

政治だけでなく、すべての動きに対して、何を持って旧体制というのか、というのは難しい問題です。たぶん、字のごとく、新しい動き(改革しようとすること、その動き自体)に水を注すことがAncien Régimeなのでしょう。もちろん、水を指すとは、流れを止めることであり、現状を維持することです。「現状を維持するのが何が悪いか」と問われそうですが、すべての動きを止めるならともかく、局所的に止めることなど、今では不可能なのですから。

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