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2018年1月31日は、今月2度目の満月。

1ヶ月に2度の満月を「ブルームーン」と呼びますが、今月のブルームーンは「皆既月食(ブラッドムーン)」でもあり、日本で皆既月食とブルームーンが重なるのは、1982年12月以来の約35年ぶり。

さらに今月は月が地球に最接近中の「スーパームーン」でもあり、日本でブルームーンと皆既月食とスーパームーンが重なるのは、今から152年前、1866年3月以来の「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」となります。

152年前の日本は江戸時代末期のクライマックス。

スーパー・ブルー・ブラッドムーンの直後に幕府(政府)と天皇が大きく揺れ動きます。

1866年3月1日に最初の満月があり、その直後の3月7日に薩長同盟成立。

1866年3月31日の2度目の満月、スーパームーンの皆既月食を経て時代は大きく変わっていき、1866年8月29日に将軍徳川家茂が死去。

翌年1867年1月10日に徳川慶喜が十五代将軍に就任。

そのすぐ後の1867年1月30日に孝明天皇が崩御、同年2月13日に明治天皇即位。

そして、1867年11月9日に徳川慶喜が政権返上を明治天皇に上奏、大政奉還が起こりました。

スーパー・ブルー・ブラッド・ムーンから1年8ヶ月で大激動の日本。

日本の歴史を大きく変えた明治維新のきっかけは、スーパー・ブルー・ブラッドムーンから始まっていました。

時を経て、152年後の日本は今、2019年5月に天皇の交代、新たな時代が始まろうとしています。

政治を司る幕府も大きく変わった152年前、今の日本の政治も大きく変わるのでしょうか。

昨日までの常識が非常識となり、昨日まで非常識だったことが常識となった明治維新。

孝明天皇の暗殺、明治天皇のすり替え、フリーメーソンの暗躍・・・明治維新にまつわる黒い背景の噂はつきませんし、明治維新がきっかけに日本が悪くなった、骨抜きになったという意見も多数ありますが、よくも悪くも今の日本があるのは明治維新、あのタイミングを転機に日本は大きく変わりました。

それ以上の大転機とも呼べるパラダイムシフトが差し迫っているのを感じている人もいれば、いつまでも今と変わらない日常と常識が永遠と続くと思っている人も大多数いると思います。

「そんな馬鹿な」
「こんなことあるもんか」


そう現実をなかなか受け入れられないうちに、あっという間に時代に取り残されてしまうかもしれません。

「あんな時代もあったなぁ・・・」

平成を振り返り、こう呟く日も遠くないと思いますが、果たして「あんな」の後に続く言葉がどうなることやら。

「あんなに大変な時代はもう二度と経験したくない・・・」

「あんなに平和で楽な時代はもうやってこないのかな・・・」

次の時代から見て、平成はどういう時代に見えるかは、これから次第。

今よりも、もっと良い時代となるには、ここ数年が正念場かもしれません。

1月31日のスーパー・ブルー・ブラッド・ムーンから、いよいよスイッチが入ると思います。

2018年、2019年を経て、2020年以降の日本はまったく違った日本となっているかもしれません。