大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい

2011年01月19日 | 専攻科・学ぶ作業所
 大阪全体ですすめてきた「卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい」の第6回目の「つどい」です。この間、堺方面を中心に取り組んできた学ぶ作業所づくりの具体化に重点を置いてきました。今回は前回「つどい」(昨年10月)以降の経過と「ぽぽろスクエア」の構想やカリキュラム(案)、利用案内などについての説明をさせていただきます。また、「つくる会」の案内や募金活動などについても報告する予定です。

 日時 2011年2月10日(木)    午後10:30~12:00
 会場 大阪発達支援センターぽぽろ

 いよいよ2012年3月の開所をめざし、大阪に第一号の「学ぶ作業所」をつくるための運動が具体的に動き始めます。私たちのとりくみが大阪全体にも波及することをねがっています。
 夢を現実に!高等部専攻科設置と福祉の事業を活用した「学ぶ作業所」づくりに是非ご参加ください。
 初めての方でも参加できます。参加費はいりませんし参加は自由です。
 参加の問い合わせ、申し込みはぽぽろ(06≠U964≠O703)まで。


ブログ「ぽぽろスクエア」

2011年01月18日 | 専攻科・学ぶ作業所
 堺(松原)に「学ぶ作業所」をつくる会&卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどいのブログ「ぽぽろスクエア」を開設しました。「ぽぽろスクエア」は今度、堺市と隣接した松原市に建設予定の「学ぶ作業所」の名称です。

 高校・高等部卒業後の学ぶ場・専攻科(2年間)をつくる運動の中で、希望者がだれでも学べる専攻科の教育制度が整うまで、福祉の制度を活用した学ぶ作業所の中で学び保障していこうというとりくみです。この作業所が提供する「サービス」は専攻科で学ぶ自立支援のカリキュラムと重なる部分が多いと思います。卒業生はもとより、いったん卒業して就労(福祉的就労を含む)された青年の方でも学び直したいという方についてもご本人の希望があれば利用対象となります。

 2月22日(火)に立ち上げる堺(松原)に学ぶ作業所をつくる会の第一回総会の案内をしています。(午前10時~12時、会場はサンスクエア堺=JR堺市駅すぐ)

 ぽぽろのヤンクラ生たちの演奏と高橋紗都さん(『うわわ手帳と私のアスペルがー症候群』著者)のギター演奏を予定しています。
 また、当事者・家族・教育・福祉関係者などによるリレートークもあります。
 そして、募金活動をはじめ「つくる会」の今後のとりくみや「ぽぽろスクエア」構想の報告・承認と「ぽぽろスクエア」利用・募集案内などをさせていただきます。開所予定は2012年3月1日の予定です。会長には湯浅恭正氏(大阪市立大学大学院教授)にお願いする予定です。
 どなたでもご参加いただけます。参加申し込み、お問い合わせは「ぽぽろ」までお願いします。


広がれ放課後支援の場

2011年01月16日 | 児童デイサービス
 木曜日の学童の様子がDくんのお母さんのブログ「ダンケ!な毎日」に載っています。
 お母さんのHさんは時々帰り際に子どもたちの様子を携帯で撮ってブログに紹介してくださっています。

 Hさんは3月から東大阪の鴻池あたりで開設される児童デイサービスで働かれる予定だそうです。その名も「児童デイサービス“ダンケ”」。「ぽぽろ」にも「ぽぽろ大東」にも近いですが、身近なところにたくさんできると利用しやすくなっていいですね。事業所の改装工事なども紹介されています。いいなぁって思ったのは天井からハンモックや感覚統合遊具をつるせる金具=アンカーを設置されること。ぽぽろでも改装の時に是非とも実現したいのですが…、天井裏がどうなっているんかなぁ?

 「ぽぽろ大東」も定員を超える日が続いたりしていますので、「適正規模」で分散設置されることは利用者の側からはとてもいいことです。新たに児童デイを開設したいという法人さんや株式会社が増えて今いるようで、ここ数ヶ月の間にぽぽろにも相談や見学が相次いでいます。

 経営の観点も大切だけど、昨日のぽぽろは17人で振り回されてしまいました。スタッフは9人でバイトの方々も慣れてきましたが、それでも安全確保に汲々としている現状。私は「適正規模」は10人程度が望ましいと思っています。マンツーマンを必要とする子どもたちが増えれば更に規模を小さくしてもいいと思っています。
 年齢差も大きい(制度上は0歳から18歳まで)ので小学生と中高生に分けるなどの配慮もいるのではないでしょうか?ぽぽろは就学前はⅠ型で分けていますが…。

 平成24年4月から新しい制度である「放課後等デイサービス事業」がスタートします。3月までには制度の大まかな内容が明らかになる予定です。
 現行の児童デイサービスと異なる新しい制度です。来年度中には現行の児童デイでいくのか新しい放課後等児童デイサービスでいくのか決めなければなりません。いずれにしてもこれまでの障害者自立支援法からはずれて児童福祉法にもどります。対象も現行の18歳までが20歳までとなります。ただし利用できるのは就学者です。今後の半年は新制度の動向から目が離せません。

 明日は全国放課後連と厚労省との懇談会です。
 全国放課後連としては新制度が「応益負担」や「日割単価」制となっているなどの問題点は今後、総合福祉法を実現させる運動の中で抜本改善を求めながら、当面は新制度に対して以下の3点の重点要求で緊急の改善を求めます。これは全国放課後連がこれまでの運動の中で国に強く申し入れてきた点です。①「報酬単価を児童デイⅠ型並みに引き上げること」②「学校への迎えにも送迎加算をつけること」③「定員による報酬単価の較差を是正すること」です。
 ①報酬単価が低いと人件費で調整せざるを得ず、職員が確保できないし障害の重い子どもたちや常時見守りが必要な子どもたちの受け入れが困難になるからです。②事業所から児童デイ利用者を学校に迎えに行っても、送迎加算がつきません。利用者の実費自己負担か事業所がかぶるということになっています。③たくさん受け入れるために定員を20人にすれば報酬単価がド~ンと下がって経営にひびきます。①とも関わって単価がⅠ型並みに上がって、更に20名でも同じ単価となれば定員を増やして人的体制や部屋を2つ確保するなどしたり、事業所を近く(30分以内に移動できる場所)にもう一ヶ所作って主たる事業所・従たる事業所(法令・業界用語)で一体運営することが可能になります。

 ぽぽろもこうした動向を見極めながら児童デイⅠ型の「親子療育教室」をどうするのか?Ⅱ型の学童保育をどうするのか?規模(定員)をどうするのかなど見極めていかなければなりません。

 新しい制度を見越して内容は様々ですが、児童デイサービスの大阪府への申請が増えているようです。来年度中に立ち上げれば、一からの新たな申請は不要なようです。
 来月も奈良県から児童デイの見学と相談が予定されています。
 広がれ「第三の世界」、放課後(休日・長期休業)支援の場。

 それにしても児童デイという制度の変わり目(療育分野は大改革=私たちはいい方向で変わるとは決して思ってはいません)にもう一つの事業=「学ぶ作業所」の立ち上げをするわけですから、これは大変です。
 体力のあるうちにと思って学校を早期退職して5年。予定ではアト1年の定年退職(結果的には60歳だったのが5年伸ばされて65歳になってしまいましたが)までに、つまりは6年の間に学齢期から青年期にかけての運動に参加して、それを広げること、担い手を育てることが私の課題でした。
 制度の谷間になっている事業を掘り起こし、制度にしていく運動には少しは接近したと思っています。それは療育、学童保育分野の児童デイ。「フリースクール」は現実性のない夢物語でした。青年期の夢=課題は専攻科づくり(教育年限の延長)ですのでこれからです。「学ぶ作業所」は福祉の事業ですので始まりに過ぎません。

 もう一つ、ずっと気になっていることとして肢体不自由児の分野や医療的ケアの課題があります。ぽぽろ大東では週1回の肢体不自由児向けの取り組みを入れています。肢体不自由の子どもたちを対象にした児童デイ(放課後保障)は現在の貧しすぎる制度では多くの困難が伴います。私が細く長く理事を続けてきた北摂方面の法人(旧身体障害者療護施設やケアホーム等を持つ)で児童デイサービス事業化の検討が始まります。前途多難ですが、是非とも実現させたいとおもいます。

 これらのめどがついたら事業にどっぷり浸かって運動はおろか学習や研究もほとんどできずにきた生活を少しは変えたいと思っています。とにかく先ずは苦手な事業の日々の実務から解放されること。誰にともなく宜しく!


男性アルバイト求む!

2011年01月15日 | 児童デイサービス
 水曜日に男性アルバイトが一人増えました。Riちゃんの後方に写っているのがMiくんです。(大学をやめて本格的なバンドマンをめざすそうです。水曜日だけ入ってくれます。練習はきついと思うけど両方頑張ってね。)
 以下はTaさんからの?投稿です。
 今週水曜日は「ショーごっこ」で、フラフープが盛り上がりました。


 Maくんはフラフープを楕円にしてヘンテコ転がしを披露。
 (事務所にいると何やら大きな拍手が何回も聞こえていました。これやったんやね。)



 ここからは今日の学童。私の投稿です。学童は17人の利用でしたでしょうか。それでもキャンセル待ちが2人。学童が終わってからの療育は5人でしたからのべ22名!

 Sちゃん、「おっちゃんの帽子を返せ~!」。「何で?」「頭が寒いやんか?」「何で?」「○げてるもん。」(言わすな!)
 「うらべのはげ!」(ほら見てみろFuくんが言うやろ!)少年野球チームのママゴンたちが噴き出していました。Fuくんはたき火を囲むママゴンたちの井戸端会議に参加していました。
 後方にはサッカーやジャングルジムやスーパーボールころがしなどを楽しむ子どもたちの姿が…。



 今日はSちゃんとのべ800メートルくらいの全力疾走をしました。負けることはなかったけどおっちゃんの足はパンパンです。
 男性アルバイト求む!おっちゃんは少々膝なんぞがガタついてきました。特に金土と男性アルバイトを募集中です。つまり、やんちゃな子どもたちと格闘できて、トイレの介護もできて、足も速い方…。

 元気のいいSちゃんです。来るなり蛍光灯が3本と廊下の窓(プラスチック)が1枚落ちました。優しいSちゃんは午前中は公園でHaくんとサッカーをしてくれました。

 これは午後のクールダウン。マンションの池に足まで浸かりました。

 時々フッと力を抜くSちゃん。そんな時、少しずつ語ります。今日は約束通り帰りにお母さんの携帯で撮ったうさぎの写真を見せてくれました。名前は「こうちゃん」だそうです。Sちゃんが飼っているそうですが、とってもかわいかったです。「あのなぁ、うらべさんも うさぎどしやて。」

 そう言えば、スタッフのKoさんの赤ちゃんの写真が届いて子どもたちは大騒ぎでした。「しっかりして、かわいい!」とぽぽろの姑たちも語っていました。


誕生おめでとう!

2011年01月13日 | ノンジャンル
 産休に入っているスタッフのKoさんに赤ちゃんが誕生しました。
 体重2,919gの男の子だそうです。
 みんなで おめでとう!!
 しばらく子育て(家庭保育)楽しんでね。
 そして、早く帰ってきてね。(子どもたちの声です。「産まれたよ」って報告すると子どもたちがもうすぐにでもぽぽろに帰って来てくれると思って「来週は来るの?」なんて言っています。)

「かわいくて、嬉しくて仕方なくて、早速、親バカです」「温かくなったら遊びに行きます」とのこと。