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『波の音が消えるまで』を読みました。

2019-03-20 22:22:22 | 本と映画
沢木耕太郎さんの小説『波の音が消えるまで』を読みました。
マカオでバカラにハマってしまう男性の話です。

この小説を読んで、沢木さんの代表作『深夜特急』を
思い出さない人はいないでしょう(読んだことがあれば)。
ちなみに私は全6巻を3回読みました(笑)。

ギャンブルで勝っている間に席を立てない心情とは何ですかね。
なぜ全てを失うまでやめられないのか?
必勝法? 果たしてそんなものがあるんでしょうか?

魅力的な人物が何人も出てきました。
劉さん、李蘭、アイリーン、銀縁眼鏡の男、薄毛の中年男…。
どの人も暗いものを心に持っていました。

人との出会いも“波”のようなもの。
一度は寄せて触れても、皆いなくなってしまうんですから。

私もマカオに行ったことがあります。リスボアにも。
でもその時は怖じけづいてしまい、賭けることができなかったんです。
次に行く機会があれば今度こそやってみたいですね。
バカラのやり方やルールはこの本でもう会得しました(笑)。
上下巻で長めですが一気に読みました。

そして、わたしは心から残念な気持ちになりましたよ、
自分自身のいまのこの人生のつまらなさに…。

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5 コメント

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大抵の人は、つまらない (みなみ)
2019-03-21 08:25:14
私もつまらない、を通り越して苦しいですが、
順調に見える友人(?)でも、実情はつまらなそうです。
つまらないを通り越して、不満の塊な友人は、もっと不幸です。
衣食住がまあまあ足りていれば、考え方次第だと思います。
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いろいろ考えられますが (poor-girl)
2019-03-21 08:57:21
「慣れ」というのが大きいかと思いますけど...。
日本って世界的に見てもエンターテイメントが充実してますもんね。
エロやオタク系から食べ物まで。

が、自分は仕事もしょーもなく、家族事情もシンプルで(非婚、子なし)、ドマンネリです。
でも、一応は(低位ながら)落ち着いている今の状況を
変えるのが不安でもある。
ドン底を味わった幼少期のトラウマかな。
破滅したいわけでも一攫千金をねらってるわけでもないけど、
退屈で死にそうです。
貯金が増えたら海外移住したいけど(秘めた思いw)。
返信する
日常生活 (きっきちゃん)
2019-03-22 01:43:48
深夜特急好きです。でも、本はインドしかよんでません。大沢たかお主演のドラマにはまりました。ドキュメンタリータッチでおもしろかった。
大沢たかおがかっこいい!!
本もよんでみます。
現在、日本人は平和すぎて日常生活が送れる幸せをわかっていないと思います。
震災とかに巻き込まれたり、突然非日常になってしまった時どれだけ普通に生活が送れる事が幸せなことか実感するんです。
私の場合は交通事故の加害者になったこと。
注意してても避けようがなかった。
健康で普通に生活が送れる幸せを感謝してほしいです。
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Unknown (きっきちゃん)
2019-03-22 01:58:49
交差点の左折時左から直進の自転車が突っ込んできました。幸い怪我はたいしたことなくたん瘤程度だったんだけど、生きた心地しなかったよ。それから現在車の運転出来なくなりました。
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私も大好きです! (poor-girl)
2019-03-22 18:19:21
きっきちゃんさん、深夜特急おもしろいですよね!
6巻は長いと思うかもしれませんが、読み始めると早いです。
逆に私はドラマは見てなくて、
ヤフオクで買おうと思ったらけっこう高いんで。

テロや震災にあうことはほぼないですが、
確かに、普通の生活ができることに慣れると
不幸を感じるようになってしまいますね。
清潔で快適で健康的な生活はなによりですが、
ベース過ぎて、当たり前すぎて、
それだけだと人生や生活に付加価値が感じられない。
文明病でしょうか?

交通事故の件は怖いですね…。
そういう「なにか」が平凡さの価値に気づかせてくれます。
私も長い無職の末に再就職したとき、朝満員電車に乗れていることが嬉しかったんですよ。
今は苦痛だけですが。

不満を感じなくなるときは、諦めたときかな。
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