馬をめぐる冒険 旋丸 巴著
酪農学園大学畜産農学科を卒業され、後に北海道に夫とともに移住され、馬、犬、猫、山羊,鶏などと暮らしておられます。
小学校から高校まで乗馬をされ、その後は馬をめぐるいろいろな冒険や体験をされていられます。
それらがユーモアを交えながら軽妙なタッチで書かれています。良くぞこの膨大な内容がこの一冊に収まったなと感心する次第です。
自分は馬にであったことで、おもいもかけず知らなかった世界に足を踏み入れました。そしてそれはとても楽しいことでした。
自分はこの方みたいに馬の世界にとことん飛び込んでいません。
地方から東京に出てきて、大学では社会学を専攻し、卒業してからは京都のお寺でお茶を習い、子供が小学生になると英語の時間講師で働いたりしていて、やっと人生のエピローグ(終章)
でシャル君と出会いました。青春時代の社会の出来事では安保闘争 東京オリンピック それから高度経済成長で日本はそのころ世界から注目を浴びました。
有名人では 吉永小百合さん 加藤登紀子さんなどと世代を同じくしてきました。
馬は大きいけれどとてもこわがりです。馬の心を知り正しく扱えば、馬はとてもよいパートナーになってくれます。
今思うことは馬たちの福祉です。人と馬が平和に仲良く共存できるといいといつも願っています。馬とかかわった時間と経験はこの方よりずっと少ないですが、馬のことを思う気持ちは
同じ重さだと思っています。