12日は久しぶりに晴れて、放牧の後グラウンドワーク25回目ができました。だいぶ学習もすすんできました。後ろを振り向くことも頭を上げずに出来るようになりました。駆け足しながらも先生にいつも集中して合図で急停止して先生に向かって歩くなどかなり高度のことを学習しています。
グランドワークの日曜日には雨またはぐずついたお天気で、晴れ間をみて先生とシャル君と二人だけのレッスンが三回続きました。15日は久しぶりに晴れレッスンに加わることが出来ました。そしてシャル君が先生の指示どおり素直に動くようになったことを確認できました。同じレッスンを受けている先輩生徒のスーちゃんよりシャル君はやんちゃだそうです。
凍りついた馬場をならすため、ハローが忙しく動いていました。ガチガチの馬場はものすごい音をたてて砕かれていきます。高速道路の工事よりもっとひどい音でした。
全部ならすのに2時間くらいかかったでしょうか。ならしおえた下馬場ではレッスンに備えて馬たちの運動が次から次と行われます。予期せぬ出来事に皆大忙しでした。
シャル君はこの騒音の中で果たしてちゃんとレッスンが出来るかためすいい機会でした。
先生に新馬場まで曳いていってもらいましたが、途中前馬場の横をとおりますがここで走り回っているハローに驚かないか心配でした。通常の音なら慣れていますが、シャル君にとってはこの状況での音は聞きなれないものなのです。
先生との信頼関係が成り立っているのか、すんなり通り過ぎました。
新馬場では音の響き具合に、ちょっとびくつくようなそぶりもありましたが、レッスンが始まると素直に従っていました。
この日は調馬策でそれぞれの歩様を掛け声の合図でやる訓練でした。
無事レッスンを終えて帰る時、まだ続いている騒音に驚いて立ち上がりそうになりましたが、なんとか繋ぎ場までもどることができました。
こんな状況は怖いことではないと学んでいてくれたら大成功ですけど!
信頼関係がきちんと成り立っていないと、不測の事態で馬が暴れ事故につながるということを今日のレッスンから学びました。
馬の曳き手が不安を持つと、それを敏感に感じ取った馬はその場から逃げようと暴れ始めます。
でも信頼しているとじっとおとなしく従います。馬が自分でその場が危険なところなのかそうではないのか考えて、判断できる余裕ができるようになるのです。ちょっと馬が驚いても動じないでなだめることができるようになりたいものです。
前回の17回グラウンドワーク(1月11日)は先生ととシャル君だけで行われました。私の体調が悪くその日はお休みしました。
でも25日の18回目には前回やったことをしっかり覚えていて、すんなりとレッスンがはかどりました。
放牧のあとでまだ興奮がさめやらぬシャル君でしたが、レッスン開始とともにピタッとモード切り替えができ別馬になったみたいでした。
レッスンが終わり先生が「日常の生活の中で、当たり前に出来る行為でも出来たときは必ずほめて上げましょう」といわれました。何時もほめていると
間違えたことをした時、しかることが馬にとってはより印象的で覚えやすいということでした。私が口で「いいこ いいこ」とよく言うのですがほめる時ははいつもやさしく
撫でてあげるのが大切のようです。
20日は午後から雨の予報でしたが、パパとシャル君のレッスンでしたが途中から雨が降り始めました。幸い小雨だったのでレッスンは無事終わることが出来ました。
翌日21日はアルファレッスンの日でした。
昨日の雨で馬場が湿っていたので、放牧したらドロンコになるのを覚悟していましたが一度も寝転びませんでした。はしゃぐこともしないで歩き回ったりじっとたたずんだりしていました。
21日のグラウンドワークは第一回目にやった埒沿いに歩く復習をしました。引き手を持った人間と馬が等間隔で歩き、人が止まると馬も止まる練習です。
一番最初に4月14日にこれをやり始めたとき、シャル君はわけがわからず遊んでもらえるものと勘違いして速く歩いたり遅く歩いたり、後から肩や背中を甘噛みしたり、調馬策(ロープ)を銜えてあそぼうとしたりしていました。あれから8ヶ月後の12月21日は先生の指示どおりきちんとこなしていました。私が変わると最初は立ち止まったり、それに歩き始めると調馬策をくわえて遊んでいましたが、どうにか一緒に歩いてくれました。これは本当は私の服を噛みたいけど我慢しているのだそうです。
次に先生に代わり方向転換の練習でした。これも従順に先生の指示に従っていました。最後にシャルのすぐ脇で先生が鞭を音を立ててビュンビュン高速で回転させました。何の反応も示さずじっと立っていることができました。先生としっかり信頼関係ができているからできるのでしょう。