goo blog サービス終了のお知らせ 

多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

トキワ荘のヒーローたち

2009年11月20日 | 日記
いまから半世紀前、椎名町から1キロほどの木造2階建てアパートに10人の若手漫画家が暮らしていた。その後、彼らは鉄腕アトム、おそ松くん、ドラえもん、忍者ハットリくんなどの名作を生み出した。日本のアニメ産業の屋台骨を作り出したといっても過言ではない。彼らがどんな町のどんなアパートの四畳半で生活していたのか、その空気を実感できる企画展が開催された。 . . . 本文を読む
コメント

名月はマッコリを飲みながら

2009年10月09日 | 日記
10月3日、在日韓人歴史資料館で「秋夕(旧盆)にマッコリを楽しもう」という会が開催された。かつて朝鮮には家庭で酒を醸造する伝統があった。それが一変したのは日本の植民地支配だった。しかし日本への抵抗からマッコリは密造酒として生き延びた。この日、出てきたのは二東社の生マッコルリとエバラの手じこみキムチ、少し甘く口当たりがいいので何杯も飲んでしまった。 . . . 本文を読む
コメント

絵画館にはどんな絵が展示されているのか

2009年10月06日 | 日記
神宮外苑の絵画館は、名前のとおり絵画が80点、展示されている。では、いったいどんな絵が展示されているか、見たことのある人はどのくらいいるだろう。この施設には、明治天皇夫妻の「聖徳」をしのぶため生誕から崩御まで80枚の日本画と洋画が展示されている。絵を奉納したのは、多くは華族だったが、なかには第一銀行、日本石油、日本郵船など企業もある。 . . . 本文を読む
コメント

けんり総行動で明らかになった都教委教科書採択の実態

2009年10月02日 | 日記
8月14日の都教委教科書採択で、「慎重な審議」などまったくなかったことを傍聴者がみていた。そこで増田都子さんが「いったい、いつ、『慎重に検討し』たのか、日時を明らかにされたい」と都教委に質問した回答が9月17日に通知された。「あらかじめ(委員に)送付し、検討してもらった」と苦しい回答しかできず、説明する教育情報課長の恥ずかしそうな姿がユーチューブで公開されている。 . . . 本文を読む
コメント

甲府の太宰治

2009年09月25日 | 日記
今年生誕100周年の太宰治。太宰というと三鷹と津軽が有名だが、じつは甲府にも縁がある。妻美知子と見合いし、1939年に結婚し、空襲を受けた地だからだ。新婚時代にも太宰は豆腐を肴に地酒を5-6合呑み、陽気になった。 . . . 本文を読む
コメント

杉並で奇跡は起こらなかった

2009年09月04日 | 日記
8月30日投票の第45回衆議院議員総選挙が終了した。結果は、民主が2.7倍に激増、自民が0.4倍に縮小した。とはいうものの合計するとほぼ同数である。社民党は7議席で変わらなかったが、残念ながら東京8区(杉並)のほさか展人・前議員は返り咲けなかった。 . . . 本文を読む
コメント

20年ぶりにみたケチャまつり

2009年08月11日 | 日記
新宿三井ビルで毎夏開催されている芸能山城組ケチャまつりをみた。高層ビルの谷間の広場に、バリの音楽やブルガリアの合唱が響いた。このまつりをみるのは、じつに20年ぶりだったが、大道芸「バナナの叩き売り」の「バナナマン」は健在だった。両手に握った二丁水鉄砲の「威力」もそのままだった . . . 本文を読む
コメント

三鷹陸橋で太宰治が遠望した風景

2009年07月24日 | 日記
今年は太宰治生誕100周年の年である。三鷹の太宰治文学サロンを訪ねた。帰りに、身投げした玉川上水や墓がある禅林寺にも立ち寄った。駅の西側にある中央線の陸橋は、骨組やコンクリートが、1929年に完成したときのままである。太宰は好んでこの陸橋に上ったという。1948年39歳で亡くなった彼は、どんな風景をみて何を思ったのだろうか。 . . . 本文を読む
コメント

吹奏楽の夏

2009年07月21日 | 日記
40年ぶりに吹奏楽のコンサートを聞いた。夏休みは中高生にとってコンクールや文化祭を前にした重要な時期だ。しかしこういうイベントも開催される。小学生の合同演奏で「アタックNo.1」をやっていたのには驚いた。リアルタイムでみていたのはひょっとするとこの子たちのおばあちゃん世代だろう。 . . . 本文を読む
コメント

わたしの09都議選

2009年07月17日 | 日記
7月12日投票の東京都議選で電話入れを手伝った。たいていは留守電だったが、なかには会話がはずむこともあった。結果は残念ながら落選だった。有権者と直接話すことができる数少ない選挙手法ではあるがが、今後「電話」の比重は小さくなると思う。それに代わり、いまは公選法が追い付いていないが、ブログやメールが重要になるだろう。 . . . 本文を読む
コメント

「真に価値ある書籍」の復権

2009年07月14日 | 日記
第16回東京国際ブックフェアをみに東京ビッグサイトに行った。フェアでみる限り、大手出版社と良書を出版する中堅・中小出版社の格差が縮まったようだ。「真に価値ある書籍」が、相応の評価を受けられる時代に戻りつつあるのなら喜ばしいことである。 . . . 本文を読む
コメント

「サロメ」を聞いた馬場管74回定期演奏会

2009年07月10日 | 日記
この日の演奏のメインプログラムはチャイコフスキーの交響曲第4番だった。フィナーレの盛り上がりはすばらしかった。それ以上に「サロメの踊り」がよかった。指揮者もノっていたようで、「ペールギュント」では、指揮台から10センチほど飛び上がっていた。 . . . 本文を読む
コメント

清流のほとりの澤乃井の蔵

2009年07月07日 | 日記
多摩川を青梅からさらに7キロほど遡ったところに、「澤乃井」の蔵元・小澤酒造がある。白壁の蔵が何棟もあった。工場の前には多摩川の清流が流れている。漁協がヤマメやニジマスを放流している。またカヌーが3隻、水面を滑るのがみえた。 . . . 本文を読む
コメント

壊すな築地6.27東京大行進2

2009年07月03日 | 日記
東京都は、2014年に築地市場を移転し豊洲に新市場を開場しようとしている。しかしこの土地は32年間都市ガス工場だった場所で、副生物としてベンゼンやシアン化合物を生成していた。案の定、土壌から環境基準の4万3000倍のベンゼン、860倍のシアン化合物が検出された。築地市場移転は、新銀行東京への税金投入、外環道建設と並ぶ石原都知事の3大ムダ事業である。30度の気温のなか「市場を毒の上につくるな」というデモが開催された。 . . . 本文を読む
コメント

教科書展示会でみた扶桑社・自由社の歴史教科書

2009年06月23日 | 日記
いま全国で、中学歴史教科書採択のための教科書展示会が開催されている。はじめて自由社の教科書の現物をみた。日露戦争の単元を見比べたが、たしかによく似ていた。ふつうの教科書なら、生徒は海外派兵や戦争と市民の問題に関心の目を向ける可能性があるのに対し、扶桑社、自由社の教科書は、生徒は何も考えず「日本軍の戦勝」を賛美するように編集されていた。 . . . 本文を読む
コメント