この世の中には色んな人がいる
沢山の種類、分類分けが出来るだろう
ある人に言わせると
『逃げられない人種』という人が居るんだそうだ
その人がそうで、その人と繋がってしまう人はやはり逃げられない人種に所属している人が多いという
んで、お前もそれだよって
さっき電話で言われた
彼はなんと言うか、施設育ちのたたき上げの実業家で
いわゆる医療系というか治療家であり
不動産やコンサルティングやNPO法人の代表や、格闘技の主催からタコ焼きやさんまで
とにかく手広い
しかも忙しい合間をぬって、帝王学を勉強しにいってみたり
四国のお遍路さんまでもう2周もこなし、神事や仏事も精力的にやってのける
一体いつ寝ているんだろう(・・?
つかみどころの無い話しをすれば、幽霊と話せたり、憑依されたりする壮絶な経験や
両手はますかけ(横に一本まっすぐに伸びた手相の事)だし
なんだか色んな因縁や運命を背負って生まれた感じが
色んなポイントで確認できる人だ
出来れば気味が悪いのでw
あまりこちらからは関係を濃くしたくないのだが(^^;
折々でなぜか私に連絡をよこしてくる
それもなぜか
何かを始めようとしているときとか、止めようとしている時とか
不思議なタイミングで電話をよこしてきて
よく言えば「困ったら力を貸すから」と心配してくれる
悪く言えば
「とりあえず俺の言うこと聞いてればいい。何とかしてやるから」と
頼んでも無いのに申し出てくれる
・・・典型B型だ
気は進まなかったけど
以前霊媒師みたいな人に一度お前も見てもらえというので
しぶしぶ行ったことがある
その人と話して別れた後に
その霊媒師さんは彼に言ったそうだ
「あなたと同じように、彼女もまた逃げられないカルマを背負っている人ですね」と
別に怖がるような類のものではなくって
こう言うと言葉が適切ではないが、今思いつかないので彼の言葉をそのまま拝借すると
『凡人には分からない運命の下に生まれてしまった人』なんだそうだ
本人に自覚はまったく無い
枕元にぼさつ様が立った事もなければ、夢枕にお釈迦様とお会いした事もない
霊感も無ければ願望も無い
だけど確かにスピリチュアルなものやパワースポットや
神事や仏事は異常に好む
それは確かだ
目に見えない風水みたいなものや、人類が新たな次の段階に入っている宇宙の流れの話とか
妙に好きだし、詳しい
でも最近のブームに踊らされた
おまじないや占いに興味のアル女子のそれと同じような、軽いきっかけだったし
・・・まぁいい
もし私が『逃げられない人種』だとしよう
恐れるものではない
むしろ楽しんで、心待ちにしております♪ ってくらいなもんです
この人生に何か本分があり、やるべきことや経験すべきことが待っているのなら
それをまっとうしよう
そう腹を括ったときに、私は「そうだ、やっぱりお店をしよう」と素直に自然に思ったのだ
思ったというより
しなくてはいけない気がした・・・それは本当
私が誰かと出会うのに
どこかのお店を介してとか、仕事を介してとか
色々な人と繋がるきっかけがあったのだけど
それはもちろん、すごく誰にでも起こる
むしろありきたりの偶然の出会いたちなのだ
でもそれに意味を見出そうとする自分の癖は、嫌いじゃない
「きっと、それを教えてくれるために、神様は君と巡り合せてくれたんだね、ありがとう」って
初めから良い関係ではなくって、最後まで最悪な人間関係だった場合にさえ
後になってそういうことだったんだね!って辻褄が合うような
あの曇ったメガネを取ったときの様な爽快感を
沢山経験して感動してきたのは確かだ
私は誰か、むしろこれからで会うであろう人達に
私がお店をしなかったら出会えなかったであろう人達のために
お店をする行動をさせられている感があるんだ
うまく言えないけど
バカにされるかもしれないと思いつつ
電話で彼にそう告げた
「そうか~うんうん。それで良いんだ。その勘を大事にしたら良い」
彼は賛成して応援したいと言ってくれた
変な応援団が居たもんだ
ドラマだったとしたら
せっかく精一杯背伸びして、セレブなお洒落ライフを手に入れたのに
地元のガラが悪い友人が急にやってきて、良かれと思うおせっかいを押し付けてくるような(笑)
そのヒロインはきっとこんな気持ちかなって思った
あ、ちなみに
私は庶民ですけども、断然その人の方がごっついセレブですよ~
念のため~(笑)