航空機騒音

2017-05-25 13:59:17 | 日記
航空機の運行に伴って発生する騒音。昭和30年代後半から航空機のジェット化が進展したことに伴い、空港周辺において問題が顕在化した。ことに、空港周辺の市街地化が進行していた大阪国際空港(伊丹空港)において、地域住民が損害賠償と夜間における航空機の離着陸の差し止めを求める訴訟をおこし、大きな社会問題となった。
1983年には航空機騒音に係る環境基準が設定され、飛行機の低騒音化、飛行経路の改善、空港周辺の緩衝緑地帯の設置、民家の移転、民家防音工事等の対策が実施されている。なお、航空機騒音の問題は、民間飛行場周辺だけでなく自衛隊や在日米軍の飛行場周辺でも発生している。

ミネラル

2017-05-25 13:57:37 | 日記
ミネラルとはカルシウム、マグネシウムをはじめナトリウム、カリウム、塩素、リン、カルシウム、マグネシウム、硫黄(以上を生体必須ミネラルという)の他、亜鉛、鉄、銅、マンガン、コバルト、クロム、ヨウ素、モリブデン、セレン(以上を生体必須微量元素という)等の総称である。
おいしい水にはこれらが適度に含まれている(水質項目にある硬度とはカルシウムとマグネシウムのことを指す)。
地下水は土壌や地層を浸透あるいは通過しているうちに自然に浄化され、さらに炭酸ガスや土壌中の多くのミネラルが溶け込こんでいる。
また、ミネラルは水の味を左右するだけではなく、ビタミンなどと同様に栄養素としても重要な働きを持っている。例えばカルシウムを摂取しないと骨の発育に影響が現れる。亜鉛やヨウ素が欠乏すると味覚障害や甲状腺の機能低下が起こる。従って、健康を維持するためにはミネラルや微量元素を食物や水から必ず摂取しなければならない。

ウエス

2017-05-25 13:56:36 | 日記
使用済みの木綿布を40cm(ほぼ15インチ)平方に切り裂いた工業用雑巾。工場等が購入して機械油の拭き取り用に使った。内外の需要が多く、大正期以来、戦中までは有力な輸出品だったが、今では化繊の普及や労働力不足によって供給量が激減し、紙ウエスやレンタルウエスに代替されつつある。
安政の開港(1859)以来、日本に寄港した米国等の捕鯨船の機関掃除用に横浜で取り引きされたのが始め。船員たちが古布をwaste...と呼んだのがなまって伝わって、ウエスになったと言われる。
戦前期、ボロとして回収された綿製品の多くは、中古衣類として販売される以外は、解体されてウエスになった。今は、マレレーシアなどで製品化したものを逆輸入しているが、中国からは新原料で造った安いウエスが輸入される。
産業構造の変化によって年々需要が減退し、ウエス原料は過剰となり、繊維品の廃棄量が増大している。