船底塗料汚染

2017-05-24 14:39:04 | 日記


船底に海藻、貝類が付着するのを防止したり、サビの発生を防止するために、船底に塗る塗料による環境汚染のこと。
従前はTBT(トリブチルスズ、有機スズ化合物)が使われてきたが、毒性が強いので、現在ではTPT(トリフェニルスズ類)が使用されている。TBT化合物及びTPT化合物は、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(昭48法117)で第二種特定化学物質に指定され、事業者は製造・輸入数量の届け出や環境汚染防止措置に関する技術の指針の遵守などが義務づけられている。

沙塵暴

2017-05-24 14:38:17 | 日記
中国で、特に強く風が吹き荒れ、視界が利かなくなる激しい黄砂現象のことを言う。中国語で、「沙塵」は砂と粉塵、「暴」はあらしを表す。近年には、平均で月1回の発生が観測されるなど、被害が甚大化しており、日本政府でも対策への支援を行っている。
なお、黄砂現象とは、中国の乾燥地帯(ゴビ砂漠など)や黄土高原などから、大量の微細な砂じんが風によって吹き上げられ、上空の偏西風に乗って遠距離を運ばれたのちに沈降し、あたり一面に黄色っぽい砂ぼこりを降り積もらせる現象のこと。季節風に乗って、数百・数千キロを超えて影響を及ぼす。日本国内にも毎年春先に、偏西風に乗って運ばれた黄砂が空や大地を黄色く染めている。

RDF発電

2017-05-24 14:37:07 | 日記
RDEはRefuse Derived Fuelの頭文字による略称で、ごみや廃プラスチックなどを乾燥・固形化して直径1~1.5cm、長さ数cmの棒状にしたもので、燃料として使用される。水分は10%程度、発熱量は4,000~5,000kcal/kg程度。このRDFを燃料として発電に利用するのが「RDF発電」である。ごみのRDF化によりごみが減容化されて輸送し易くなり、また、ごみに比べて発熱量が高まって燃料として使い易くなるメリットがあり、ゼロエミッションを目指すごみ処理システムの在り方として、また燃焼管理と排ガス処理を適切に行うことによってダイオキシン類の発生を抑制することのできる処理方法として、全国各地で採用されつつある。しかし、2003年8月には「三重ごみ固形化燃料発電所」で事故が発生したが、RDFの貯蔵タンクが爆発したもので、有機物の醗酵・発熱・熱分解、含有アルミニウムの水和などが原因と考えられており、その管理が適切に行われる必要があるものとされる。