子宮内膜症

2017-05-12 14:56:39 | 日記
本来なら子宮内部のみにある子宮内膜組織が、それ以外の場所(子宮の筋肉層、卵管、卵巣、直腸上の腹膜など)にできる場合をいう。
子宮内膜は妊娠中以外は一定のリズムで、月経として増殖と剥離を繰り返す。しかし、子宮腔以外にできた異所性子宮膜も、卵巣ホルモンの周期的な分泌を受けて、周期的に変化し、月経時にはその部分から出血してくる。こうした月経として本来は体外に出るはずの古い血液や子宮内膜の組織細胞が卵巣や腸など子宮以外の器官へ流れていき、炎症や周囲の臓器との癒着を起こしたり、激しい痛みを発生させる。つまり、子宮内膜症は、月経として外に出るはずの古い血液や組織細胞が、行き場所を失って体の中に滞ってしまった状態ともいえる。現在、子宮内膜症は不妊症の原因の一つとして注目されている。
子宮内膜症の発生原因としてはいくつかの説があるが、ダイオキシンなどの環境ホルモンが体内で擬似エストロゲンとして働き発症するという説も出されている。

温室効果ガス

2017-05-12 14:55:28 | 日記


 大気中の二酸化炭素やメタンなどのガスは太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがある。これらのガスを温室効果ガスという。

 産業革命以降、温室効果ガスの大気中の濃度が人間活動により上昇し、「温室効果」が加速されている。1997年の第三回気候変動枠組条約締約国会議(COP3)で採択された京都議定書では、地球温暖化防止のため、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素のほかHFC類、PFC類、SF6が削減対象の温室効果ガスと定められた。

繊維強化プラスチック

2017-05-12 14:53:41 | 日記
耐久性を持たせたプラスチックの複合材のことで、ガラス繊維・炭素繊維などを特定の型に積層させ、プラスチックで塗り固めて硬化させるという製造方法をとる。
 最も一般的ものは、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせたもので、ヘルメット、スキー、ラケット、浴槽、建材、産業用電子機器材料、小型船舶、自動車、航空機、人工衛星などに使われている。
 一体的に成形され、難燃性・耐食性に優れ、軽くて強いなどの利点を持つが、高価なうえに解体処理が困難でリサイクルに向かない。このため、2005年に廃棄物処理法に基づく広域的処理の対象となる一般廃棄物として廃FRP船が追加され、リサイクルシステムが構築されているほか、処理やリサイクルしやすい繊維を使用することなども検討されている。