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絵じゃないかおじさんグループ
m月d日
Tさんから、返事がきた。やはり、開けるのがオッカなかった。
仕方がないと書いてあった。あっけない幕切れだった。
オレは、心からすまないと思った。
でも、今のオレには、Tさんと付き合いながら、
受験という難関に立ち向かってゆくのには、
頭がついてゆかない。
Tさんには、悪いことしたが、高校最後の一年間、
勉強だけに打ち込むゾと決心した。
Tさんの手紙は、全部焼いた。
煙が何故か目に入ってきて、沁みた。
4ヵ月足らずの付き合いだった。
心が、少し暖ったかくなった。
Tさんという女の子を、わずかだが、知ることも出来たし、
オレ自身も、オレ自身存在しているという事を、
少しでも、Tさんに伝えられたように思う。
どのような 些細な思いも 説明はつく
言い訳は出来る オレの内では
ち ふ
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