12月、1月の学習サポートは、中学生たちが受験に向き合う姿勢に変わるために、
まずは私たち自身が変わることを求められた回でした。
それがEnの伝えたかった「リーダーシップ」という考え方そのものであり、メンバーにとって、
組織としての考え方、自分と相手のあり方を考え深める機会としてもらえました。
チームの目的に当事者として臨むこと、それを可能にするチームとしての意識。
その心地よさが、Enの活動を超えて社会に広がってくれたら。
前回の12月メンバーの投稿に続けて、1月メンバーが「リーダーシップ」について考えを深めてくれました。ぜひお読みください。
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「リーダー」あなたの思うリーダーとは、どんな人でしょうか。
「リーダーシップ」そう聞いて、どんなことを想像するでしょうか。
Enでのリーダーとは、チームのメンバー全員。
リーダーシップとは、ある目標を達成するため、チームのために貢献すること、自分のできることを実践すること。
リーダーシップと言うと、頼り甲斐のある1人のリーダーがメンバーを引っ張る、というイメージが強いかもしれません。
Enの活動では、
①お互いを尊重すること
②相手の話をしっかり聴くこと
③メモをとること
④コミュニケーションに努力すること
これら4つをルールとして、1つの目標に向かってメンバーひとりひとりがリーダーであることを強く意識し、
主体性を持って活動していました。
全員が同じ負担で仕事をしなければならないという訳ではなく、できる人ができる時にやる。
でも人任せにはしない。常に周りを見渡し観察して、「今自分に何ができるか」「誰か困っていないか」
「今自分が何をしたらメンバーが助かるか」を皆が考えていたと思います。
こうした「主体性」と、常に相手に寄り添って考えること、聴くこと、がメンバー内に信頼関係や団結力を生み、
活動をより活気あるものにしたのだと感じます。
しかしこのEnのリーダーシップは、Enの活動内だけではなく、社会のあらゆる場面においても応用できると考えます。
学校、会社、組織、政治等々、このEnのリーダーシップがスタンダードになったら、日本社会はどんなに活気あるものになるでしょうか。
ひとりひとりが主体的に参加をしたら、議論をしたら、耳を傾けたら、どれだけたくさんのアイディアが生まれ、
どれだけたくさんの解決策が導き出せるでしょうか。
今回のEnの活動を振り返って、「不満」というものが生まれなかった、と感じました。
それは他人事にせず、そこにある問題に当事者として向き合ったから、そして全員がリーダーだったからだと思います。
「何でやってくれないの」「何でこうなの」。私たちが一般に想像するリーダーシップでは、どこかで溝が生まれ、不満が生まれます。
「どうしたらより良く変えられるか」「自分には何ができるか」。
全員がこの視点に立てたとき、その問題が、組織が、社会が変わっていくのだと思います。
リーダーシップ。少々重荷に感じる言葉かもしれません。
でも、チームのために自分ができることで貢献すること、と捉えると少し肩の荷がおりるのではないでしょうか。
このリーダーシップが社会に広がることを願うとともに、まずは私自身が身の回りで実践していきたいと思います。
(あゆみ)