被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】 2016年度第4回:友人の後押しで知ることができた被災地

2016-12-09 23:40:50 | 日記


今回の活動に参加したきっかけは、前回参加した友人から誘われたからでした。前々から「東北の被災地に訪れたい」「何かできることはないか」と思っていたのですが、なかなかきっかけを作れずにいました。

そんな時に前回の活動に参加した友人の話を聞き、参加を決め、震災から5年経ってようやく石巻市を訪れることができました。

石巻市街や女川町など津波による大きな被害を受けた地域でも建物や道路が整備されてきており、復興が想像していた以上に進んでいることに驚きました。

また、震災時の状況や記憶、そして得られた教訓を整理し展示する取り組みも進んでおり、被災地の方々が震災といかに向き合い、復興という課題に取り組んでいったのかについて深く学ぶことができました。

震災当時に撮影された写真や現在までの出来事を記録した年表は、国内外を問わず多くの人々が来て復興を支援してきたことを教えてくれ、訪れた先の方々による説明は、今まで見聞きした新聞やテレビの報道よりも私に深い印象を与えました。

実際に被害があった場所で語られることによって臨場感が増すのは当然ですが、それよりも話してくださった方々の、ここでどのような被害があったのか、そしてそうした被害とどのように向き合ってきたのか、といった自分たちの経験をその場にいる私たち一人ひとりに知ってほしい、という思いが伝わってきました。特に大川小学校で起きた悲劇からは、平時から災害対策を定期的に確認する必要性と、非常時に冷静に状況判断することの重要性を痛感させられました。

今回の活動を通して、二泊三日とは思えないほど濃い経験をすることができました。そして「今回得た教訓は自分の身の回りの防災対策に生かしたい」「あの震災についてもっと知りたい」と決意を新たにしました。

また、私は何かを決断したり試みようとするときによく途中で迷ったり、立ち止まったりしてしまうのですが、そんなときに今回のように人とのつながりが時に後押ししてくれたり、引っ張ってくれたりと、先へ進むきっかけとなっていることに気づきました。これからは私自身も、ほかの人が悩んだり迷っているときには、先へ進む手助けができる人になりたい、そして今まで以上に人とのつながりを大事にしようと思いました。
(丸くん)