被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習支援】 2014年度第9回:明確な目標をもつために

2014-12-28 14:38:20 | 日記
今回の活動目的は、「中学生が自主的な勉強をすること」でした。
そこで、中学生が自分の力を一点に注ぎ込むために「中学生が明確な目標をもつ」という目標を掲げました。

前回までの講習で、「入試のレベルを知ること」「今の自分の実力を知ること」「受験専用の勉強をすること」の3点について詳しく説明し、「受験モードに切り替わる」ことを目指してきました。今回は、「明確な目標を立てる」ために「意識」と「戦略」の2つの面から中学生のサポートを行いました。

今回の講習会では、「明確な目標をもつためのレクチャー」「思いを共有するレクリエーション」「英単語必須100語テスト」「入試過去問テスト」「入試までの受験勉強計画の作成」を実施しました。
明確な目標を立てるためのレクチャーでは、「なぜ明確な目標が必要なのか?」を自分の力を一点に集中させるためであること、明確な目標がないと、漠然とした努力になってしまうことと説明しました。

思いを共有するレクリエーション(意識面)では、この講習会に来た目的や目標をスタッフと共有することや、この中学校の出身である大学生から自身の経験談や「何のために頑張っているのか」という目的を話してもらい、中学生が受験や勉強に明確な目的意識を見出すきっかけを与えました。

英単語テストでは、入試までにおさえておきたい単語100問を解き、できなかったところは次の日にうめることができるよう目指し、3日目には100問を完ぺきにする子も出てきました。入試過去問テストでは、解く前に対策レクチャーを受けて、解くためのポイントを自分のものにしてから問題を解くことをしました。対策レクチャーを受けて難しかった問題が解けるようになった子も多くいました。

4日目に行った受験勉強計画の作成(戦略面)では、中学生が受験日まで一直線に走り続けるための明確な目標を立てるために、合格最低ラインを元に目標を定め、各教科の目標点数と目標達成のための勉強計画を立てました。なかなか目標が立てられない子は、スタッフのアドバイスを元に目標を立てることができました。

今回の目標「明確な目標をもつ」は、高校受験だけでなくその先の大学入試などにも役に立つと考えています。中学生たちには、このことについて気付いてもらえたと思います。また、先輩の声として経験談を聞き、自分の将来を具体的に思い描くことができたと思います。

受験まであと少し、私たちスタッフは中学生たちの将来の一部に関われたことに喜びと責任を感じつつ、受験の先輩として伝えられる自分の経験などすべてを伝え、最後までサポートし続けていきます!!
                                                     (文責:かっくん)