被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習支援】 2014年度第6回:受験モードに切り替わる

2014-11-08 22:18:36 | 日記
今回の活動目的は、前回から引き続き、「中学生が自主的に勉強すること」でした。そして、この目的を達成するために、目標を「受験モードに切り替わる」と設定して、今回は活動していきました。

これまでの活動で、中学生たちが、講習会に参加することによって、勉強を継続してできるようになったり、自分に自信をつけたりと確かに成長している姿を目にしてきました。そんな中、受験が目の前に迫ってきており、さらに中学生が自主的に勉強するためにも、中学生自身が受験モードに切り替わる必要性が出てきました。この講習会を境に、「受験」というものを強く意識して、「受験モードに切り替わる」ことを目指しました。

◆今回の活動目的、目標、活動の様子など
1日目、2日目通して、中学生たちが、受験モードに切り替わるためのレクチャー、基礎確認小テスト(数学)、実際の入試問題の過去問を用いた小テスト(数学)、小テストの解説一斉指導を行いました。

受験モードに切り替わるためのレクチャーでは、
①今の自分の実力を知っていること
②志望校合格に求められているレベルを知っていること
③受験専用の勉強をしていること
この3点を中学生に詳しく説明しました。

まずは、スタートとして「今の自分の実力を知ること」、そして、ゴールとして「志望校合格」があること、また、「その志望校合格に求められるレベルを知っていること」。そして、そのスタートとゴールをつなぐものとして、「受験専用の勉強」があること。

実際に入試問題の過去問を小テストとして解くことで、自分のレベル、そして合格に求められるレベルというものを中学生たちは痛感したことでしょう。個別学習タイムでは、さっそく、数学の過去問の頻出範囲から自分の苦手な分野をピックアップしている子がいたり、今回の小テストでできなかった範囲を復習している子がいたりと、中学生なりに「受験」を意識した勉強、「受験専用の勉強」をしていこうという意思が見られました。

また、講習会の最後に書いてもらったリフレクションシート(講習会の振り返り)にも、「受験を意識するのは大切だと思った」「受験に向けて、苦手分野をなくしたい」など、中学生が「受験モード」になっていることが感じられる書き込みがたくさんありました。彼らの中に受験に対して、何か感じるものがあったり、「受験を頑張ろう!合格しよう!」と火がついたことが確認できたのはとてもよかったと思います。ここから「受験モード」に切り替わった中学生たちが、どこまで成長していけるか楽しみであるとともに、志望校合格に向けて、突き進めるように、次回以降の活動でもサポートしていけたらなと思います。

「受験」というものを通して、中学生たちに何か伝えられることはないか。個人的に考えさせられる活動になりました。今は、中学生たちが目の前に迫った高校入試をやりきることで、高校での大学入試や就職、社会人として社会で生きていくことなど、将来に向けての糧になればいいなと思っています。これからも中学生とともに、受験に向き合っていく中で、何か伝えられることはないか、模索していこうと思います。

                     (文責:あっきー)