関西に行ったついでに国立国際美術館(大阪・中之島)に行ってきた。
ちょうどシンポジウムをやってたけど、時間の都合で断念(涙)。
もの派-再考
1970年ごろ、木や鉄板など「もの」を、そのまま作品としていた「もの派」の作家の展覧会。
「もの派」というと、李禹煥や榎倉康二などのシンプルな作品が思い浮かぶけど、初期の作品はむしろトリックアート的なものが多い。例えば、飯田昭二の《HALF&HALF》は、鳥かごの中に白い靴が入っていたけど、通り過ぎて振り返ってみると……!!仕掛けは単純だけど、これにはビックリ。幸せの青い鳥は身近なところにいるってこと?あと、李禹煥の初期作品《現象と知覚A、改題 関係項》では、石と石の間に目盛りの入ったゴムを設置し、「関係」をことさら強調していたのも興味深かった。
今回、もっとも印象的だった作品は、野村仁の《Tardiology》。これは本展のために再制作された作品で、巨大な4つの段ボール箱を積み重ね、8メートルを超える高さの構造体としたもの。これだけの大きさの段ボールなんて、普段の生活ではまずお目にかかれない。このとき既に自重で崩れ始めていて、一番下の箱が50センチほどにつぶれていた。完全に崩れるのも時間の問題かも。
12月18日まで、月曜休館。
瑛九 フォト・デッサン展
コレクション展の奥の部屋での展示。フォト・デッサンとは印画紙の上に型紙などを置いて感光させる写真技法のこと。写真というより、版画のような面白さがある作品だった。
12月18日まで、月曜休館。
ちょうどシンポジウムをやってたけど、時間の都合で断念(涙)。
もの派-再考
1970年ごろ、木や鉄板など「もの」を、そのまま作品としていた「もの派」の作家の展覧会。
「もの派」というと、李禹煥や榎倉康二などのシンプルな作品が思い浮かぶけど、初期の作品はむしろトリックアート的なものが多い。例えば、飯田昭二の《HALF&HALF》は、鳥かごの中に白い靴が入っていたけど、通り過ぎて振り返ってみると……!!仕掛けは単純だけど、これにはビックリ。幸せの青い鳥は身近なところにいるってこと?あと、李禹煥の初期作品《現象と知覚A、改題 関係項》では、石と石の間に目盛りの入ったゴムを設置し、「関係」をことさら強調していたのも興味深かった。
今回、もっとも印象的だった作品は、野村仁の《Tardiology》。これは本展のために再制作された作品で、巨大な4つの段ボール箱を積み重ね、8メートルを超える高さの構造体としたもの。これだけの大きさの段ボールなんて、普段の生活ではまずお目にかかれない。このとき既に自重で崩れ始めていて、一番下の箱が50センチほどにつぶれていた。完全に崩れるのも時間の問題かも。
12月18日まで、月曜休館。
瑛九 フォト・デッサン展
コレクション展の奥の部屋での展示。フォト・デッサンとは印画紙の上に型紙などを置いて感光させる写真技法のこと。写真というより、版画のような面白さがある作品だった。
12月18日まで、月曜休館。
だんだん、もの派にやられてきてます。笑。
うーん、巡回するんでしょうか?
東近美あたりでやってくれると良いのですが……。
(目玉の一つを見逃したみたいなので)
そうそう、会場の写真が下記のページで見られますよ。
http://plaza.harmonix.ne.jp/%7Eartnavi/05-artscene/00-mus-exhibition/171024-kokusai-monoha/00-kokusai-monoha01.html
via http://art-info.jp/
問い合わせたところ、そのような予定はないとのことでした。残念。
もの派について、嫌いだなぁと思いながらも、考えつづけ、見つづけていたら、だんだん変化が。
今、菅さんの展示も岩手県立美術館でやっていて、こちらも見たいのですが。
巡回予定がないとは残念。
今回の展示は、「もの派」よりも「前もの派(?)」の展示が興味深かったです。
「もの派」が削ぎ落としてきたものが、ほんの少し分かったような気がしました。
それを想像しながら「もの派」を観ると、また違った面白さがありました。
菅さんの作品も良さそうですね。
でも、それだけのために行くには岩手は遠いです。
他に東北で面白そうな展示があれば……。
それにしても、東北って現代アートの展覧会が少ないですよね。
私がブログを始めてから、メディアテークに1回行ったきりです。
(遠征は西ばかり……。)
青森県立美術館に期待しています。
こないだは、アートつちざわという、街中アート展が。
http://www.art-tsuchizawa.com/xp/index.php
その前は、公会堂ショウなるものが。
http://www.art-tsuchizawa.com/xp/index.php
ありました。いずれも岩手県。
どちらも、いけずじまいでしたが。
仙台よりは、盛岡のほうが、作品が売れ、
反応もいいということです。
メディアテークはですね…。「景観」のキュレーターさんが次ぎやるときが面白かと思うんですが、まだまだ先みたいです。
こんど、いらっしゃるときにはお声をおかけください。
今日までかな、宮本隆司展もやってます。山形で。
一つ一つが遠いので、ちょっといくのが大変ですね。
盛岡のほうが面白そうなイベントが多いんですね。
「景観」展、当時の私にはレベルが高かったのですが、今ならもう少し楽しめそうな気がします。
次の展覧会、今から期待しています。
(そのときはよろしくお願いします。)
仙台・山形までなら、「土日きっぷ」が使えるので、割と行きやすいです。