
片町から徒歩で移動し、金沢21世紀美術館へ。実に5回目のまるびぃ。
もうひとつの楽園
欧米のアートやデザインという概念に収まりきらない日本の「工芸」について、その現代的価値を問いかける展覧会。出展作品のほとんどは「アート」作品なんだけど、多様な素材が用いた、工芸的な質感を持つ作品ばかりが集められている。
今回、最も印象に残ったのは、隈研吾のディレクション、岩井俊雄・原研哉・深澤直人のコラボレーションにより、「茶室」を現代的に解釈した《T-room プロジェクト》。
最初に“yoritsuki”(寄り付き)として、深澤直人の《ISHI》が置かれている。これは河原の石を21倍に拡大したイスだけど、座りたくなるような形をしていて思わず休んでしまった。
続いて“chumon”(中門)をくぐり、原研哉の《TSUKUBAI(蹲踞)》を観る。「蹲踞」は茶客が手を洗う鉢のことだけど、ここでは、天井から降りてきた水玉が掛樋を転がり、最後にはすり鉢状の大皿の中をぐるっと回って、中央の四角い穴から下に落ちる。水玉の動きが面白くて、しばらく目が釘付けになってしまった。
そしていよいよ隈研吾の《t-room》へ。白い風船状の物体がつながったカマクラようなもので、息をするようにモコモコ動いている。中に入ると、岩井俊雄による《LEDライティング&サウンド》が幻想的な雰囲気を一層盛り上げていた。でも、この茶室の本尊とも言える《t-server》のあまりにも現代的な姿に思わず絶句……。
このほか、ギャラリーの壁を鏡のようにツルツルになるまで磨き上げた嵯峨篤の《cube on white / white on cube》や、村山留里子による高い天井の展示室にそびえ立つ巨大パッチワーク《Unthitled》が印象に残った。
3月5日まで(会期終了)。
今回、ようやくミュージアムリンク・パスのスタンプが揃い、オリジナルのトートバッグとマグカップ(写真)をゲット。無料、しかも割引付きとは思えないほど豪華な賞品だった(それ以上に交通費がかかっているのは置いといて……)。
もうひとつの楽園
欧米のアートやデザインという概念に収まりきらない日本の「工芸」について、その現代的価値を問いかける展覧会。出展作品のほとんどは「アート」作品なんだけど、多様な素材が用いた、工芸的な質感を持つ作品ばかりが集められている。
今回、最も印象に残ったのは、隈研吾のディレクション、岩井俊雄・原研哉・深澤直人のコラボレーションにより、「茶室」を現代的に解釈した《T-room プロジェクト》。
最初に“yoritsuki”(寄り付き)として、深澤直人の《ISHI》が置かれている。これは河原の石を21倍に拡大したイスだけど、座りたくなるような形をしていて思わず休んでしまった。
続いて“chumon”(中門)をくぐり、原研哉の《TSUKUBAI(蹲踞)》を観る。「蹲踞」は茶客が手を洗う鉢のことだけど、ここでは、天井から降りてきた水玉が掛樋を転がり、最後にはすり鉢状の大皿の中をぐるっと回って、中央の四角い穴から下に落ちる。水玉の動きが面白くて、しばらく目が釘付けになってしまった。
そしていよいよ隈研吾の《t-room》へ。白い風船状の物体がつながったカマクラようなもので、息をするようにモコモコ動いている。中に入ると、岩井俊雄による《LEDライティング&サウンド》が幻想的な雰囲気を一層盛り上げていた。でも、この茶室の本尊とも言える《t-server》のあまりにも現代的な姿に思わず絶句……。
このほか、ギャラリーの壁を鏡のようにツルツルになるまで磨き上げた嵯峨篤の《cube on white / white on cube》や、村山留里子による高い天井の展示室にそびえ立つ巨大パッチワーク《Unthitled》が印象に残った。
3月5日まで(会期終了)。
今回、ようやくミュージアムリンク・パスのスタンプが揃い、オリジナルのトートバッグとマグカップ(写真)をゲット。無料、しかも割引付きとは思えないほど豪華な賞品だった(それ以上に交通費がかかっているのは置いといて……)。
3箇所行かれて見事getですね!
凄い!!
いいな~トートバッグとマグカップ
私なんか…
当然森美術館のみ。先は長いです。
Takさんも頑張ってくださいね。
有効期限(1年)には、くれぐれもお気をつけください。
私は先日森美術館に行ったのに、
“ミュージアムリンク・パス”の存在を
すっかり忘れてしまっていて・・・・
私も地中美術館からスタートです(笑)
行き難いところから始めるのが良いですよ。
私もあえて地中美術館からスタートしました。
こんなに早く終わるとは思ってませんでしたが……。