現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

銀座・京橋ギャラリー巡り

2005-11-12 | アート感想@関東
なんだか久しぶりの銀座。


逢坂卓郎展 GROUND

出展作品はたったの2点。でも非常に充実した内容だった。

本展の目玉《Ground》は、光を使ったインスタレーション。真っ暗な部屋の壁いっぱいに、自然界のガンマ線を検知して微かに光るLEDが設置されている。部屋に入ったばかりでは真っ暗で何も見えないけど、目が慣れてくるに従って見える光が増えてくるのがイイ感じ。

もう一つの作品は、色とりどりの蛍光灯を並べた作品(作品名失念)。この作品は外からでも見える。このほか、越後妻有アートトリエンナーレ2000の「ルナプロジェクト」などの記録映像を上映。

ポーラ ミュージアム アネックス(写真)にて、11月28日まで(会期中無休)。


横尾忠則展

早めに行こうと思ってたけど、結局最終日になってしまった……。

1960年代に描かれた「ピンクガールズ」シリーズをリメイクした作品の展覧会。しかも会場は40年前に「ピンクガールズ」を発表したのと同じギャラリー。元の絵も当時としてはかなり過激なものだけど、今回はそれをケバケバしい色にしたり、モノクロにして色指定を入れたり、色彩を反転させたりと、ますます過激度アップ。40年前と同じ構図なのに、まったく古さを感じさせないのはさすが!

南天子画廊にて、11月12日まで(終了)。


藤幡正樹 「無分別な鏡」-Unreflective Mirror 2005-

《無分別な鏡》1点のみの展覧会。この作品は、バーチャルリアリティー(VR)の技術で鏡を再現したらどうなるかというもの。普通の鏡と違って、自分の姿は立体メガネしか映らないし、速い動きに全然追従できない。でも、そんな「無分別」なところがけっこう面白かったりする。それにしても、普通の鏡ってすごいVRなのかも(笑)。

ASK? art space kimuraにて、11月26日まで(日祝休廊)。

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4 コメント

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こんばんは (feltmountain)
2005-11-14 00:13:39
横尾さんの、やはりリメイクだったんですね。

1960年代あたりのはずじゃ?と思っていたんですが。

横尾作品、数は観てるくせに、あまり知識は無いもので。。あの色やモチーフ、全てがアブナク素敵ですよね~
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Unknown (kino)
2005-11-14 01:19:26
私は横尾展初日に行って、すごい人混みの中、話してる横尾さんを見てきました。。

あれってリメイクだったんですね、知らなかった。確かに昔の雰囲気だという印象でした。私も現美の横尾展とかで、だいぶたくさん見たはずなのに・・・。
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feltmountainさんへ (pizz)
2005-11-14 06:46:39
今回の作品、ほとんどが新作なんですよ。

横尾さんHPの日記に少しだけですが書いてありました。

「アブナク素敵」、言い得て妙ですね~。



あと、TBありがとうございます。

私からもTBさせていただきますね。

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kinoさんへ (pizz)
2005-11-14 06:54:39
生の横尾さんを見られたんですね。

私も熊本で拝見したのですが、本当に若々しくてビックリしました。

現美の大個展、本当に充実した内容でしたね。

私はあれを観て横尾さんのファンになりました。

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