現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

草間彌生、田中偉一郎ほか

2004-11-17 | アート感想@関東
今日の展覧会めぐりは、現代アート系ギャラリー共同ビル・六本木コンプレックス(写真)。

オオタファインアーツでは、東京国立近代美術館でも個展開催中(私の記事はこちら)の草間彌生新作展。出展作品は、ホヤホヤの新作が8点と、1998年制作の大型作品が1点。全ての作品が水玉orネットの油絵で、色彩・バリエーションが本当に豊富。美術館と比べると数はさすがに少ないが、どれも観応えのある作品だった。12月17日まで、日・月・祝休廊。

レントゲンヴェルケでは、田中偉一郎 第二次個展「くらし いきいきいきいきいきいきいきいき」。ギャラリーに入ると、スリッパにサングラスが乗っかっていて、床にはチョークで「野坂昭如」!!あまりにも似ていて苦笑。値段も数百円と良心的(?)で、当然売約済みだった。あと、こけしの操り人形&その映像『こけしいきいき』や、震えるリュックとか、「定礎」とネームが入った『定礎スーツ』とか、脱力しまくりの役に立たない作品が盛りだくさん!別室では、公園に群がるハトに、「岡本 常夫」とかテキトーな名前をつけた迷作『ハト命名』の映像も。なんだか一昔前のドラマのオープニングみたいで笑える。この人、将来ビッグになるかも……の予感。12月17日まで、日・月・祝休廊。

また、同じ建物でTARO NASU GALLERYの小粥丈晴展(銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで開催中の個展のマケット・スケッチを展示。)なども開催中。