現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

CET04(2回目)

2004-09-25 | アート感想@関東
先日行ったCET04を再訪。今回は、神田/御茶ノ水エリアと日本橋/八丁堀エリアを中心に回ってきた。

KO03のkim×kimの映像作品は、なぜか地下鉄東京駅の同一ホームに、千代田線と丸ノ内線が到着し(しかも右側通行)、どどっと降りたサラリーマン風のおじさん達が新聞を刀に、名刺を手裏剣にして戦うというコミカルな3DのCG(たぶん)。しかし発車ベルが鳴ると、我先にと列車に戻るのには、思わず苦笑。通勤ラッシュってこんな感じかも。

KO05の荒井ワタルのインスタレーションは、とある青年が引きこもってた頃の部屋を完全再現!足の踏み場もない凄まじい光景。明日は引きこもっていた本人が来るらしい。

KO15の大日本タイポ組合もお客さんが多く、人気があった。ラジオ体操の出席カードのような紙にハンコを押すのが楽しい♪なんとなくXu Bingに通じるけど、ハンコの方が手軽かも。

NH08のままごと喫茶。ここを覗いてみたら、雰囲気に飲まれてしまい、ついつい抹茶ラテを注文。お店の人は全員が着物で、砂利が敷いてあって、水の映像が投影されてて、床には金魚の水槽があって、とっても雰囲気の良い空間。しばしお店の人とCET談義で盛り上がる。

最後に、浅草橋/馬喰町エリアで前回見られなかった作品を鑑賞。

AB02の池田光宏は、ビルの窓に影絵を投影する作品。越後妻有アートトリエンナーレ2003カフェ・イン・水戸2004でも観たけど、東京の川沿いで観るのも風情がある。道行く人も面白がってた。

AB04のコンプレッソ・プラスティコ(平野治朗+松蔭浩之)は、ドライアイスを充満させた部屋に映像を投影したもの。部屋の中にも入ることができるが、視界ゼロで光だけが変化する不思議な空間だった。

最後に、前回良かったAB06の第一コスガビルへ。ここは建築も味があって良い(写真)。前回分からなかった福津宣人の絵も、ようやく何が書いてあるのか分かって嬉しい!向かいの部屋にヒントがあるとは!

会期は明日まで、まだ行ってない人は是非行くべし!!