できるだけ歩く鳥

サラリーマンエンジニアによる日常メモ。たまにMac偏り気味。

ホワイトカラーエグゼンプション認知度と情報格差2.0

2007-01-11 23:49:55 | diary
最近、ホワイトカラーエグゼンプションの話題がにぎやかですね。

去年の夏か秋口くらいに会社で昼食時に話題にしたら「は?なにそれ?」みたいな反応が返ってきたのを覚えています。「え?知らないの?」と思いましたが、最近の報道等見てると、どうも知らない人の方が多かったみたいですね。

僕自身はずいぶん前から気にしてたような記憶があり、このブログでも取り上げた気がしたので過去ログ見てみたら、約1年前にチェックしてました。(2006/1/29のエントリ:労基法改正検討:週40時間制限を一部撤廃?
当時は僕も最近よくみかける論調と同じように、まずはサービス残業どうにかしろとか主張してたのですが、今はもう少し違う考えです。が、それについては今回とくに書きません。

で。
ホワイトカラーエグゼンプション自体に関してはとくに触れず、知らない人があまりにも多いことに関して触れてみます。

最近のようにマスコミが力入れて報道しない限り多くの人がこの制度を知らなかった(今でも知らない人まだまだいる)ってことは、逆に考えると、テレビや新聞といったメディアは、未だにそれだけの影響力を持っているってことだと思います。
ネットのように、自ら情報を取捨選択できるメディアを情報源に使っていても、その人の脳内の取捨選択フィルタ次第では、ニュース目にしても素通りしてしまうので、やっぱり知らないわけで。じゃあ、ホワイトカラーエグゼンプションに関する(ネット上の)ニュース等が、その人のフィルタにひっかかるようになるにはどうすればいいかっつーと、やっぱりどれだけ多く目にしたか次第→メジャーなサイトで頻繁に話題に上がらないと認知されないってのが大多数の人に当てはまる気が。

さて一気に話を飛躍させますと「世論ってのはある程度は簡単に操作できそうだよね」ってことです。

ってのは、飛躍しすぎです。でも、これだけ世のサラリーマン(やその家族)の生活に直結しそうな案件の認知度が、今まで低かったってことを考えると、ちょっと怖いなと僕は思います。
何が怖いって、(もしあったら)情報操作とその威力、が怖いです。
それと、やばげな制度なのに問題意識の低い人が多かったこととそれを補う方向のなんらかの力が発生しにくかったこと、が怖いです。

まあ労働組合の弱体化とかね、いろんな要素も絡んでるでしょうけど。