夕方、西海学園の前を通っていた。
地面にふと目をやると・・・一円玉が目に入った。
「一円を笑うものは一円に泣く」
そんな言葉が頭の中をよぎったが、そのまま通り過ぎてしまった。
ところが、数メートル進むとまた一円玉が落ちていた。それも3枚！
ん？ 何だ、これは？
もう拾うしかなかった。
さっきの場所に引き返し、最初に見つけた一円玉を拾いに戻った。
すると、等間隔で一円玉が落ちているではないか！
一つずつ拾い上げながら、たった今来た道を戻ったら、全部で８枚にもなった、
ただの8円だけれど、頭の中には？？？が渦巻いていた。
一体なんだったのだろう？？？
昨日は、帰り道に財布を拾った。
財布だと思ったが、中を見てみると名刺だけが入っていた。「川崎工務店」
脇にとめてあった車にも、同じ名前が書いてあったので、たぶん車から降りる時にズボンのポケットから滑り落ちたのだろうということは容易に推測できた。たまたまドアに鍵が掛かっていなかったので、運転席に置いて帰って一件落着。
２日も続けて帰り道に物を拾うなんてびっくりだ。明日は下ばっかり見て帰りそうだ。