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なんとなく、すきなこと

「同伊」第53話

2010-09-21 15:15:42 | 「同伊」感想
何もかもが自分のせいで・・・といたたまれなくなった世子によって粛宗にすべてを知られてしまったヒビン、なんとかとりなそうと粛宗に縋り付き、泣き崩れながらも「どうか今しばらく猶予を。病だって今処方している薬で治るかも」と訴えたものの、これまで世子の病のことを隠してきたことや、大臣達を使ってヨニングンを不利な立場に追い込もうとしたことを知ってしまった以上、粛宗が聞く耳を持つわけもなく。

一縷の望みをかけてしがみついた手を払いのけられ、地面に座り込んだまま号泣する姿は王の寵愛を受けていたころの威厳など微塵も無く、そしてそうなると鼬の最後っ屁、これまではヒビン母やヒジェら周囲が画策した悪事が手かせ足かせとなって結果的に悪に手を染めていったヒビンでしたが、ついにトンイとヨニングンを道連れに地獄に落ちる覚悟を決めました。

東宮殿に火を放たせ、その期に乗じて刺客を送り込み、二人を殺めてしまおうと。

計画通り、勢いよく上がった火の手に宮中は蜂の巣をつついたようになってしまいました。
そうなると敵の思う壺、ちょっとぐらい怪しいそぶりをしていても誰も見ちゃいません。
消火活動してるふりしてトンイたちの元へ向かう賊たち。

こういうときに限っていきなり鈍感になるトンイ。
ついさっきまでヨニングンに「今夜は私のもとから離れちゃ駄目よ」と、身の危険を感じていたはずなのに、トンイを守るというチョンスを無理矢理東宮殿へと向かわせてしまいました。
いつの間にやらトンイから離れちゃってるヨニングンも(エジョン達を殺さない為の筋書きだろうけど)エジョンらをやはり世子の無事を確かめてくるようにと東宮殿へやってしまいます。

親子そろって・・・。
まあ、親子って、たいがい変なところが似るものではありますが。(爆)

ヨニングンのそばに残った女官はサックリ斬られ、ターゲットは見事ノーマーク。
トンイの護衛もすっからかん。

そしてヨニングンが族に追い詰められ、あわやというところで身を挺して庇ったトンイに刃が振り下ろされてしまいました。

ひーっ!



・・・ところで、前々から気づいてはいたんですが、「同伊」って、なんか、昔の少女マンガテイストですよね。
そう言えば、製作前のインタビューか何かでイ・ビョンフン監督が「トンイは朝鮮時代のキャンディです」っておっしゃっていたのを思い出しました。
(キャンディとは、日本では権利問題で揉めててすっかり忘れ去られてしまった漫画「キャンディ・キャンディ」のヒロイン。韓国では超有名で今でも誰もが知っているらしい。ちなみに私が小学生の頃に「なかよし」で連載していたので、一部はリアルタイムで読んでいました)

確かにトンイの性格はキャンディタイプだとは思っていたし、"ケバンジョン"粛宗のノリも思えば少女マンガ的、しかし、ここにきて、キャラだけじゃなく、改めて「同伊」というドラマの味付け自体が少女マンガチックだなと。

美術や衣装なんかも可愛くて、登場人物もまんま漫画に出来そうだし、なによりツッコミどころがあまりにも・・・。
ま、いろんな意味で斬新で面白いけどね。



話が逸れました。

次回でヒビンチーム全崩壊っぽいですね。
今までは大妃ママを毒殺しようがインヒョン王后を罠にはめようが呪い殺そうが巧くすり抜けてきた彼らだけど、トンイ親子を焼き殺そうとしたり、あろうことかトンイに重症を負わせちゃった事実を目の前にして粛宗が黙ってるわけがありません。

とはいえ、そのあたりの過程がどうなるのかはちょっと未知数。
ひとり自分を責めて無き濡れていた世子のもとを訪ねて慰めた粛宗、火事に巻き込まれた世子を案じて東宮殿へとためらわずに向かっていった粛宗の姿は王の前にひとりの父親でした。
ヨニングン同様に世子のことも愛している粛宗が、ヒビンに賜死を言い渡すことは簡単なことではないはず。

そんな粛宗の葛藤が見ものです。

↑そもそもチ・ジニファン目線なので、基本的に見所はいつもそこなわけですが。w
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