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なんとなく、すきなこと

人情裏長屋

2008-03-02 23:43:19 | エンターテインメント
「ぶらり信兵衛-道場やぶり-」の原作、山本周五郎の「人情裏長屋」という短編集を手に入れて、標題にもなっている「人情裏長屋」を読みました。

短編だけに、短い!

それだけに、ドラマに出てくる登場人物はおぶんちゃんと重助じいさんと差配の平七さんと鶴坊ぐらいで、こふねねえさんも金太銀太も乙吉おまさ夫婦もおきみちゃんも丸源の二人も以三親分も出てきません。
でも、信兵衛さんの人となりや彼と十六店の人々との温かい日常がきめ細かに描かれていて、まさに濃縮タイプってな感じ。

ところで、物語の世界観は一緒なんだけど、ラストが意外でした。
ハッピーエンドではあるんだけど、ある意味納得ではあるんだけど、そう来るのか・・・と。

短編集「人情裏長屋」には、ドラマのヒントとなったお話もいろいろ入っていそうなので、じっくり読んでみたいと思っております。
そして、もうすぐ放送が終わってしまう「ぶらり信兵衛-道場破り-」の、信兵衛さんが忠臣蔵のメンバーなんじゃないかとの疑惑が持ち上がるらしい最終回も楽しみ~。


ああ、それにしても、高橋英樹さんの信兵衛さん最高。(* ̄▽ ̄*)


・・・てなわけで最終回を見ました。
堀部安兵衛にビックリ。(笑)

原作とは違う展開だったけど、あれはあれでアリですわね。v


で、最終回を見た直後に高橋さんの信兵衛でのリメイク「お助け信兵衛人情子守唄」を見たんですが、さすがにいろんなギャップが・・・。(汗)
ピッチピチの信兵衛さんが年を重ねて枯れちゃった・・・ならいいんだけど、なんか、妙な貫禄がついちゃって、若い頃よりギラギラしちゃってるのがね、なんとも。
後半、説教してる信兵衛さんはまるで桃太郎侍だし。

キャストから音楽からシナリオから演出から何から何まで「ぶらり信兵衛 -道場やぶり-」は人情時代劇の傑作ですから、あちらとこちらは別物ってことで。


それにしても、「ぶらり信兵衛 -道場やぶり-」が終わっちゃってサビシイ。


今回の再放送を見る前の遠い記憶の中では、信兵衛さんとおぶんちゃんとこふねねえさんの記憶以外はうすらぼんやりだったんだけど、今やもう、長屋の住人みんながそれぞれに愛おしくて。

やっぱり、私の中の時代劇ナンバーワンだわ。v
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2 コメント

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終わっちゃいましたね・・・ (monica)
2008-03-07 15:35:53
私は他のことしながらのなんとなく観てることの方が多かったのですが、ほっこりできる時代劇ですよね(^^)
あの、ゆる~い感じのテーマ曲も好きです(笑)

予告見て「うそっ?!」と最終回はちょっとドキドキしながら本気で(?)観ましたが、やっぱり違ったんですね(^_^;)
でも、『堀部安兵衛』の文字にニンマリしてしまいました(笑)
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ぶらり (noel)
2008-03-08 08:53:35
>monicaさん
あそこまでほっこり出来る時代劇って他に無いですよね。
テーマ曲と言えば、音楽を担当した渡辺岳夫さんのプロフィールを見て驚き、感心しつつも「良い筈だわ」と。
キャストもゲストもいちいち豪華だし、なんとも質の高いドラマでした。(^-^)

堀部安兵衛はニンマリですよね。v
時代劇のお話、無いかなぁ。
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