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Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

映画「雷桜」

2010-10-24 01:34:55 | エンターテインメント
原作を読んでいたダンナが観たいって言ったので、早速レイトショーで観てきました。
感想を一言で言うならば、

「微妙」。

主演の二人はがんばっていたし、柄本明氏はさすがに巧かったし、小説の映像化に際して比較的よく考えられていた感じもするんですが、わざわざ映画として作っただけの仕上がりかというと・・・。
映像も、自然とか綺麗に撮れてはいるんだけど、引き込まれるってほどじゃないし、テレビドラマのそれと違いが感じられない。
お祭りのシーンはちょっとがんばってたけど、全編にわたってもっと幻想的な映像だとよかったのに。

CG使いも、鷹の飛ばし方や満開の桜のtoo muchな花吹雪も気にはなったけど、まあ、それらは許容範囲として、血しぶきの必然性が全くもって理解できません。
刀でズバッと切った瞬間にCGの血しぶきがシュパッと現れるんですが、見る度に興醒め。
なんかちゃちいんですよ。
しかも立ち回りがグダグダで、割と時代劇好きな私としては、それだけでもいただけませんでした。

プロの殺陣師が創った立ち回りはひとつの見せ場になっただろうに、あのグダグダじゃ手抜きにしか見えません。
もしかして普通の時代劇とは一線を画したかった(一種舞踏のような立ち回りより、リアルさを求めた?)のかもしれないけど、血しぶきCGで加工するんじゃ何を目指しても無駄です。

というわけで、主演の方々のがんばりがもったいない。
彼らのファンだったら、まあ、それなりに堪能できる作品かもしれないけど、数ヵ月後のテレビ放送で十分な内容だったなというのが私の感想。

残念ながら。

これ以上書くとこき下ろし大会になっちゃいそうなので自粛しますが、斉道の家臣ってどうしてあんなに若造ばっかりで、しかもなんでそろって皆さん時代劇の扮装が似合わないんでしょ。

昔の日本人だって着物や月代が似合わない人はいっぱいいたと思うので、みんながみんなカッコいい必要はないんだけどね、なんか、ちょっと・・・。




ところで、本題から逸れますが、昨日の予告編の感想も。

「ヤマト」、思わず「キターッ!」と心の中で叫んじゃった。
そして、キムタクが出たとたんに心の中でひとり大爆笑。
その後、誰が出てもうひょひょな笑いしか出てこなくて。
「裸の銃を持つ男」的なノリで作ってるんだと思ってもOKですよね?
コメディですよね?
まさか泣かせようとか感動させようとか思ってないですよね?

「ゴースト」も、なんだかなぁ。
ウーピーの役が樹木希林氏ってのは、まさに他には考えられないキャスティングだけど、まあ、テレビで放映されるときには見ようかなって程度ですね。

「エクリプス トワイライトサーガ」の予告編を目にするのは昨日で三度目ぐらいですが、ハリウッドの衰退ぶりを象徴するかのような作品ですね。
めちゃくちゃくだらなそう。
見たいとは全く思わず。
予告編ですらもうお腹いっぱい。

邦画だったからか「ハリーポッター」最新作は日本語吹替え版の予告編だったのがちょっと新鮮。
でもやっぱり当然のことながら原語で観たい。
だってロンの喋りとか酷すぎるし。

吹替えが許せるのは「刑事コロンボ」ぐらいだよなぁ。
コメント (8)
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