続・エヌ氏の私設法学部社会学科

無理、矛盾、不条理、不公平、牽強付会、我田引水、頽廃、犯罪、戦争。
世間とは斯くも住み難き処なりや?

8th December 1980 Imagine all the people living life in peace. Does peace have a chance?

2010-12-08 | 平和講座
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 毎年、12月8日になると思い出します。
 1980年12月8日、私の敬愛するジョン・レノンが亡くなった日です。

 私は、音楽家の業績は音楽のみで評価し、たとえばファッションや話題、ビジュアルなど、音楽以外の要素はほとんど考慮しません。
 だから、たとえば歌って踊れる故マイケル・ジャクソンでも、「踊れる」部分は、私にとってはどうでもいい要素で、マイケルの「Beat it」などを耳で聴いて、好きか嫌いか、というだけの話です。

 そんな私ですが、ジョン・レノンだけは別です。
 私は、愛と平和を訴え続けた彼の生き様や、オノ・ヨーコとの夫婦愛も含めて、ジョン・レノンが好きなのです。

 折りしも巷はクリスマスムードの中、ジョンのHappy Christmas(War is over)が流れてきます。

♪「War is over if you want it.」♪
 でも、逆に言うと、
「War will never be over because they don't want.」
かもしれませんね。

 2001年9月11日、アメリカ同時多発テロに端を発したイラクへの侵攻に、オノ・ヨーコは、新聞の1ページにたった1行、ジョンの名曲「Imagine」の一節を載せました。

「Imagine all the people living life in peace.」


 たった1行のみで、オノ・ヨーコの名前さえ載せていなかったのですが、これを見た人々は、誰が広告主だか、すぐに分かったそうです。

 しかし、あろうことかアメリカは、Imagineを放送禁止にしたのです。
 そこまで、そうまでして、アメリカは、戦争が好きで、平和が嫌いなのでしょうか?

 ジョンは、死んではいけない人間でした。

 それなのに、アメリカという国の中で、愛と平和を訴え続けたジョンが銃弾に倒れたというのは、全く、これ以上の皮肉があるでしょうか。

 と思っていたら、その国の大統領がノーベル平和賞を受賞してしまい、何と「これ以上の皮肉」が存在したのです。

 もう私は、(以前から薄々思ってはいましたが)ノーベル平和賞の権威は信用しません。

 ノーベル賞といえども、所詮、我々が思っているのとは、別な論理で動かされているに過ぎないのでしょうか。

You may say I'm a dreamer.
But I'm not the only one.
I hope someday you'll join us.
And the world will be as one.

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2 コメント

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Unknown (たにし)
2016-02-14 04:45:23
元寇のエントリからこのブログにきました。

私がいつも参照しているブログに、戦争が起こる原因が経済学の観点から解説している記事があったのでよろしければどうぞ。
http://ameblo.jp/frederic-chopin/entry-11425184919.html
二度と戦争を起こさないために、まず戦争の原因を知って防ぐ手段を考えたいですね。
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戦争は経済ですよ (エヌ氏)
2016-02-15 21:51:26
 たにしさん、こちらのコメントもありがとうございます。
 戦争が経済であることは、駄文でも一度、取り上げております。

http://blog.goo.ne.jp/pingupapa/e/1d1b089caafd70a6f1ab74d5536905c5?fm=entry_awp

 戦争が経済活動であることは、紛れもない事実です。やれ正義だ何だと屁理屈をこねている連中もいますが、彼らが「正義」と言った場合、その「正義」を「利益」と置き換えた方が、すんなり納得できます。

 端的な例が、1840年、イギリスが中国(当時は清)に仕掛けた「アヘン戦争」ですね。
 日本が引き起こした太平洋戦争も、他国の資源がほしいから、という理由でした。
 現在(過去も、たぶん未来も)、アメリカが世界中で仕掛けている戦争も、要はアメリカの権益を拡大するために過ぎません。

 では利益とはだれの利益を指しているのか。これについては、先に紹介した駄文に書いておりますし、私のブログ中に、たびたび「元凶は・・・」と書いておりますので、まあ、お分かりになると思います。
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