焼津名物 “炎の弾丸男!!”    【富士山通信 Vol.2】

“百見は一体(体験)に如かず”を信条とし、持続可能な人類、世の中を目指し、人間性の向上と楽しい人生を目指すパワフルな鮪屋

公教育の未来

2008年04月21日 | Books
毎度 焼津名物 炎の弾丸男!!でござる。


東京都の義務教育現場で初の民間人校長となって話題になり、
ビジネスリートでもある氏が学校運営に次々と民間企業のエッセンスを使い改革を行い、“よのなか科”などすばらしい結果と評価を得ている。
 
 そんな藤原和博氏の興味深い本を読んでみた!


公教育の未来
藤原 和博
ベネッセコーポレーション

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・多様な集団の中で「共生」する道を探っていくことになる21世紀の社会では、異質な集団でも自分を見失わず、双方が納得する合意点を探す努力を続けられる人材がより幸福に近づける。 このような社会のことを「クレジット社会」という。

・これからの時代に必要な日本人の教養とは、成熟社会を生きる市民としての教養である。

・小学校までは知識の吸収、暗記などの「情報処理力」の向上でいいが、中学生以降は大人になるための教養を磨く場として位置づけ、“情報を組み合わせたり生み出したりする力「情報編集力」”が重要になる。
 
 例えば花の名前を覚え、必要な時にいつでも思い出せるようにしておく力は「情報処理力」。その花を組み合わせて他人が喜ぶ花束づくり、自分の気持ちをメッセージにして乗せるまでの力が「情報処理力」である。

・21世紀を生き抜くのに必要な5つの力
 
 コニュニケーション力
 ロジカル(論理的)に思考する力
 ロールプレイ力(他人の立場に立ってその人がどう考え行動するか考える。)
シュミレーション力
 プレゼン力

・学校に再び力を与えるために「学校の中に再び世の中のダイナミズムを取り込むこと」が必要。

・単なる住民やサラリーマンではなく、地域の問題に積極的にかかわり責任を取ろうとする「市民」としての態度を身に付けるための教育「市民教育」が必要。

・新しい時代の市民の「教養」のベースとなるのは、
 自分の専門性を超えて「読書」すること。
 「ネット」を使って知識のブラッシュアップをかけること。
 他の分野の人々と「外メシ」を食べて新鮮な刺激を受けることの3つ!

などなど・・・

とにかくビジネスエリートであった氏が実際に教育の現場に入って取り組んでいる実体験を通して、教育評論家のように一方の視点(アウトサイダー)だけでなく、当事者(インサイダー)としての両方の視点をもって語られているので説得力があり、勉強になる。

「藤原氏」「よのなか科」のことは知ってて損はありません!

 まぁ、この和田中学のHPを見てくだされ。

きっとこんな学校が地域にほしいと思うでしょ!

しかし最近の我輩の読書のペースは神がかり的だぁ。

ランナーズハイならぬ、たけしくんハイ!

い、いいや(汗)リーダーズハイ状態(こんな風には言わないかぁ。)である。

 では・・・

 
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