picopandaのブログ

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日本の「臨床研究」とは?

2013年09月03日 00時02分19秒 | Weblog
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高血圧の治療に使われる降圧剤「ディオバン」(商品名・バルサルタン)を使った京都府立医大(京都市上京区)の臨床研究データが不正に操作されていた。高血圧治療薬が、脳卒中や心臓病にも高い効果があるように装った疑いがある。東京慈恵医大でも、論文データが人為的に操作されていたことが判明した。いずれも研究に関与した販売元の製薬会社「ノバルティスファーマ」(東京)の元社員が「キーマン」として浮上している。
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このネタは、以前にも書きましたが、更にだめ押しが出たというところです。

府立医大の「臨床研究」の中身についても、次のような八百長振りが露見しました。

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府立医大の再検証は、臨床研究が対象とした約3千件の症例のうち、府立医大病院にカルテが残っていた約220件について、論文のもとになったデータと比較した。

すると、カルテに記載のない病気が論文データに存在したり、カルテに記載された病気が論文データにはなかったりといった不一致が、計34件あった。

こうしたデータの操作により、ディオバンを使ったグループで心臓病などの発生数が少なくなり、もう一方のグループでは発生数が多くなっていた。

府立医大病院以外の病院の症例でも、医師がコンピューターに入力したデータと論文データに違いがあり、同様に不正な操作があったとみられる。正しいデータを使うと、ディオバンを投与したグループで心臓病などのリスクが減るという結果は確認できなかった。
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こういう八百長が為されたからには、大学ぐるみの犯行と見るのが自然なのですが…。

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府立医大は、人為的にデータが操作されたことを認め…【たものの、】「誰がデータを操作したのか、意図的な操作だったのかは分からない」と繰り返した。
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というんですわ。これは、大学ぐるみで行ったことだから、ということを意味していませんか?

これはディオバンだけの問題ではありませんよ。ましてや、府立医大だけの問題でもありません。人の生命・健康に関わる全ての医学部に共通する問題ではないですか??





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