長年兄に強姦されていた７歳の少女が保護される。

　　　タイ通

タイ地元紙によると、この家族は長男（１４）、次男（９）、長女（７）の３人と、両親の５人家族で、長男は長女が幼稚園に通っていた頃から、家族の隙を見て強姦していたという。長女は強姦されていたことを周囲の人に漏らしており、それを聞いた付近の住民が両親に伝えたものの、余計なお世話だと言われていたとのこと。

だがその後も、長男が長女を度々強姦していたことから、付近の住民は我慢ができず、長女をつれて警察に訴え、事件が明るみになったという。
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いろいろ問題があるのは言うまでもありませんが、ここでは、少女の両親が、近所の人から通報されても「余計なお世話だ」と答えていたことを重視したいと思います。

タイはもとよりでしょうが、日本でも、長男だけを大事にすればいい、という風潮が根強いですよね。長子相続制の下での武士道徳が一般に広められ、その合理性が定礎され得ない連中まで、長男だけを重視するようになって久しいです。

時代錯誤的な道徳に縛られていることが、長女に重大な損害をもたらしていたのではないでしょうか。少なくとも、両親の法的確信の根拠は、時代錯誤的な道徳にあったでしょう。

他面では、この長男自身が、極めて倒錯的なんでしょうね。もしホモだったら、次男が餌食になっていたでしょう。それにしても、長女が幼稚園時代からというのも驚きですね。しかも、強姦というのですから、浸潤の度合いが半端ではないのです。そして、そうと知って、「余計なお世話だ」と答える両親も異常であって、長男の犯行を共に楽しんでいたか、長女を後に娼婦に仕立てて売り払おうとしていたかのどちらかではないか、とさえ言えそうです。

長女にしてみれば、家の外の誰かに襲われていたというのと違って、家の中のことですから、逃げ場が全くなかったわけです。

家族という伝統的な枠組みが崩壊しつつあることを示すと共に、現代型犯罪の特徴をも示していると思います。