PICO's BLOG~きままな日記帖~

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滝山寺鬼まつり

2015年02月22日 00時04分30秒 | 寺社めぐり

 長刀お礼振り

旧暦の1月7日に近い日におこなわれる岡崎の

滝山寺鬼まつりに行ってきた。この滝山寺には昨年秋にも

お邪魔して宝物を見させていただいた、十一面観音立像を

はじめ聖観音菩薩と梵天、帝釈天像をじっくり見た。

境内の大松明

 庭まつり(田遊祭)

 

今回は鬼まつりで寺伝によれば

天下泰平・五穀豊穣を祈るもので、旧暦の正月元旦から始まる修正会の

結願日にあたる旧暦正月7日目の晩 (現在は旧暦正月7日に近い土曜日)

に催されます。このまつりの起源は、源頼朝の祈願から始まったといわれ、

徳川三代将軍以後は幕府の行事ともなりました。

夕方三時ごろから大松明・ 12人衆登山行列始まり、長刀お礼振り、

鬼塚供養(豆まき)がおこなわれ、鬼塚には昔、身を浄めずに祭りで鬼面を

かぶったために、面が取れなくなって悶死した山伏を埋めたという伝説があります。

またこの時、山伏が父面・母面をかぶったまま埋められたため、現在 、

この2面が存在しないとも伝えられます。

大松明が舞台にあがり本堂裏で個々の松明に火がつけられる

 

 

その後、田植えなどの農作業の過程を詞と所作で表現し、田植え歌も歌う、

庭まつり(田遊祭)があり、いよいよメインイベントである、

鬼まつりが始まる。

運慶作と伝えられる祖父面、祖母面、孫面をかぶった鬼が登場し、

大たいまつを持った数十人の人々が乱舞するかのように従います。

暗闇の中にたいまつの火がゆらめく様は勇壮で、まつりは最高潮に達します。

祖父鬼

そして喧騒な祭りは終わって寂しさが残った。

人々は返す波のように家路に急ぐ。

 

もうそこまで春、勇壮なまつりであった。

 

 動画観れるかな。

you tube 鬼まつり