PICO's BLOG~きままな日記帖~

還暦+αな年代、気持ちはいつも現役世代 
なんでもチャレンジ、そんなPICOの備忘録
   

男女共生フェスティバル

2014年02月17日 08時22分29秒 | 街中暮らし
バレンタインディーも過ぎて、昨日は表題のような
催しに行ってきました。男女共生・・・なんて大げさな
催しでバザーとか色々な企画が目白押しで多くの
方が来場されていました。


私はこの催しのメインである「手嶋龍一さんの講演会」が
聴きたくて出かけてきました。

手嶋さんは最近よくマスコミにも出られ、人気の外交
ジャーナリストであり、作家であり、慶応義塾の教授で
元NHKワシントン支局長を勤められ、あの同時多発テロの
一週間以上におよぶ中継は圧巻であった。

公演要旨

男女共生フェスの催しであるから、内容も女性の活躍を
取り上げられており、特に彼が米国に赴任されていた時の
政治、経済等で活躍されていた女性たちの活躍や言動に
ついて、多く語られていました。

①サンドラ・デイ・オコナー アメリカの最高裁判所判事で
 初の女性判事に任命された女性
 
「あなたの未来を遮るものは何もない」
 「この場に最もいて欲しかった私の母の姿が見えません。私の母は、自分たちの世代には訪れないと思っていた時代が来ることを、澄んだ目で予見していてくれました。あの母の言葉が、今ここに、アメリカの全女性を代表して、初めて最高裁判事の一角を占める私という存在を生み出してくれたのです」
 
彼女が最高裁判事に就任する時に演説したものです。米国でも、
この当時まだまだ女性の社会的地位や権利は低い時代であったんですね。
この地位は修身与えられるものだそうですが、彼女は自分の体力をみて、
きっぱりと辞意したそうです、去り際も凄いですね。

②小さな巨人 メアリー・ジョー・ホワイト
 ニューヨーク南部地区担当の連邦首席検事で同時多発テロを予測し、アルカイーダを
 告発しオサマ・ビン・ラディンを告訴し追及していきます。
アルカイダがやがてアメリカの心臓部、ニューヨークとワシントン狙うに違いないと警告し続けたのです。彼女にとって、9・11のようなテロ事件は「いつか起こるかもしれない」のではない。「いつ、どの時点で起こるのか」なのでした。彼女は1日24時間、その一点を考え続け、大統領にも司法長官にもFBIの首脳にも、最大の警戒態勢をとるように促し続けたのです。

この二人の女性の活躍で多くの人がジャスティス、法律家(判事や弁護士)を
目指し社会で彼女たちのように活躍したいと思った事でしょう。現にアメリカでは
政治家より彼女たちのようになって国に貢献したい人が多い。

そのほかにはヒラリークリントンや二人のライス女性(ブッシュ政権下の国務長官と
現オバマ政権のスーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)

同じライスさんですが、日本にとって全く違う姿勢を取っている女性です。

どちらにしても女性の活躍は近年素晴らしいものがありますね。
男女共生フェスの企画での、この講演会は日頃余り考えていない世界情勢や
その裏で多くの素晴らしい女性が活躍されている実態を垣間見た気がしました。