今日はずっと氷点下です。
4時の札幌の気温は-3度とか。
さて、夕方のローカル番組で(HTBの
イチオシ!)北海道の方言についてやっていました。
取り上げられていた言葉は
「いずい」。
この意味、わかります?
使い方としては、
「目がいずい」「なんかぶつぶつができちゃっていずい」など。
番組では地元の人に、どう説明するか?というのをやっていたのですが、
ちゃんと説明できる人はいませんでした。
そういう私もイマイチできない・・・。^^;
「異物感があって不快なこと」と、こう説明するのが
一番しっくりくると番組では言っていました。
そうですねえ、でもこの異物感は、大きなものではなくて、
もう、なんか細かくていやらしい、
もうなんかちょっとしたことなのに絶えず気に障ると言ったような
異物感ですね。この感覚わかっていただけますか?(^^ゞ
「あずましくない」と言う言葉があります。
こちらは何となく落ち着かない、ホッとできないと言う意味。
例えば、ご近所の方が玄関に見えて
つい長話になってしまう。そういうとき、
「こんなところで長話なんてあずましくないから、上がって」と
使います。
こちらも不快感を表していますけど、「いずい」とは全然違いますね。
「なまら」。
この言葉、なんか今は全国区なんだそうですね。
特に今年、渋谷の女子中高生の間でメールのやり取りでよく使われたとか。
北海道の方言として、きっと、一番メジャーなんですね。
ビックリです。(*_*)
だって、この言葉って純粋な北海道方言じゃないですよ。
私が中学ぐらいのときから、クラスの男子たちが(男子女子、懐かしい(笑))
使い始められ、流行って、定着したものです。
事実、番組では他の地方で
「中途半端、生半可」と言う意味で「なまら」と使われている言葉が
新しく北海道に入って、若者に受け、
意味が変化し「とても、たくさん」と言う意味になって定着、と説明をしていました。
ずっと「なまら」に方言として抵抗があった^^;私、
やっと納得できる解説が聞けて、嬉しかったです!(爆)
私が東京の大学に入学した頃、
学校で、ある言葉の使い方でこんなことがありました。
何気なく目の前にあったゴミを何気なくゴミ箱近くの友人に
「これ投げてくれない?」と言ったところ
その友人、本当に投げた!!!??(@_@)
つまりですね、北海道では「捨てる」ことを「投げる」と言うのです。
それが通じなかったっていうか、
「ゴミを投げる」が方言だと思っていなかったので、真面目にすっごくビックリしました。
北海道の学校で、掃除当番なんかやると
最後に全部集められたゴミを焼却炉まで持って行くのに
誰がやるか決める「ゴミ投げジャンケン」と言うのもあったりします。
すごく普通に自然に「ゴミ投げ」ってずっと使っていたので、
このときは本当に、驚きと言うより、
一種、カルチャーショックでしたね。
これには後日談がありまして、その日からほどなくして、
夜に新入生のパーティーみたいな催しがありまして、
このエピソードをもうかなりできあがっていらした^^;H教授に話したところ、
「だったら、お前、
『私、この間男投げちゃったのよねえ』って使ってみたらどうだ?」
と・・・。
・・・・ったく、ただの酔っぱらいオヤジでしたね。^^;
その他、トウモロコシはトウキビというのも捨て難いですね。(笑)
北海道の人間はトウモロコシとはまず言いませんね。
大通り公園に出回る夏の風物詩「トウキビワゴン」も
全国の物産展に出るときは
「トウモロコシワゴン」と(通じないので)名前を変えるそうですが。
あとね、「うまいっしょ」ってあるしょ?(^_^;)
あれ、変なところにアクセントつけて変な強調で言われるのが
CMなどで広まっているようですが、
ああいう「~でしょ?」というところの「で」を端折って「~っしょ?」と言ういい方は
普通の「~でしょ?」と言う言い方そのままの抑揚で、
ただ「で」の音が落ちた感じに言うのが普通です。
むしろ、「~っしょ?」というよりは「~しょぅ?」みたいに
語尾の方が伸び加減になることが多いですね。
例「もう、忘れないでっていったしょや~!」。
や~、とか語尾につけてしまうところが、むしろ方言?(^^ゞ
まだまだありますけど、
最後に「なんも」を。
これは、「ごめんね」「すみません」「ありがとう」等言われたときに
返す言葉。
「なんもさ」「なんも」、また「なんもなんも」と繰り返しても使います。
「何でもないよ、大丈夫だよ、とういたしまして」と言う意味ですが
響きも言い方も温かくて、とっても好きな言葉ですね。(^^)
みなさまがお住まいの地方の言葉はいかがですか?