乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

藤野真紀子さんの講演会(一部加筆)

2005年05月31日 23時27分10秒 | 日々・暮らし


昨日予告しましたとおり、(^^ゞ
藤野真紀子さんの講演会に行って来たことを書きたいと思います。

これは、札幌東急百貨店のモナリザ・フォーラムと言うところが主催で、
年に一回、各界で活躍される方を招いて、行われている催しだそうですが・・・。
私は、今回のイベントは良くチェックしている
藤野真紀子さんの公式サイトで知ったんですよね。
(今はこの告知は削除されています)

今や超有名なお菓子・お料理研究家である藤野真紀子さん。
私は以前、フランス料理やお菓子をかじっていたこともあり、
藤野さんの創り出す世界にいつも興味津々だったのですが、
それ以前に妻、主婦、母親という観点からも、藤野さんの生き方などに
すごく引きつけられていました。

さて、ついにご本人のお話を生で聞ける、と言うチャンスが巡ってきました。
定員600名のところ、かなりの方が落選もしたそうです。
藤野さん、最近ファッションもどんどんシンプルになり、いっそう素敵になられ
ていますが、昨日も、胸元が少し縦に開いた黒のロングツーピース?でご登場。
やっぱりこの方には、華がありますね。登場されただけで、そこの空気がパッ
と明るくなりました。
テレビや雑誌等で拝見していますが、本当に「あんなにお菓子ばかり作って食べ
ているのにどうしてこんなにスリムなの!?」とびっくりするくらいにほっそり
!にこやかに笑みを浮かべながら、「わたしのライク、スタイル」というタイト
ルでキッチンのこと、ご家族のこと、健康のこと、等について存分に語ってくだ
さいました。

特に印象に残っているのが、
今までも藤野さんご自身の著書などにも書かれてきた
お子さんたちとの葛藤のことについて。

お菓子に夢中になって、それを本格的に極めようとしたために、
お子さんたちに目がいかず、軋轢が生じた苦い経験を
藤野さんは、繰り返し語ってきているのですが、
そんななか、決まって周りの人が言うことは
「お母さんが生き生きして自分のことをやっている姿を見れば、お子さんたちはきっとわかってくれますよ。したいことができないで輝いていないお母さんの方が、お子さんたちにも悪いし・・・」
ということだそう・・・。でも、そこで藤野さんは
「お母さんが生き生きしているの当たり前、自分のやりたいことやってるんだか
ら。それで生き生きしているのは何も素晴らしいことではない。そうじゃなくて、自
分がやりたいと言うことをできない状況にいても、生き生きして輝いていること
の方が素晴らしいんです」と言い切りました。

これには私も、うわ!と思いました。目から鱗が落ちましたね。
確かに、女性として一個人としての生き方を見付けることは大事だけど、
与えられた役割を果たす重要さ、大事さも疎かにしては行けないと言うこと、そこを取り違えるととんでもないことになるという、すべての女性に対する警鐘のようでもあり・・・。

役割と言いましたが、いつも食事はきちんと用意し、学校の参観日には必ず出かけ、PTAもきちんと務めていた藤野さん。一見、役割を完璧にこなしているようですが、
そういう外面の部分ではなく、内面のこと。つまり、気持ち。
心が、いつもお子さんたちではなく、お子さんたちと一緒にいるときでさえ、
外の世界を向いていたということを、お子さんたちに指摘され、
藤野さんは初めて、自分が誤ったということに気がついたと、著書等で語られています。
まさに痛い想いをしたご自分の経験から出たもの、その言葉にはと
ても重みがありました。

次に、夫婦の形について。
最初に抱いている恋愛感情をずっと持ち続けていなければ行けないのではなく、
一緒に重ねてきた年輪や、夫婦のスタンスによって
恋愛の情が消えて、違う情に移行するのだと。それが普通なことだと。
でもそれはけっして愛情がなくなるのではなく、形を変えて愛情があり続けてい
くのだということでした。
これにはなるほどなぁ、と思いましたね。
なぜか?気が楽になりました。(笑)

その他、お孫さんのことや、今大病を患っていたり、もともと片足が不自由なワ
ンちゃんたちのことなど、ご家族のことから健康の話まで、本当にとても盛りだ
くさんのお話で、あっという間の1時間半でした。
その間、藤野さんは一度も休むことなく、用意されたお水にも口をつけませんで
した!?

終始にこやかで、お話し方も優雅、身のこなしもエレガント、
それでいて気さくな一面も垣間見せてくださり、ますます「素敵な方」だなあと
いう認識が強まりました。

いつか、まだ食べたことがない、藤野さんのお菓子を食べてみたいですね♪

コブリン、ファイナル進出!

2005年05月30日 21時18分32秒 | ピアノ・音楽


やりました!コブリン、ヴァン・クライバーンコンクール、見事ファイナル進出!
おめでとう!!

いやあ、五重奏の時の公式HPでのブログが散々だったので
ちょっと心配でしたけど・・・。

ソロの演奏順最後のコブリンは、日本時間で今日の午前10時半過ぎから登場。

まず、課題曲のアメリカの作曲家の曲を披露。これが、なんとも心に染みてきて、
良かったんです。
正直、今まで試聴したセミファイナリストの演奏で
課題曲がいいなあ、と思ったことがなかったんです。もっとも、全員の演奏を聴
いたわけではないので
大きいことは言えないのですが。^_^;

でもでも、コブリンのを聴いて、ぁ、いい曲だなあとしみじみ感じられた・・・。
最初からすっかり引き込まれました。

続く、シューマンの交響的練習曲。
これはもう、とても落ちつきある演奏でした。なんというか、すごく悠然?泰然?
としていたというか。
とても安定した気持ちで聴いていられましたね。

途中、天を仰ぎ見て悩ましげな表情になったコブリンが
正面からアップになったところがあって、これには私もクラッと・・・。^_^;

閑話休題。

とにかく、コンクール・ライヴの音は繰り返しますが、すごく悪いのです。
音割れもちょくちょくですし、正直細かいところまではわからない・・・。
でもでも、心に響いてくるものって
ちゃんと届くんですね。伝わるんですよ。ピアノって音楽って、こんなにもすご
いのかと、コブリンの演奏を聴いていて、強く感じました。


もっと聴いていたい、次のラフマニノフは!?と期待で胸が膨らんでいったので
すが、
私、今日、お菓子研究家の藤野真紀子さんの講演会を聴きに行くことになってい
まして、後ろ髪引かれながらも、シューマンの途中で
コブリンとお別れしたのでした。(--;)

出先から、かもたぬきさんのブログ読んで
コブリンの演奏が最後まで素晴らしかったことを知り、すごく嬉しかったです。
その時はもう、ああ、ファイナルへ行けるかどうかはどっちでも良くて、あの演
奏をしてくれたコブリンにお礼が言いたいあと言う気持ちでいっぱいになりまし
た。

帰宅後、公式サイトに行って見事、ファイナル進出したことを知り、
\(^_^)/です!
決勝は、ソロ演奏とコンチェルト二曲。非常にハードなプログラムですが、
ファンとしてはたまらないラインナップとも言えますね。

二日後に始まるファイナル、コブリンの演奏を楽しみつつ、応援したいと思います。


28日のレッスン日記

2005年05月30日 19時56分48秒 | ピアノ・音楽


運動会だ、なんだかんだで追われてました。
やっと今日アップです。

28日はレッスンでした。

「水の戯れ」。

タッチを揃えよう、繋げよう、等々、それがとても大事であるとか、そうしようという意識を自分でも持ってやっているつもりなのですが、やっぱりまだまだ自分ではわかっていませんね。

冒頭の数小節。以前よりは美しく弾けてきてはいるのですが、
先生にその中の一つの音がちゃんと鳴っていないことや、その原因などを詳しく教えていただき、その後、それらを踏まえて弾いてみたら、
なんと!その音がちゃんと響くようになって、ただそれだけなのに、全体が何と美しくまとまったことか!?\(◎o◎)/!全然違って聴こえるし!!!
先生にも言われたのですが、こうして調い綺麗に聴こえるように弾けて、初めて、それまで全然綺麗じゃなかった、美しくなかったんだ・・・とわかるんですよね。もうもう、その変わり様に私はただただ、愕然・・・。

この嬉しいショックは更に続きました。
中間部の右手の主声と内声の弾き分けでも、主声の指の弾き方を教わり、それを実行しましたら、
弾いていて主声の音が響くだけでなく、
音そのものが浮き上がって(!)流麗に、一つの線のように繋がって聴こえて来たのには
真面目に鳥肌が立ちました。

後に続くfffの和音、これは自分でも思うような音量が出ずに欲求不満を抱えていたのですが、具体的に弾き方を教えていただいて、それを念頭に何度か弾くうちに、だんだん音色が充実していったのには感動ものでした!!\(^_^)/
改めて、充実した音色は力じゃなくて、正しい弾き方なのだと言うことも、わかりました。

長いフレーズの中で、ただ一つの音、たった一本の指、
それがちゃんと鳴っていなかったり、打ち方がまずかったりすることが
全体に及ぼす影響の大きさが、深く身に染みたレッスンでした。
そして、どこがどうだからどうしたらよいのか、といったことを正しくわからなければ、意識や心がけを持っていても、それだけでは不十分なのだなあと言うことも、痛感しました。
はあ、本当にすごいことを学んでいるなあと思います。

少しでもレッスンで学んだことが自分のものにできるように・・・。
頑張りたいと思います♪

頑張った運動会

2005年05月29日 23時13分42秒 | 日々・暮らし


もうグッタリ疲れているんですが・・・。
はい、言ってましたとおり、今日はびびの小学校の第132回(けっこう歴史があるでしょ?)大運動会でした。

夫には昨日、午後に場所取りに行ってもらいました。
私は今日の朝あたふたしないようにと
昨日の夕方、ピアノのレッスン後、最終の買い物に行って、
夜から、本格的な準備に取りかかっていたのですが、
結局、よく眠れなくて今朝も予定の時間よりも大幅に早起きして・・・。
始まる前にくたびれている感じ。^_^;

お天気はものすごく良く気温も上昇、風も少しあったのですが、夜半に少し雨も降ったため、埃もたたず、
まさに運動会に打ってつけ。

我が子びびは、今年は競技係で
まず入場行進でクラスのプラカードを持ち、開会式では全校児童の前に出てラジオ体操をする要員にもなって裏方でも働いていました。
そして、競技では全校綱引き、短距離走(80m)、全校表現「よさこいソーランロック」、
団体競走「デカパン走」に出ました。

お世辞にも運動神経がよいとは言えない、我が子、親も
「まあ、がんばってくれれば・・・」と思って観ていたら、
短距離走で、なんと2位!
これには本人もびっくりしたようで
「ママ~!私2位だったんだよ!すごい!!みんな、びびて的にはすごすぎだって^!」^_^;
と興奮していました。ちなみに団体走でも2位でした。(笑)


これが、そのときの誇らしげな笑顔のびびです。
手には「2位」のカード。

よさこいソーランロックは、その名の通り北海道の夏の風物詩となった
よさこいソーランの踊り。
高学年は法被を着、低学年と中学年は鉢巻きをして、三つの輪となって
熱演を披露。
びびは、この練習でいつも筋肉痛でした。(笑)


写真が小さいですね・・・。^_^;ま、雰囲気だけでも。

余談ですが、この運動会中、私自身びっくりすることがありました。
一年生に、今年車いすの子が入学してきたのですが、
その子がかけっこで、他の児童と一緒に車いすを自分で回しながらコースを走っていったとき、
なんと、涙が出てきてしまったんです!!
なんだか、理由も何もなく、ただ胸が熱くなって目が潤んでしまったんです。
全くの不意打ち・・・。堪えようとすればするほど我慢できなくなってウルウル・・・。
これには本当に我ながら参りました。
後から意味づけしてみたりするのですけど、
きっと何も飾らない、ありのままの姿でただ、精一杯やる、っていうのを
まざまざと見せつけられたからなのかな、そんな気がしました。

もちろんびびも、ものすごく一生懸命頑張ったです♪
たくさん褒めてあげましたよ。(^_^)

さて、この運動会でありがたくない産物が一つ・・・。
あまりの日差しに終始ジージャンで完全防備に徹していたはずだったのですが、
うっかり手の甲を日焼けしてしまいました。
気がついたときには酷い炎症ではありませんが、かなり赤くなってしまって・・・。
帰宅して一応の手当てをしましたが、ああ、まったく!うかつ!(-_-;)

でもまあ、義母も母も(父は入院中)作ったお弁当喜んでくれたので
(あ、もちろん夫もびびも)良かったです。ホッ(~o~)

ということで、一つ終わってヤレヤレ・・・。
ピアノのことも、コブリンのことも書きたいことはもろもろですが、
もう、ホントに眠いので寝ますね。
すみませんが、色々なお返事は明日以降ということでご了承ください。


な~にやってんだか・・・。

2005年05月27日 22時11分05秒 | 日々・暮らし


今日は肌寒い一日でした。が、親友Mちゃんの次男、たーくんは幼稚園遠足だったんですよね・・・。
途中、「寒くて死にそう」とMちゃんからメッセージが・・・。
そして明日はMちゃんの長男、びびの幼稚園同級生ともくんの小学校は運動会です。
で、明後日は、うちの小学校の運動会。

明日明後日は、お天気も良くなって暖かくなるそう・・・。で一応は安心なのですが。

私、そのせいかなんだか落ち着かなくて、
昨日は、全く、とっちらかったことやってました。^_^;

まず、びびが耳鼻科へ行かなくちゃ行けなかった。
学校の検診で鼻炎の疑いと結果がでて、「病院で検査を」と用紙をもらってきていたのです。
本当は先週行きたかったのですが、
ご存じのように、びびは首を捻挫していてそれどころじゃなかった・・・。
私も先週は首捻挫のびびを看病しつつ、最後の歯科麻酔治療をし、
後半は背中痛ではっきり言ってのびてました。(^_^;)

やっと二人とも復活した今週になって、びびを耳鼻科へ。それで検査をして、昨日結果を聴きにいったというわけです。

これが、今週はまたきつい問題が。
運動会が目前で、四年生になっていろいろ係もすることになり、
競技係になった我が子、毎日係会で帰りが遅い・・・。
それから耳鼻科へ連れて行って、そのあと苗穂イオンにお買い物に行って・・・とかやってると
あっという間に日が暮れてしまいます。
その前になんとか、びびのピアノの練習の時間もとって、ぁ、お風呂も入れなくちゃ・・・。
とか考えながら、耳鼻科へ。

幸い、鼻炎はあるものの、症状が酷くないのでこのまま様子見と言うことになりました。
ホッとして、さてお買い物へ。と車を走らせ、大きな通りにでる直前に
「あ!今日、らでぃっしゅが来る日だった!」と気がつきました。
はい、毎週木曜日に野菜宅配のらでぃっしゅぼーやが来ることになっていて、
外出直前まで先週の空き段ボールと、注文用紙を玄関前に出さなくちゃ、と思っていながら
すっかり忘れていたんです・・・。(~_~;

急いで我が家に引き返し、玄関前に回収物を出し、ヤレヤレ・・・やっとお買い物へ。
と車を走らせて、ふっと最初の交差点で右折した途端、びびが
「なんで曲がるの!?」と・・・。

が~ん、(゜◇゜)私は真っ直ぐ行けばいいところを
街中へでる道へと走らせようとしていたのでした。

うわぁ、私っていったい・・・と思いながらもすぐ引き返し、
途中、Mちゃんがたーくんと遊ぶA公園の前も通って今度こそ
苗穂イオンへ行けたんですが・・・。
Mちゃんにも会えて良かったんですけれどもね・・・。
な~にやってんだか、私・・・。(-_-;)

気持ちが急くあまりに、かえって時間ばかり食っちゃって
本当、これで交通事故起こさなかっただけ、良かったって言うか・・・。

今日は、少し気持ち引き締めて過ごしたつもりです。^_^;

PS:行正り香さんの新著を買いました。和食の本です。マクロビオティックではありませんが、
マクロビオティックに応用できるような、野菜もたくさんの嬉しいお料理が載っています。
なにより、レシピの合間に書かれている、行正さんのエッセイ?文章が私、好きなんですよね。
さっき、さっそく大根と厚揚げの八ちゃん煮を作りました。
気持ちが安らぎました。


小菅優さんのこと

2005年05月25日 22時29分21秒 | ピアノ・音楽


先日、小菅優さんの新譜「ショパン:24の前奏曲他」を買いました。
遺作の前奏曲二曲と、遺作の嬰ハ短調のノクターンも収録されています。

透明感にあふれた、心地よい演奏でした。。
長調と短調が交互に現れ、明るい曲、陰鬱な曲、激しい曲、等々で構成され、
その一曲一曲が一つの曲として非常に完成度が高いショパンのプレリュードですが、
24曲通して一貫する流れが、とても明確に表現されていて
スケールの大きい仕上がりになっています。

小菅優さんのことは、一昨年リストの「超絶技巧練習曲集」で
話題になって聴いてみたことから、
興味を持つようになりました。その後、テレビ「情熱大陸」で取り上げられ、
9歳でドイツ留学し、今日まで着々とピアニストとしての技量を磨いてきた方だと
知りました。

リストの演奏にすっかり魅せられた私は、当時まだ日本では発売されていない
ショパンのエチュード集や、リスト&シューベルト、ラフマニノフ集など
計3枚の輸入盤を取り寄せたりして聴き入りました。

特にショパンのエチュードは、小菅さんが16歳だったかの時の録音ですが、
ヨーロッパでとても定評のある音楽雑誌の評価で満点がついた一枚でもあります。
少な目のペダルで音の切れが良く、ゴテゴテと余計な飾りを一切排除し、
スッキリとまとまった演奏で、私の大好きな一枚になりました。
まだショパンのエチュードを勉強する前の私は、
このCDを聴いて「エチュードを勉強したいなあ」と
何度も何度も聴いては夢を膨らませたものです。(^_^)

そして二年ぶりの新譜。この発売と同じ時期に
Weekly Yomiuriで彼女のインタビュー記事が載っていました。
それで知ったのですが、なんと、お母様を昨年亡くされていたのですね。
まだ子供だった小菅さんのドイツ留学を
実質支えたのは、お母様だったと言うことです。
ドイツ語ができないため、学校でいじめられた娘さんを、
ご自分もドイツ語がそれほど堪能ではないため、英語で学校の先生に必死で手紙を書いたそうです。
それも、いじめをやめて、と直接訴えるのではなく、
「ピアノをやるためにここに来たのだから・・・」ということをきちんと伝えたのだと言うことです。
その他、日常のピアノ以外の煩わしいことを一切引き受け、
いつも小菅さんがピアノのことだけを考えていられるよう、ベストな環境作りに務めていらしたらしい。。。まったく、すごい、としか言いようがありません。

その最愛のお母様が昨年急逝。
大きなショックを受けたことでしょうが、そうしたことを乗り越えて
小菅さんは変わらずに、ピアノを弾き続けています。
実は、今回の新譜に収録されているノクターンは、小菅さんはとても嫌いな曲だったそうで、
でもお母様は大好きだったそうで・・・。
大人になって、この曲の良さが理解できるようになり、
ある演奏会で、内緒でアンコールに弾いてお母様をびっくりさせたというエピソードも
紹介されていました。

小菅優さんの演奏会、一度行ってみたいと思ってるんですけどね、
どうも北海道は旭川とか函館には来てくれるんですけど、
札幌には・・・。^_^;
6月には日本各地でリサイタルが行われますが、これも函館止まり。
う~むと思っていたところ、なんと今回の新譜を買った特典として
小菅優さんのリサイタルのチケットが当たる!というハガキがついていました。
おお!嬉しい!ということで、さっそく応募しました。
でもこれ、6月23日の東京公演(紀尾井ホール)ですけど。(^^ゞ
当たるわけないか、でも当たったら?なんておバカですが、
少しの間、ワクワクさせてもらおうと思います。(笑)


コブリン、セミファイナルへ

2005年05月25日 15時24分55秒 | ピアノ・音楽


ヴァン・クライバーンコンクール、セミファイナリスト12名が発表されました。
コブリン、見事進出!おめでとう!!(^^)//""""""パチパチ

あと、サ・チェンも通過しましたね。
残念ながら、レム・ウラシンは進出なりませんでした。

予選最後の出場者の方も通っています!(聴いていたので(^_^))
あと、ワン・シャオハンも通っていますね。
名前を知っている方では、この三名です。

詳しくはこちら

セミファイナルは日本時間では明後日27日の朝3時半より。(現地26日午後1時半より)
コブリンは、現地時間で27日に室内楽、29日に独奏ですね。
やった!充分観られる時間です。\(^_^)/
とにかく、この後もコブリンを応援し続けます。


ヴァン・クライバーンコンクール開催中

2005年05月24日 21時24分24秒 | ピアノ・音楽



今日の夕食。れんこんのお好み焼き、レタスとワカメの味噌炒め、キュウリとヒジキの中華炒め、
たくあん、玄米ご飯(ごま塩)、じゃがいもとかぶの葉の味噌汁。


昨日の午前中、アレクサンダー・コブリンの演奏をPCでじっくり聴きました。
ライヴ映像で観られるなんて本当に便利な世の中!
といっても、映像は暗いし、画像は少し粗め、音ははっきり言って割れるし、全然良くありません。^_^;
それでも、演奏者の表情や手や腕の動きがわかるのはすごくいいです。

コブリン、最初のハイドン(札幌でも弾いたやつ)は幾分緊張気味な感じでしたが、
やっぱりさすが、弾いているうちにちゃんと自分の音楽を描き始め、
二、三楽章ではすっかり落ち着いていました。

ショパンのノクターンOp.9-3、ブラームスのパガニーニ変奏曲と続きましたが、
パガニーニ変奏曲は、浜松でも絶妙の演奏を披露していましたが、
更に磨きがかかった感じで、切れ味鋭く、一気に最後まで引っ張っていく
快演でした。

が、私はその前のショパンがすごく良かったんですよね。
Op.9-3、何度も今まで聴いていたんですけど、
コブリンのを聴いていたら、なんて麗しい切ないメロディなんだろうかと、
ジ~ンと来てしまいまして・・・。(T.T)
ハラハラと花びらが散っていくような美しい音たち、音声状態も悪いし、ときどきノイズが走る中を乗り越えてあまりあるコブリンのショパン・・・。
とても素晴らしかったです。

それにしても、会場にいる聴衆の熱狂ぶりがすごい!こちらまで圧倒されますね。
演奏終わるか終わらないかのうちから、スタンディングオベーションと怒濤の拍手、
リサイタルかと見間違えるほどのカーテンコールなど、
なるほど、スケジュールがいつも押し気味なのも^_^;頷けます。

さて、現地時間では今日24日で予選終了。
今日のトップは、私が密かに(笑)期待のロシアのレム・ウラシン。
昨年のシドニー国際ピアノコンクールでライヴを聴いていたとき、
その完成度の高いピアノに度肝を抜かれ、気になる存在となったのですが、
ファイナルのコンチェルトがまさかの不出来だったらしく(私は未聴)で
惜しくも一位を逃しました。

そのウラシン、きっと今回も活躍するのでは、と思うのですが、
出番が現地で午後1時。ということは、日本では
25日午前3時・・・。(-_-;)無理だ、聴けません。(←あっさり)
う~ん、公式サイトではライヴじゃないときは、2001年優勝のオルガ・ケルンの映像をずっと流しているのですが、
ライヴの録画に切り替えてくれないでしょうかね・・・。^_^;

とにかく、こちらで明日の午後12時半過ぎには
セミファイナル出場者が発表されます。それだけは聴き逃さないつもりです。
コブリン、ウラシン、どちらの名前もあることを祈っております。


ヴァン・クライバーンコンクール他、ピアノのこといろいろ

2005年05月23日 07時29分52秒 | ピアノ・音楽


昨日は、ルース・スレンチェスカさんのテレビ放送があり、
録画して夜に観ました。

お友だちのアルさんから、色々とお話は伺っていたのですが、
実際にご様子をみるのは初めてで、
まず80歳とは思えない、そのパワーにびっくり!
続いて、音楽とは、音とはどういうものか、という確固たる信念を持ち、
毎日真剣にピアノと向き合う姿に深く感動しました。
そして、人々にふれあうときの笑顔の素敵さと言ったら、
本当に輝いていて、
岡山の人々がルースさんを心から愛して止まないと言うのも
とても良く分かりました。
テレビではリスト、チャイコフスキーのコンチェルト、ショパンの独奏曲の模様を
ほんの少しだけ放送していましてけど、全部観たかったですねえ。
もう引退なさってしまったことが、残念です。

さて、お年を召した、と言えば、と無理に繋げる必要もないのですが^_^;
昨日、Madeleine de Valmaleteと言う方のCDを買いました。
この方、すでに故人で私は存じ上げなかったのですが、
この方の名前を拝したコンクールも今年で50回を迎えていたりして
とてもすごい方だったんだとわかりました。
それになんと!100歳まで生きられた方!?
先月号の月刊ショパンに一番長生きしたピアニストはペルルミュテール氏、と
ありましたが、どうやら違うようですね。(^^ゞ

このアルバム、モーツァルト、リスト、プロコフィエフ、ムソルグスキー、ラヴェルなど
(クープランの墓と水の戯れが入っていたのも購入動機)
1928年から1992年の間に録音された小品がたくさん収録されていて
すごく興味深かったのです。
詳しい情報はこちら

特に、「クープランの墓」は世界初録音と言うことらしく、
すっごいノイズなのですが^_^;
それを越えて聴こえてくるピアノの音色は、清冽で痛快で、とても良かったです。
まだ半分までしか聴いていないのですが
この古き佳き時代の音色をゆっくりと味わいたいと思います。

さて、今日はこれから午前10時過ぎくらいに
テキサスで行われている
ヴァン・クライバーンコンクールで、アレクサンダー・コブリンが出場します。
嬉しいことに、オンラインでライヴ映像と音声が視聴できます。

ヴァン・クライヴァーンコンクール公式HP

現地とは時差が14時間ほどありますので、
全部はとても聴けませんが^_^;、今も朝方、22日のお昼の最後の女性の方の
リスト「ペトラルカのソネット104」など、楽しみました。
出場者には、コブリンの他、昨日登場したジュゼッペ・アンダローロ、これもまた昨日登場した中国のサ・チェン、前々回ショパンコンクール5位、昨年のシドニー2位のロシアのレム・ウラシンなど、そうそうたるメンバーがいます。

さてさて、もうすぐ登場のコブリン、どんな演奏を聴かせてくれるのか、
すごく楽しみです♪