乃琶の独り言

ピアノを勉強している管理人(現在術後療養中)が、日々で想うこと、練習やレッスン、聴いた曲の感想などを徒然に書いています。

爆笑二連発

2006年05月31日 18時10分20秒 | 雑感・雑記
札幌は日曜からずっと雨で寒い日が続いています。
そのせいか、手術跡の傷がここ数日、チクチクと痛みます。
そんな憂さを晴らすのに、打ってつけの映像があったのでご紹介します。

最初はご存知ラーメンズの
「ようこそサクラワンダフルジェットへ SAKURA WONDERFUL JET」
どうぞ快適な空の旅をお楽しみください。
配信は6月6日までだそうです。

そして、もう一つ。
これはお子さんがいるお母さんたちにはおなじみ、「おかあさんといっしょ」の映像です。
この番組のキャラクター、スプーの絵描き歌の模様なのですが、
なんとこれが今、ネットで非常に話題になっているそうなのです。
私は夫から教えてもらい、その映像を観たのですが、もうもう、びびも私も夫も、
何度観ても大爆笑。
しょうこおねえさんが描くスプーに御注目ください。
YouTube - スプーのえかきうた - はいだしょうこ vs 今井ゆうぞう
ご覧になれます。
なんと、このおねえさんが描いたスプーのフィギュアがヤフオクにも出たのです。(終了済み)

すごい!!

米原万里さんの訃報

2006年05月30日 15時16分31秒 | 日々・暮らし
今朝起きたら、テレビでは俳優の岡田眞澄さんが亡くなったと報じるニュースが
あちこちでやっていました。
で、テレビでは全くと言っていいほど取り上げられていなかったのですが、
朝刊になんと、米原万里さんの訃報が!?

大ショックです。

米原さんは私の大学語科の大先輩です。もちろん面識も何も全くありませんが。
私が在学中の頃はとにかく、
ものすご~く、頭が切れて同時通訳としてばりばりと活躍されていて
神のような、文字通り雲の上の人。
ただただ怖い存在でしかありませんでした。

子供の頃、プラハのロシア語学校で過ごされた米原さんは
半端じゃなくロシア語が堪能で、
これも在学中に後に学長になった故H先生から聴かされたのですが、
「大学を受ける時の外国語はもちろんロシア語だった。そしていざ授業が始まると
講義中、教授たちのロシア語がおかしいと指摘することも。それがあまりに続いたので
教授たちは米原さんに『単位はちゃんと上げるから、君は講義に出てこなくてもいいから』と
言った」という逸話もあります。

そんなとんでもなくすごい存在だった米原さんが
テレビのワイドショーなどにコメンテーターとして出演されているのを見て、
ほんの少しだけ私の抱いていたイメージは変わりました。
ウイットとユーモアに飛んだ歯切れのいいコメントは、
持ち前の明晰さも存分に伺わせるものでしたが、それよりも何よりも
米原さんの温かいお人柄や、地に足をしっかりとつけて日常を生きる米原さんの姿勢などがにじみ出ていました。
そんな米原さんを観て、
私のイメージはいっそうすごい人、と言うのと同時にすごく好きな人、
というふうに変わったのです。

米原さんは作家やエッセイストとしても有名で、
私は著書は全部持っています。(まだ全部読み切れていませんが^^;)
どの読み物もものすごく面白い、政治や経済ネタから下ネタまで何でもござれ、
心底博学な人です。

米原さんの魅力の虜になってしまった私ですが、
中でも一番好きなのは
「嘘つきアーニャと真っ赤な真実」です。
ご興味を持たれた方は、ぜひご一読を。

どの著書を読んでいても、
小気味よいリズムで読むものを誘う米原さんの文章は
次から次へと書きたいものが溢れ出て来て仕方がない、
と訴えているようです。
これから先も、もっともっと書きたいものがおありだったことでしょう。
残念で残念でなりません。

心からご冥福をお祈りいたします。



運動会中止

2006年05月28日 21時35分00秒 | 日々・暮らし
今日は、びびの小学校の運動会!のはずでした。。。

朝6時半の時点では曇りで
決行の花火が打ち上げられていたのです。
雨がぽつりぽつりと降り出したのは、その15分後くらい。
それから徐々に雨足が強くなり、風も出て来ました。
「ホントにできるのだろうか?」と訝しがったものの、中止との連絡網も来ず。

そのうち児童登校時間となり、厚着の上にフード付きジャンパーを着て、
水筒その他を持ってびびは学校へ行きました。
私と夫も厚着してジャンパー着て、私はカイロを腰に貼って
昨夜から準備した三段重(タッパーですが)やビデオや、敷物などなど抱えて
傘をさして学校へ向かいました。が、その途中でも突風に煽られ、全く傘が役に立たない始末。

グランドに着いた時点で「中止」が判明。
強風と雨にさらされながら、前日場所取りのため仕切っていた紐を撤去。
児童もめいめい、または両親とともに帰ることになりました。
私はすぐさま、ケータイで両母に中止連絡。
実家の母はすでにこちらに向かっていたので
我が家に来ることになりました。
ちょっと体調不良だった父は、悪天候だったので来るのをやめていました。
義母もお天気が悪いので後から来ることに。二人とも来なくて良かったです。

ひとまず家に帰って
作ったお弁当を小分けして、義母や母にも分けて、みんな一息。
私はもうその頃はすっかり気が抜けてくたびれていたのですが、
その後、母を連れてみんなでショッピングセンターへお買い物へ行きました。
酷い天気と寒いのもあってか、子供連れの人たちが多かったですね。
それから母を実家まで送って行き、帰宅してお弁当で昼食。
片付けしたら、もう限界でその後少し寝ました。



その後、雨も風もますます強くなり、嵐の様相になって行ったのでした。
写真は、夕方、我が家の前を窓越しに写したものです。
いや、こんな中、運動会なんて無理ですけど、
中止になって本当に良かったです。
運動会は、一週間後の6月4日になります。。
明日はお弁当と水筒を持って、びびは登校です。
また一週間、落ち着きませんが、仕方がありませんね。

ああ、くたびれました。^^;
一週間後、晴れて暖かくなることを祈るだけです。



PS:のどはおかげさまで順調に回復。後一週間ほどお薬飲みますが、もうほとんど大丈夫です。
ご心配くださったみなさま、どうもありがとうございました。m(__)m
ホッとしています。

のどの奥が!!

2006年05月24日 07時42分24秒 | 日々・暮らし
みなさま、ブログや掲示板のお返事、滞っています。ごめんなさい。
実は、今少しダウンしています。

一昨日、夕食後、のどの奥に何か刺さったような刺激があり、
いずくていずくて(異物感があって)どうしようもなくなり、
お水を飲んだりものを食べてみたりしたのですが、効果なし。

なんだろう?夕食には骨のあるものは一切食べてもいないのに・・・。

と、いろいろ原因を訝しがっているうちに
いずいのを通り越して痛くもなってくるし、
当然人間の生理的現象で異物を排出しようと咳き込んで来て
少し嘔吐したあげく、切れたのでしょう、少し血も吐いてしまいました。
いや~、これは真面目に苦しくて、しんどかったです。
のどの奥の異物感はとれないものの、
ものすごく痛いとか、何もしなくても痛むとかではなかったので
一晩ようすを見ようと思い、具合も悪くなっていたこともあってその日は早々と寝ました。

昨日の朝、起きるとやはり異物感は残ったまま、非常に不快。
そこで、K総合病院の耳鼻科へ行くことにしました。
結局、内視鏡で食道を検査されたものの、
何が刺さったか不明なのでそれについての処置はできないと言われ、
(ショック!(*_*;でも、きっともう刺さっていたものは取れていて、なくなっていたのでしょう)

「食道の一部が赤くなって炎症を起こしていますね。抗生剤と消炎剤でようすを見ましょう」。

三日間、できるだけ安静とお薬を飲むことを言われて、
26日にまた経過を見せに行くことになりました。
もちろん、この三日の間に痛みが増したり、体調が悪くなったりしたときは
すぐに病院へ来てください、とも言われました。
また、症状が酷くなったら食道のことなので、耳鼻科ではなくて消化器科へ行くことになるそうです。

会計してお薬受け取って、やっと帰宅したら(それでも朝8時に行って10時に終わったので早い方ですが)
もう疲れと具合悪いのとで、その後はずっと寝ていました。
また、昨日の札幌は、先週の夏の陽気から一転、雨で寒くて震えるお天気。
そんなこともあり、本当に昨日は最悪の体調でした。

で、今日になりましたが、症状は酷くなってはいません。
きっとこのまま落ち着いてくれるのだろうなあと思っています。
ただ、まだのどの異物感は取れず、少し刺激があるものを食べると染みます。
(取ってはいけないと言われています^^;)

明日と明後日と、実は予定があったのですが、全部キャンセル。
仕方がありません。
お医者様の言いつけ通り、お薬飲んでおとなしくしているしかないですね。

そんなわけで、みなさまへのお返事は徐々にさせていただきますので、
どうぞご理解ください。

メインサイトをリニューアル

2006年05月21日 21時24分46秒 | 日々・暮らし
お気づきの方から
「いいですね」「可愛い♪」「爽やか」と
お褒めのお言葉をいただいておりますが、
メインサイト「青いピアノ」
少しリニューアルしました。
いえ、まだ直したい部分があるのでリニューアル中、と言った方が正しいでしょうか。

そもそもなぜリニューアルに至ったかと言いますと・・・。

演奏会の感想をブログにし、新しいコンテンツを立てようと思ったこと、
独り言と掲示板を独立させよう、photosのページをやめようとか、
ずっと前からいろいろ思っていたこともあり、
ここできちんとコンテンツの整理をしようと思ったことに端を発します。

な~んだ、それくらいなら簡単なことじゃない、
トップのデザインを変えなくても・・・。とお思いでしょう。

が!一つ問題が。
以前のトップなのですが、諸事情により、コンテンツが実はテキストではなく、
画像だったのです。
こうしたのは実は夫で^^;「コンテンツ変えるときは画像だから、ちょっとややこしいので言ってね」と
言われていたので
「コンテンツ変えてくれないかなあ」と申しましたところ、
「いろいろやってみたけど変えるの難しいわ。できない」(=_=)
と言われてしまいまして。。。

なら、いっそトップの絵ごと変えよう!
いや、だったらトップだけではなく、
サイトのデザイン、一新しよう!と言うことになったのでした。

サイトリニューアル!!!(^^)!

言葉としてはとてもかっこいいですが、
いざやろうとすると、これがとんでもなく大変なんですね。

まずテンプレート探しから。
いろいろな無料素材屋さんを観ましたが、
妙にラブリーすぎたり、ファンシーすぎるのは自分のテイストじゃないし、
なかなか自分のイメージする物がありません。

やっと見つけたと思ったら、コンテンツがボタンだったりしてこれまた面倒なことに。
一度、今とは違うテンプレートでボタンづくりを考えましたが、
私のサイトのコンテンツは日本語が多くて、その書体やらなにやらが
デザインにしっくり来なかったり・・・。
で、また最初からテンプレート探しをし直して
結局今のデザインにすることになりました。

今回のは観ていただけるとお分かりのように、以前のトップのイメージとは打って変わって
明るく軽快、ポップな感じです。

だとすれば中身のページも、少しテイストを統一しないと行けないのでは・・・。

以前もトップと同じデザインでやっていた
プロフィールやメールフォームは当然、一緒に変えることにしました。

しかし、いざ変えようと決まったものの、
実際の作業になると私は本当に、HTMLだの何だのに疎くて、
早々にギブアップ。(~_~;)
はい、その後は夫の多大なる支援を受けまくり、
どうにかここまでのリニューアルにこぎ着けました。

あとは掲示板や演奏会情報や、リンクも・・・。
ということで、中身はまさに今試行錯誤中です。

前は黒が基盤でしたが、今回のリニューアルでは正反対の白が基盤です。
リニューアルと言うことで、気持ちも新たになったのはもちろんですが、
やはり色のイメージも気持ちへの影響は大きいですね。
今回のデザインになって、なんだかとても心が軽く明るくなった私です。

みなさま、今回のデザインはいかがでしょうか?
いろいろご感想を聞かせていただけますと、嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


母の日~プリザーブドフラワーアレンジレッスン

2006年05月14日 21時27分51秒 | 日々・暮らし


今日は母の日でしたね。
私は毎年、両方の母にお花を送っているのですが、
今年はプリザーブドフラワーのアレンジを送りました。

プリザーブドフラワーって、ここ数年、雑誌やTVで多く見かけて
何となく知っていて気になる存在。
ドライのような、でも、生きているお花でもある???
一年ぐらい持つらしい、
で、高級感があって、お高そう???
実はプリザーブドフラワーのことを良く知らず、
勝手な先入観を持ったまま、母たちに送っていたのです。^^;

そんな私でしたが、なんとタイムリーに
今日の母の日に、プリザーブドフラワーのアレンジレッスンを受けるチャンスが!
いつも何かと利用しているS百貨店の催しの抽選に当たり、
めでたくレッスンを受けることができました。(^^)

いただいた説明書によりますと、
「プリザーブドフラワーとは、自然の花でありながら人体に無害なオーガニックな薬品で花の樹液を抜き取り、
それを保存液と置き換えると言う方法で、
花本来のみずみずしい美しさをキープするとともに
着色による豊富なバリエーションを持つ全く新しいカテゴリーのお花」と
ありました。
私、だいぶ勘違いをしていたようです。^^;

私が受けた回に集まったのは12人ほどの生徒さんたち。
最初に、メインとなる薔薇と、その周りを囲むカーネーションを選び、
さっそくレッスンへ。

私はメインの薔薇には薄いピンク、そしてカーネーションは少し濃いめのピンクを選んで
ツートンの配色アレンジにしました。

まず、ガラスのお花器に白とピンクのオアシスを敷き詰め、
フレグランスオイルを2.3滴たらすことから始まりました。
薔薇の花、カーネーションはそれぞれワイヤーで茎を作って
緑のテープでテーピングして準備します。
それらのお花の他に、白と淡いピンクの紫陽花もあり、
そちらは主に周りに散らしてデコレーションに活用しました。

難しかったのは薔薇の周りを囲むカーネーションの
小さな花の群を作ること。
一度ばらした花びらを5つぐらいに分けて、その各々を細いワイヤーで括って
小さな一輪にするのですが、
なんせ花びらがデリケートで、強く持つと折れてしまうし、
しっかり持たないと花びらがばらけて一つにまとまらないしで・・・^^;
いや、苦労しました。

最後に全体のバランスを観ながら、また紫陽花を散らし、
ガラスの蓋をしてリボンをかけて完成♪
なかなか、シックな感じに出来上がったと思うのですが、
どうでしょうか。

母の日と言うことで、みなさん、自分のお母様のプレゼントにするべく、
ギフトカードにメッセージを書き込んでいました。
私は自分へのプレゼントなので(笑)、メッセージは書かず、
上から綺麗にラッピングをして、「Thanks」のシールを貼って
持ち帰りました。

帰宅し、さっそく食卓に飾ってみましたが、
なかなかいい感じです。
何よりも心が和みますね。自然と笑顔になります。

とてもいい母の日になりました。

お知らせ

2006年05月13日 09時47分24秒 | 雑感・雑記
昨年までメインサイトでアップしていた「演奏会ノート」を、
今年からブログ形式にし、「乃琶の演奏会覚え書き」としてアップすることにしました。
これは、一つはコンサート後に、すぐに感想を書き留めておきたいと思ったこと、
あまりかしこまらない形式で、書きたいと思ったこと、
そして、今の私の状態なのですが、長時間PCの前に座り続けていることが困難で
一からのページづくりがとても大変なこと^^;が
あります。

今までの演奏会ノートも従来通り、閲覧できるように残し、
今年からは
乃琶の演奏会覚え書き(http://pianoix.exblog.jp/)
で行っていくようにしましたので、
どうぞご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

ただ今、先日のスタインウェイホールコンサートと、ツィメルマンのリサイタルを
一部加筆修正して載せております。
感想などは、今まで通り、覚え書きブログの方でもBBSでも、
どちらでもお寄せください。

なお、これを機にメインサイトのコンテンツのリニューアルも
考えています。
が、これもすぐにはできませんで、少しずつやって行きますので、
(すみません、まだメインサイトトップから「演奏会覚え書き」へリンクさせるコンテンツもできていません。従来の演奏会ノートよりリンクさせています。徐々にやります)^^;
どうぞこれからも長い目で見守っていただければ、と思います。
何卒、よろしくお願いいたします。m(__)m

クリスチャン・ツィメルマンピアノリサイタル

2006年05月09日 23時29分47秒 | ピアノ・音楽

札幌コンサートホールkitaraのある中島公園の桜。


や~、とうとう行って来ました。
ツィメルマンのリサイタル!!

2006年日本公演、一昨日の盛岡に続く2番目、
札幌kitaraでのプログラムは次の通り。


モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調KV.330
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」
ショパン:バラード第4番 ヘ短調
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
グラジナ・バツェヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番

アンコールはガーシュインの3つの前奏曲と、主催者側も曲名が不明の^^;
ノクターンのような曲・・・。
古典から順を追って現代曲まで。
ツィメルマンのレパートリーの深さも伺い知れます。


すごい、もうこの世のものとは思えない綺麗な音。
そして、何と言うか、ツィメルマン自身が音楽、なのです。
ピアノを弾こうとか、音楽をしようとか言うのではなく、
そこに、ただ美しい音楽があってこちらに届けられている、そんな感覚。
優しい曲も激しい曲も、圧倒的な安定感と段違いの完成度で
こちら全部を包み込んでいきます。

もう、最初から最後まで感動しっぱなし、
あっという間の二時間でした。^^;

特に良かったと思ったのはモーツァルト。
最初の音からうわっっと涙が出そうになりました。
元々私はモーツァルトはあまり好きではないのですが、
今日のソナタは別でした。
何と言う音!すごい!美しい!
天上の音楽を聴いているかと思うほどに、良かったです。

聴くところによると、ツィメルマンは常に自分のピアノを持ち歩き、
音響などの効果も充分に研究してコンサートを行っているそうです。
素晴らしい音楽を、最高の環境と条件で
表現しようと言う、その姿勢にも深い感銘を受けました。

客席には著名な音楽家のお姿もちらほら・・。
終演後には、出待ちの人だかりもすごかったです。
私とびびは、すぐに帰って来ましたが。(笑)

ああ、なんだかツィメルマンの音色が耳について離れません。
すごく幸せな気分・・・。
本当に聴きに行って良かったです。

リパッティのショパン/14のワルツ集/舟歌・・・

2006年05月05日 22時01分18秒 | ピアノ・音楽

ショパン/14のワルツ集/舟歌/夜想曲第8番/マズルカ第32番 リパッティ

暖かさが長続きしない札幌です。
特に、2日はものすごく寒くて、私はその日、外に出ている用事もあって
すっかり体が冷えきってしまい、そのせいか?
風邪を引いてしまいました。
とにかく、頭が酷く痛いと言うか、重い。鼻も喉も怪しくて体がだるい。
それで昨日一日、寝込んでいました。^^;
聴けば、実は今頃になってインフルエンザが流行っていたり(すぐ近くの中学で学級閉鎖があったり(@_@))、
気候が不順なせいか、風邪でダウンしている人も多いみたいです。
幸い、私は昨日の夜から頭が重いのが消えて、楽になってきました。
ぶり返すことのないよう、気をつけたいものです。

さて、本題に。
久しぶりにCDを買いました。

ショパン/14のワルツ集/舟歌/夜想曲第8番/マズルカ第32番 リパッティ

以前、某ブログで、お知り合いから「リパッティは舟歌がいいですよ」と
勧められたことがあり、
リパッティのCDはいくつか持っているのですが、舟歌は未聴だったので、
聴いてみたくなりました。
いざ、買おうとしたところ、どれがいいかとこれまた迷ったのですが、
リパッティのワルツも
「告別リサイタル」のだけしか持っていず、
最後に弾かれるはずだった2番だけがこれまた未聴だったので
この機会にきちんとした14のワルツ集も聴いてみようと、
この盤を買うことに決めました。

実はこの盤は国内では既に生産中止です。^^;
しかし、いつも買う山○楽器でメーカーに問い合わせてもらったところ、
ラッキーなことに在庫があり、一昨日私の手元に届いたのです。

さっそく、舟歌から聴いてみました。

素晴らしい・・・。(T_T)もうこの一言に尽きます。
録音ははっきり言ってすごく悪いです。でも、時間や空気を越えて
透明なきらめきが心に届いて来るのです。
息を呑むような美しいトリル、どこまでも優雅な波間に気持ちよく漂いながら
まるで優しい夢を見ているかのような、安らかな舟歌でした。

ワルツを聴いている最中に
「めっちゃ早いね!アシュケナージより早い!」と
びびが言いました。
そうなんですね、リパッティってワルツのテンポ、ものすごく早いんです。
でも、それが弾き飛ばしたり、細かいパッセージが雑になったり
ということはけっしてなく、
終始、ショパンの品格を高め続ける演奏なのですから
全くもってすごい!

ノクターンとマズルカも同様で、
繊細さの中にも芯をしっかり持った演奏に
心打たれました。

またしばらく、このCDを聴き続けたいと思いマス♪(^^♪

リパッティの誰にもまねのできない優美さ、凛とした高貴さを
余すところなく味わうことができる一枚でした。


PS:ちなみにこのワルツ集は1950年の録音です。
1947年録音盤も聴いてみたいなと思いました。