今日は仕事のグチです。
うちの会社は電気機器を製造しています。
私の主な仕事は、何ボルトで何ミリアンペアかを気にすることです。
今年になって、全く別のタイプの仕事が舞い込んで来ました。
部品の外観検査です。
一体何に使うのか?
見ただけではサッパリわからないドーナツ型の部品を、
ひとつひとつ、キズがないか目視検査します。
これが実にうっとうしい仕事でして。
まず部品が油まみれ。機械油でボトボト。
とても汚れます。
さらに!
機械油ってすごぉぉく臭いがキツイんです。
もちろんゴム手袋して、前掛けして、ビニールの腕カバーするんですけど、
半日作業をすると、油に触れた部分だけでなく、とにかく全身が油くさ〜〜〜〜くなってしまいます。
服は言うまでもなく、髪の毛も、髪を止めるゴムも、顔も、パンツまで油臭くなるんです。
ピアノレッスンの日は、大急ぎで帰宅して、シャワーを浴びて全身洗ってからでないと、とても行かれません。
ほんとうに閉口するのですが、仕事ですから仕方ありません。
不良品を見つけるのですから、よーく見なきゃいけません。
もし不良品を通してしまい、それが客先で発覚した場合、えらいことになるらしい。
例えば船に積んで台湾まで行った部品が、1個不良がみつかったせいで全部日本に戻され、全数(何万ですよ)再検査とか。
その責任は誰が取るのか、とか。
そう考えるとすごくコワイです。
じゃあ丁寧にやればよいかといえばそれにも限度があって、
なにせ1個いくらの仕事なので、サッサとやらないと儲かりません。
難しいところです。
それでも不良は取り除かなくてはという思いから、どちらかといえば丁寧さに重きを置いて検査をしていました。
そしたら、お客さん=仕事をくれる会社から
『不良が多すぎる』
とクレームがつきました。
こんなに不良が多いと問題になる、もっと少ないはずだ、というのです。
ハァ?
丁寧に検査したら、感謝されるどころか、文句をいわれてしまいました。
よく話を聞くと、不良が多いとお客さんの社内で問題になり
誰が作ったんだ!と、責任追求されるらしいんです。
どうやらお客さんは、しっかり検査してほしいわけじゃなくて
「検査をした」
という既成事実が欲しいだけみたいなんです。
そうとしか思えない。
でも不良品がさらに下流へ流れた場合は、誰が悪いって、検査した会社が悪くなるんですよ!
実際不良があるのに、たくさん見つけると文句が来る。
不良を通してしまったらもっと文句が来る。
矛盾してますがな。
これでいいのか、日本の製造業。
この検査、前日に部品が届いて、翌日中に検査を完了させなければなりません。
しかも何日に何個くる、ということが全くわかりません。
今はどの事業所もそうだと思いますが、少ない人数で多くの仕事をやらなきゃならなりません。
検査は完全手作業、人海戦術ですから、絶対に借り出されます。
この仕事は割と儲かるらしくて、経営者はこれをやりたがります。
ムリなら断わることもできるのに、可能な限りもらってきます。
ま、そうだろうな(笑)。
でも、我々は本来の何ボルトで何アンペアかを気にする仕事も抱えているのに、
そちらも納期があるというのに、極力、検査に協力することを求められます。
「誰がやるんだよっ!」
従業員は皆文句をいっています。
お客さんが不良を少なく!というので、作業のスピードを上げた(大雑把になった)ところ、ノルマを短時間でこなせるようになりました。
そうしたら余裕ができる、他の仕事に時間を割けると思うでしょ?
なんとノルマが増えました(爆)。
よせばいいのに経営者は「もっとできるようになったよ〜」ってお客さんにいい顔するんです。
人員増やしてから仕事もらってこいっ!バカじゃないのっ!
他の作業をしていると、検査の責任者(専務)から
「いつ検査に入れるか?何時からやれるか?」
「まだか、まだか」
としつっこく、しつっこく言われます。
まるでジャイアンのリサイタルです。
うるせーよ!他の仕事もあんだよっ!
しかも一度検査に参加してしまうと、なかなか離してもらえません。
朝、会社について、検査する部品がドッサリ届いていると、心底ウンザリしてしまいます。