昨日はレッスンでした。
ショパン「スケルツォ第3番 op.39」。
今回は、もう「繋がり」と言う一言に尽きます。
ああ、なんと、自分の中で「ピアノを弾く」と言う意識がいい加減なのか、
ということもものすごく身に染みました。
超ゆっくりのテンポで弾くときも、音符をただ切り取って行くだけでは行けない、
きちんと次への繋がりを意識し、意識するだけではなく、
繋がるように、そうできるような弾き方をきちんとしなければ行けない。
それは頭では私もやっているつもりでした。(~_~;)
そう、「つもり」だったんですよね。
(ー_ー)!!
中間部のコラールとキラキラのところは、私は繋げるために
とにかく拍子にあわせよう、とそのことを主に意識して練習していたのですが、
それはいつの間にか拍子合わせが目標になってしまい、拍子に収まっているものの、曲としての繋がりは薄くてブチッと切れている状態に。これは全くもって本末転倒・・・。^^;
ここでソフトペダルを入れようとしてその緊張も手伝い、よけいばっさり別物にしてしまってもいました。
四声のところは。片手練習をしていたのですが、
まだまだメロディをくっきりと浮かび上がらせると言うことができていず、繋がりが曖昧。
その他、冒頭の四連符から最初のfまでの繋がり、
オクターヴになってfの連続、その旋律の繋がり、
そのどれもがものすごく中途半端な意識での下、繋がっていなかったのでした。
そんな私に先生は根気よく、具体的に詳細にアドウ゛ァイスをしてくださいました。
特に、オクターヴのf連続のところは
自ら弾いて体の使い方や姿勢を見せてもくださいました。
きちんとしたフォームで弾かないと、手を痛める原因になりますし、
なにより肝心要の音質や音色が悪くなる、
そしてそれらの音の質が悪ければ、当然繋がって聴こえるように弾けないと言う訳なのです。
先生の弾き方と自分の弾き方の違いはどこなのか？
腕や肩の使い方、手の構え、etc・・・・。
一生懸命見て、先生のお言葉も聴いて考えながら、
何度かトライするも、自分の緊張すると出る悪い癖、肩や首に来たり、手首があまりにも不安定すぎたり・・・。
まだまだ掴めた！とは言えない状態です。
でも、何度かやっていくうちに
音は良くなって来て、弾きやすい方向には来るようになりました。
本当にまだまだ、まだまだ改善すること、てんこ盛りですけど
最初に弾いたときよりは良くなって来ていると言うことで、
この方向性できちんと練習するように、と先生からも言われました。
また、体が楽になったり、疲れない弾き方であったりというのも
大事なことですが、
やはり一番大事なことは「音」である、という本来の原点ももう一度再認識させていただき、
気が引き締まる想いでした。
とにかく、譜読みを始め、進めて行くと言う最初の段階からでも
速いテンポで弾くときと同じように
何と言うか、高い意識を持って逐一、立ち止まって
ここはこの弾き方で本当に繋がっているのかな？と確認しながら進めて行かなければ行けないところを
つい、最後まで弾きたくて音だけを追って行ってしまったと言う、
私の極めて低い意識のなせる結果が顕著に^^;現れたと言うことですね。
先生にも言われた通り、もっと部分練習を、それも明確な方向性と意識を持ってやらないと行けないと、痛感しました。
深く反省です。
正直、こんな浅はかな自分に落ち込みもしましたけど、(^_^;)
それだけにいつも以上にレッスンの有り難みが、もう染みるなんてものじゃない、
ガツンと脳天に（笑）響く、いや刺さり（爆）ましたね。
自分の甘さ、意識の低さにはショックでしたけど、
本当に今このときに、レッスンできちんと方向を修正されるように指導を受けたことは
この先、スケルツォを仕上げて行く上で、とても大きな意味のあることであり、
ああ、本当に手遅れにならなくて良かった、という想いでいっぱいです。
先生、どうもありがとうございました！m(__)m
ショパン「エチュードop.25-1エオリアンハープ」も
少しだけ見ていただきました。
主旋律を打つタイミング、そのことに気をつけて練習して行きたいと思います。
次回のレッスンは年末になります。
それまで、今回教えていただいたことを根性出して（久々にこの言葉使った^^;）
踏ん張って、「繋げる」ということ、
じっくり取り組もうと思います。まずは録音を聴き返す復習から始めようっと！
PS:札幌は昨日から雪です。写真はレッスンのあと、札幌駅前で撮ったもの。
私事ですが、ものすごく気がかりで三、四日心配だったことも昨日解決できて、すっきりしました。
年末に向け、忙しくなって来てますが、練習がんばらなくちゃ。(^^♪
