今日(19日)はレッスンでした。
今日は手短に(笑)行きます。
ラヴェル「水の戯れ」。
どうも、ぶつぶつと細切れになっています。
最初から、拍を数えているみたいに頭降って弾いてしまうし^_^;、中途中途で
小さなパーツに区切ってるみたいに、ぎこちない流れのままに弾いてしまっていました。
どうも、この一週間、ペダルなしのタッチとか、部分練習を主にやったせいかな?^_^;
いかにもこういう練習をしました、と言う演奏に・・・。
そう言う練習はもちろんすごく重要、特にこの曲は細かな音符はいっぱいだし、しょっちゅう音型も変わり、また拍子も変わるので、テンポ感の安定とか拍をちゃんとするというのはすごく重要なのですが、その練習のために区切った小さな固まりがいかにもこうあります、みたいに弾いてはこの曲の美しさが台無し・・・。
私、弾くに当たって、まずこの意識が足りなかったんですね。
「水」なんだし、「戯れ」ていなければならないんだから^_^;、様々に表情や強さ、形態は変わっても、流れ続けていかなければ行けない。
まさにこの曲の原点?に戻って、それを意識しつづけることを言われました。
「つなげる」、そしてそれ以上に「先へ流れていこう」と思うこと。
この意識を強く持って最初の1ページを弾いたら、初めに弾いた時とは雲泥の差!?
そして労力も半分以下?!一等最初に弾いたときは、それこそあちらこちらの気にかかる場所を気にしながら、気を遣いながら、1ページ何とかクリアした、と言う感覚だったのですが、でもそう怖々と気を遣った割りにはスムーズに弾けていなくて、ぎこちなくて・・・。で、後に弾いた方は、なんだろう、ある流れに自分が自然にのっかって、さ~っとここまで来ちゃった・・・と言う感じなのです。
部分練習もものすごく大事、そして弾き通す際にはまた別の意識がもっと大事、そしてそのほかにもピアノを弾くに当たっては色々なことが大事・・・。
自分にとってどの部分が今、足りないのかとか、今の時点で良い演奏をするためにはどこをより意識したらよいのかとか、そう言うことって、自分で気がついて対処していくのってものすごく難しいことだと思います。ましてや一朝一夕で身に付くことではあり得ないし・・・。
こういうセンスを磨ける場がレッスンなんですね。曲の完成度を高め、自分のレヴェルアップにも繋がる大事なキーポイント、でも非常にデリケートな部分、そこを的確に見極めて適切で具体的なアドヴァイスをくださる、先生のレッスン、計り知れない価値を今日もまた心底感じました。
その他、音がいっぱいのところでは、ちゃんと一つの線を描くこと、和音ではクリアな響きのため、余計な音に少しでも触れたりしないように・・・とか(~_~;・・・極めて基本的なこと、でもいつまでもとても大事なことを、じっくりと教わりました。
ショパン「ポロネーズ0p.71-1」。
非常に久しぶりに見ていただいたので、なんだか最初に弾いたときには緊張してしまい、なんだかぎこちない感じになってしまいました。^_^;
でもそんなことよりも何よりも、やはりこちらでも鍵は「細切れにならないこと」。
一小節にdim.が三つあると、無意識的に三つに分けて弾いていたり、装飾音がたくさんあると、その度に一部品みたいに感じて弾いてしまってみたり・・・。
ぎこちなくて、スムーズに進んでいかない理由は、主にこちらのせいでした。(^◇^;)
次に、右と左のバランスの悪さを改善。と、すると、第一主題のところが、驚くぐらいに綺麗にきこえるようになりました!?\(◎o◎)/!すっかり完全にできてはいないのですが、こうした細かいところを気をつけただけで、その場ですぐに演奏が見違えました!
ああ、やっぱりちょっとしたことだけど、これだけ演奏を左右することなんだ、すごいことなんだなと、気づかされました。
次に、他の箇所では堂々と弾くべき部分、そしてそのあとで抜けて軽く弾く部分というところを、全く逆に考えていました。^^;
きちんとあるべき形に戻すように弾いたら、曲が引き締まって弾き心地も俄然良くなりました♪(^_^)
まだまだ楽譜の見方がわかっていません。でも、早く仕上げる必要は全くないのだから、こちらもレッスンでひとつひとつ学んで、勉強していくだけです。
やることは永遠に尽きませんが、一度でも一瞬でもできたときの、曲の美しさと言ったら・・・もう、本当に鳥肌もので・・・。このときに味わった何にも代え難い喜びというか、快感というか、そう言うありのままの気持ちをちゃんと感じて、ほんのちょっとのことでもできたことの進歩をきちんと受け止めていく・・・これからもこの先、大事にして、練習を続けたいと想います。
これが上達への道でもあると思うから・・・。
ということで、今日も手短にはなりませんでしたね。(笑)